2017年10月29日日曜日

クラウドクレジットの評判と評価|1年間投資した私が本音で語ります!

クラウドクレジットで投資を始めたのが2016年10月で、それからちょうど1年が経過しようとしてます。

ちょうど良い機会なので、クラウドクレジットの評判や評価を交えつつ、自分の経験談をまとめたいと思います。

 

他のソーシャルレンディングとクラウドクレジットの違いをしっかり理解できるように丁寧に書き上げますので、長文となることご容赦ください。

 


公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit

 

ソーシャレンディングとは?

クラウドクレジットが提供する金融サービスはソーシャルレンディングというものに分類されます。

ソーシャルレンディングとは個人や企業へのローンの一種であり、個人の投資家(貸し手)と個人や企業(借り手)との仲介を行う金融サービスを指します。

 

【ソーシャルレンディングのイメージ図】

 

クラウドクレジットとは?

ソーシャルレンディングを提供する会社は国内に多数あり、2017年10月時点で20社を超えていると言われています。

そんななかでも業界他社にないユニークな特徴が多いため、いろんな意味でクラウドクレジットは評判のソーシャルレンディングです。

主な特徴をあげると・・・

  1. 融資先が海外に特化していて、高い利回りのファンドを提供
  2. ファンドがバラエティに富み、投資家は社会的な意義を感じることができる
  3. 伊藤忠商事などの有名企業から出資を受け、業界内・外からの期待値が高い

 

国内ソーシャルレンディング事業者が国内の不動産業向け融資が多く占める中、クラウドクレジットは海外で、且つ様々な分野に融資しています。

分散投資を意識したポートフォリオを組みたい人にとっては、興味深い投資先でしょう。

上記の3つの特徴をもう少し詳しく解説します。

 

高い利回りのファンドが多い

まず1つ目の特徴は、投資家がなんといっても大好きな「高利回り」なファンドが多いという点です。

ソーシャルレンディング業界レポートでは、利回りの平均値は8%前後と言われているため、9%を超えてくると高利回りとみられます。

(参考:CROWD PORTの利回りの情報より)

 

そこで、クラウドクレジットで募集中のファンド利回りを見てみると・・・

利回り10%越えのファンドが複数あります!!

 

これはクラウドクレジットのファンドでは珍しいことではなく、9%~13%程度の利回りなら、たびたび募集されてます。

ブログを運営する中で他のソーシャルレンディング事業者と見比べますが、他社よりクラウドクレジットが高利回りであるという評判には納得感があります。

 

投資家は社会的な意義を感じることができる

2点目の特徴は、投資家が社会的な意義を感じながら投資できる点です。

 

国内のソーシャルレンディングは不動産関連業者へ融資する傾向にあります。

しかしクラウドクレジットは世界の個人や法人、そして事業やローンに対して投資を行っています。

【各国の提携金融企業】

つまり投資先に偏りがなく、いろんな国・対象者・事業に対して融資しています。

 

また、クラウドクレジットのファンドのタイトルを見ると・・・

  • バルト三国自動車リースファンド
  • 東欧金融事業者支援ファンド
  • カメルーン中小企業支援プロジェクト ・・・etc

なんだか、世界の人たちの役に立ってる!って感じが伝わってきませんか?

 

私は勝手ながら、「社会的な使命を背負ったソーシャルレンディング」だと思い、利回りの高さ以上にその使命感に萌えながら投資してます。(笑)

 

伊藤忠商事などの有名企業から出資を受けている

3点目の特徴は、伊藤忠商事などの有名企業がクラウドクレジットの事業に出資している点です。

 

ソーシャルレンディングの最大のリスクは、ソーシャルレンディング事業者がまともな会社であることを判断できるか否かだと私は考えてます。

経営がうまくいかなかったり、最悪、投資詐欺をはたらくようなケースも考慮して、投資家はしっかりチェックをする必要があります。

実際、管理体制の不備によって行政から業務停止命令を受け、返済遅延が起きてるソーシャルレンディングもありますし・・・。

【関連記事】

みんなのクレジット|7月返済に遅延発生!訴訟問題へ発展か?

みんなのクレジット|重要なお知らせ!これって詐欺じゃないの?

 

しかし、ソーシャルレンディング事業者はスタートアップが多く、投資家が得られる情報も少ないため、チェックのしようがないのが正直なところです。

 

そんななか、クラウドクレジットは多数の企業から出資を受けているため、第3者の中立的な関りが入っている点が評価できます。

クラウドクレジットに出資する伊藤忠商事やマネックスグループは上場企業であり、普通の企業よりよっぽど厳しいチェックを行うだろうと予測できます。

こういった大手企業が信用して出資しているのは、他のソーシャルレンディング事業者と比較してクラウドクレジットの大きなアドバンテージだと私は考えてます。

 

【クラウドクレジットに出資する主な企業】

 

ここまでクラウドクレジットの特徴を簡単にまとめました。

 

もっと詳しく知りたい!という人は、YouTubeに公開されているクラウドクレジット社の定期的セミナーを閲覧することをおすすめします。

社長の杉山さんもお話されていて、必見です!

 

公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit

 

クラウドクレジットのリスク

ここまでクラウドクレジットの特徴を「良い面」から説明してきました。

次は逆に投資家にとってデメリットとなりうるリスクについて解説します。

 

リスクが高い

先ほどクラウドクレジットのファンドは高利回りだと紹介しましたが、これは相対的にリスクも高くなることを意味します。

投資は原則ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの世界ですので。

 

多くのファンドが利回り9%~11%のリターンを得ているようですが、いくつかは非常に低い利回り、さらにはマイナス利回りになったファンドもあります。

【クラウドクレジットファンドのリスクリターンのマップ】

 

ハイリターンゆえ、元本割れが起こるリスクがあることを覚悟する必要があるわけです。

1つの案件の元本割れや返済遅延で大きなダメージを受けないためには、株式投資などと同様で分散投資が重要であると言えます。

 

為替の影響を受ける

クラウドクレジットが融資するのは海外の個人や法人であるため、必ず為替リスクが生じることになります。

 

クラウドクレジットは、為替ヘッジあり・なしの2パターンで資金を募集するため、為替リスクを回避する、もしくは回避せずに為替差益を狙うことを自由に選ぶことができます。

為替の知識があって、ある程度予想ができる人は「為替ヘッジなし」を選べば良いでしょうが、そうでない人は「為替ヘッジあり」の方が無難だと思います。

 

ちなみに他のソーシャルレンディング事業者であれば、事業者ごとに為替ヘッジのあり・なしが決まっているため、クラウドクレジットの方が投資家にとって自由度の高い投資ができます。

参考ー海外ファンドを手掛ける他のソーシャルレンディング
  • アメリカンファンディング :為替ヘッジあり
  • ガイアファンディング :為替ヘッジあり
  • クラウドリアルティ :為替ヘッジなし
  • クラウドクレジット :為替ヘッジあり・なしを選択可能

※2017年10月28日時点

 

 

私のクラウドクレジットの運用実績

ここまでクラウドクレジットの評判やリスクを机上で説明してきました。

このブログを読んでくださっているみなさんが気になるのは、本当のところ儲かるの?危険じゃないの?といったことでしょう。

そこで、実際にクラウドクレジットに投資している私の運用実績を公開します。

 

保有ファンドの一覧

マイページの「保有ファンド一覧」のタブを押すと、上図のように現在保有中のファンドが一覧で表示されます。

 

2017年10月10日時点で以下の6つのファンドで運用中です。

案件名 利回り 担保 返済期間
ペルー小口債務者支援プロジェクト23号 10.5% なし 36か月
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド19号 9.0% なし 7か月
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド20号 8.5% なし 7か月
東欧金融事業者支援ファンド17号 9.5% なし 7か月
【為替ヘッジあり】東欧金融事業者支援ファンド25号 9.4% なし 13か月
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド12号 12.7% なし 13か月

 

平均期待利回りは9.9%と、さすがに高い利回りです。

しかしファンドの中には「ロシアルーブル建て」など未知なものも含むため、元本割れしても仕方ないと腹をくくって投資している部分もあります。

 

分配金レポート

ファンド一覧の画面にある「分配金レポート(個別)」から、ファンドの分配金月次推移を確認することができます。

下図はペルー小口債務者支援プロジェクト23号の分配金レポートです。

 

毎月のように\4,000前後の分配金が支払われていることが分かります。

クラウドクレジットは、投資中のファンドに関するレポートが豊富で内容も濃いため、私のように運用の詳細まで知りたい人からは高い評判を得ているようです。

 

クラウドクレジットを始める方法は?

ここまでクラウドクレジットの概要や私の投資実績を紹介してきましたが、興味がわいてきましたか?

ここからはクラウドクレジットで実際に投資を始めたい人向けに、口座開設方法と投資を始めるまでの流れをご紹介します。

大きな流れは以下の通りです。

  1. 口座開設の手続き
  2. 初回入金
  3. ファンドに申し込む

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

口座開設の手続き

クラウドクレジットの口座開設はクラウドクレジットのホームページから手続きします。

以下のリンクをクリックしてください。

公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit

 

下図のページに移行したら、トップから少し下に進んだところにある「無料新規登録」のボタンから口座開設へ進むことができます。

 

その後は指示に従って入力を進めれば、問題なく口座開設ができるはずです。

 

口座開設手続きを終えると、すぐにクラウドクレジットから認証用のメールが届きます。

メールが届いたら、案内に従ってマイページに遷移し、初回ログインが完了します。

 

また、数日後にクラウドクレジットからハガキが届き、「お客様のコード」が記載されてますので、それをマイページで入力すれば、口座開設手続きは全て完了となります。

 

クラウドクレジットに入金

クラウドクレジットは予め預託金口座に入金して起き、ファンド申し込み時に預託金口座から必要な金額を引き落とすという仕組みを取っています。

ネット株式口座と同じ仕組みです。

 

この預託金口座へ入金する際は、下図の「入出金・口座情報」から振込先情報を確認し、ATMやインターネットバンキングで振り込みましょう。

クラウドクレジットのファンドは最低投資額が1万円で、1万円単位の投資となるため、振り込む金額には注意しましょう。

ちなみに振込手数料は投資家負担になりますので、できれば振込手数料が無料のネット銀行等を使いたいですね。

 

ファンドに申し込む

預託金口座に入金したら、いよいよファンドに申し込みできます。

マイページの「トップ・お知らせ」の画面には、下図の通り現在募集中のファンドが一覧表示されます。

気になるファンドがあればファンド名をクリックすると詳細画面に遷移します。

 

各ファンドの詳細は下図のような画面ですので、ファンドに投資したいと思ったら、画面右下の「ファンドに投資する」ボタンをクリックします。

その後は案内の通り進めていけば、特に契約の手続きで困る点はないでしょう。

 

まとめ

今回の投稿では、クラウドクレジットの評判・評価を交えつつ、自分の経験談をまとめました。

クラウドクレジットは融資先が海外に特化していて、高い利回りのファンドを提供しています。

また伊藤忠商事などの有名企業から出資を受け、業界内・外からの期待値が高く、順調に投資家数を増やしていっています。

 

しかし、利回りが高いのはもろ刃の剣であり、一部のファンドは期待利回りを下回ったり、マイナス利回りとなる案件があることに注意が必要です。

クラウドクレジットはファンドに関して多くの情報を発信してくれるため、投資家自身がしっかりファンドの選定を行いましょう。

 


 

以上、本日はここまで。

今回はクラウドクレジットの評判・評価を織り交ぜながら、ファンドへの投資申込み方法まで解説しました。

それでは!

 

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2017年10月25日水曜日

ロボアドバイザー比較|THEO vs WealthNavi vs 楽ラップを運用実績付きで比較!

近年、ロボアドバイザーが話題となっていて、新設ベンチャー企業、証券会社、銀行などがこの分野にどんどん参入してきています。

投資の知識は一切不要、最先端の人工知能(AI)を持つソフトウェアロボットが、人間の代わりに資産運用をしてくれる、遠い未来のようにも聞こえる話が現実になりつつあります。

 

この投稿では、日本を代表する3つのロボアドバイザー:THEO、WealthNavi、楽ラップを運用実績付きで徹底比較します。

 

ロボアドバイザーとは?

「ロボ・アドバイザー」とは、AI技術(アルゴリズム)を用いておすすめの投資商品を紹介してくれたり、ポートフォリオを自動運用してくれたりするサービスです。

アメリカやヨーロッパにおいて近年著しく成長していましたが、日本でも2016年から普及が本格的に始まりました。

日本でのロボ・アドバイザー運用資産は2016年に約240億円でしたが、そこから年平均プラス172%の成長を続け、2020年に約1兆1,400億円へ拡大すると言われています。
(参考:http://ift.tt/2zDQuc5

 

ロボアドバイザーのメリット

投資家から見たロボアドバイザーのメリットは、

  • 複雑な分散投資運用を完全にお任せできる
  • コストが安い

という2点があげられます。

 

「複雑な分散投資運用を完全にお任せできる」というメリットだけであれば、従来からファンドラップという商品を銀行や証券会社が扱っています。

ファンドラップは投資家の運用方針を聞き、期待リターンとリスクに照らしてオーダーメイド型の投資を提案してくれるものです。

ファンドラップであれば運用方針に沿ったポートフォリオ作りや、資産のリバランスなどを全て投資のプロが行ってくれるため、忙しい人や投資の知識がない人にとって、本来は嬉しい投資サービスのはずでした。

 

しかし日本のファンドラップは、契約時の手数料やポートフォリオの維持費用が非常に高く、投資の専門家から「最悪な金融商品」と問題視されてきました。

【ファンドラップに関して詳しく知りたい人はこちら】

ラップ口座|ファンドラップは手数料だらけの金融商品

 

ロボアドバイザーがファンドラップのデメリットを解消

そんな「最悪な金融商品」のファンドラップが抱える「コスト」の課題を解決したのがロボアドバイザーでした。

ファンドラップにおいて人手で行っていたポートフォリオ組成や運用中のリバランスを、人工知能(AI)を搭載したソフトウェアが自動で行うことによって、無駄な人件費をカットしたのです。

 

「ロボットに資産運用を任せて本当に大丈夫か?」

という不安の声も聞かれますが、ロボアドバイザーは、投資家の投資方針や過去のデータにもとづいて判断を行っているだけで、基本的にファンドラップのプロ運用者の行為と変わりありません。

むしろ圧倒的なスピードで、過去データを使って正確に判断できるといった点では人間より優れた一面も持ちます。

 

日本市場における評判のロボアドバイザーとは?

欧米で先行して普及しましたが、2016年から日本でも様々なロボアドバイザーが登場してきてます。

日本では、おそらくこの3サービスが代表的なロボアドバイザーと言えると思います。

  • THEO(お金のデザイン 社)
  • WealthNavi(ウェルスナビ 社)
  • 楽ラップ(楽天証券 社)

一つずつサービス内容を詳しく見ていきましょう。

 

THEO

【サマリー】

費用:預け入れ資産の1%(年率)
投資対象:海外ETF 約40種類
特徴:日本のロボアドバイザーの先駆者、金融機関との提携も多数手がける

公式HP:THEO

 

日本のロボアドバイザーにおける先駆者であり、今回比較する3社の中で最も早くからサービスを開始しました。

「お金のデザイン」というベンチャー企業が展開しているTHEOは海外ETFを投資対象としており、一般人では手が届かないような世界中の株式・債券・不動産・商品などに分散投資が行えるようになります。

 

THEOの始め方

サービス開始方法はいたってシンプル。

簡単な質問に答えるだけで最適なポートフォリオを構築してくれて、状況に応じて自動的に売買を行ってリバランスする機能も有しています。

最低1万円の投資元本から始めることができるため、最低投資金額は業界でもかなり安い方だと思います。

 

公式HP:THEOの無料診断を試してみる

 

THEOのポートフォリオに組み込まれる投資商品

取り扱う海外ETFはおおよそ40銘柄ほどで、日本のロボアドバイザーの中では最も豊富な投資先を持っています。

対象のETF銘柄が多いということは投資家ごとに様々な組み合わせパターンを作れるわけですから、THEOは本当の「オーダーメイド型」資産運用と言うこともできるでしょう。

 

THEOの費用

THEOの運用手数料は預入資金に対して年間1.0%の手数料がかかり、この手数料を月割りで支払います。

また運用資産が3,000万円以上と高額な部分については、半額の0.5%となります。

 

上記以外でETFの売買時の手数料や維持にかかる費用が別で請求されることはありません。

THEOの費用は年間1.0%と明朗会計であることだけ覚えておきましょう。

 

WealthNavi

【サマリー】

費用:預け入れ資産の1%(年率)
投資対象:海外ETF 約7種類
特徴:ノーベル賞を受賞の論文を参考にした投資アルゴリズム

公式HP:WealthNavi

 

THEOのライバルと目されるのが、WealthNavi(ウェルスナビ)です。

設立は2015年というのもTHEOと同じで、投資対象が海外ETFであるのも共通点です。

ベンチャー企業とはいえ、WealthNaviに対しては三井住友・みずほ・三菱UFJなど名だたる銀行系ベンチャーキャピタルが出資しており、信用度は高いことが分かります。

 

WealthNaviの始め方

WealthNaviもTHEOと同様で、わずか1分で完了してしまうほどのシンプルな無料診断からスタートすることができます。

無料診断で投資嗜好にあったポートフォリオの提案を受け、内容が気に入れば口座開設手続きを行うという流れです。

 

公式HP:WealthNaviの無料診断を試してみる

 

一方でWealthNaviの残念な点は、最低投資額が30万円と高額である点です。

実はこれでも最低投資額のハードルはかなり下がった方で、今年の7月までは100万円が下限になっていて、ちょっとお試しで投資できるサービスではありませんでした。

ライバルのTHEOの最低投資金額が1万円なのに、なぜWealthNaviは30万円なのか?

これには理由があるようです。

 

WealthNaviのDeTax(デタックス)機能

WealthNaviのサービスを使っていると、安ければいいってわけじゃない!という自負が見え隠れするような、高機能が備わっているように見えてきます。

例えば、WealthNaviはDeTax(デタックス)という強力な機能を持っています。

DeTax(デタックス)とは、WealthNaviが投資するETFから配当金を得る際に税金が生じそうになる場合に、合わせて運用損失が出ているETFも売却することで利益と損失の相殺を生じさせ、税負担を軽減することを目的とした機能です。

ロボアドバイザーは長期投資を前提にする投資家が多いでしょうから、税金負担を軽減するDeTax(デタックス)機能は長い目で見ると大きな効果を発揮するでしょう。

 

WealthNaviのポートフォリオに組み込まれる投資商品

THEOと同様で海外ETFに分散投資し、運用状況に合わせて自動的に資産のバランスを整える売買も行ってくれます。

WealthNaviの対象とするETF銘柄はわずか7銘柄ですが、その7銘柄自体に様々な株式銘柄や債券銘柄などが含まれているため、分散投資の本質は抑えることができてます。

 

WealthNaviの費用

WealthNaviの運用手数料も預入資金に対して年間1.0%の手数料がかかり、この手数料を月割りで支払うというもので、THEOと全く同じです。

上記以外でETFの売買時の手数料や維持にかかる費用が別で請求されることはありません。

 

楽ラップ

【サマリー】

費用:預け入れ資産の0.88%~1,28%(年率) ※2種類の手数料コースから選択
投資対象:インデックス投信信託 約15種類
特徴:低コストのインデックス投資信託で運用

公式HP:楽ラップ

 

そしてTHEOとWealthNaviに続くのが、楽天証券が提供する楽ラップというロボアドバイザーで、2016年7月からサービス提供が始まりました。

ネット証券ならではの「低コスト」、「小額からの運用」のメリットを維持しつつ、簡単な質問に答えるだけで最適なポートフォリオを構成し、状況に応じて自動売買してくれるロボアドバイザーの機能もバッチリ有してます。

 

楽ラップの始め方

楽ラップは楽天証券口座を持つ投資家であれば誰でも簡単に始めることができ、逆に言えば、楽ラップを始めたい人は楽天証券口座の開設が必要です。

 

投資初心者にもやさしい楽ラップは、最低10万円の運用資産で申込みできるため、THEOに次いで少額から運用をスタートできます。

 

サービス開始方法はいたってシンプル。

簡単な質問に答えるだけで最適なポートフォリオを構築してくれて、状況に応じて自動的に売買を行ってリバランスする機能も有しています。

 

公式HP:楽ラップの無料診断を試してみる

 

楽ラップのポートフォリオに組み込まれる投資商品

ポートフォリオに組み込まれる投資商品はインデックス投資信託であり、他のロボアドバイザーと楽ラップの一番の差別化要因でもあります。

 

通常はETFよりも投資信託の方が手数料は安いのですが、「たわらノーロード」シリーズなどはETFと遜色ないレベルにまで手数料の安さを追求した投資信託です。

その結果、楽ラップは世界中の株式、債券、REIT、商品などの投資商品を組み込み、且つ手数料の安い約15種類のインデックス投資信託で運用することになります。

 

楽ラップの費用

楽ラップの手数料はTHEOやWealthNaviよりも少しだけ複雑で、2種類の手数料体系から選んで投資することになります。

  1. 固定報酬型
  2. 成功報酬型

1、固定報酬型

固定報酬型の手数料は以下の通りです。

  • 運営・管理費用:運用資産の約0.7%
  • 投資信託の信託報酬:平均0.28%(組み入れる商品によって変動)
  • 信託財産留保額等の臨時費用:0~0.3%

合計で年間運用資産の0.98%~1.28%のコスト

 

2、成功報酬型

  • 運営・管理費用:運用資産の約0.594%
  • 投資信託の信託報酬:平均0.28%(組み入れる商品によって変動)
  • 信託財産留保額等の臨時費用:0~0.3%

合計で年間運用資産の0.88%~1.18%のコスト

上記のコストに加えて、成功報酬部分として「運用益の積み上げ額 × 5.40%(税込)」が年に1回引き落としされます。

 

2つの手数料体系のいずれを選択しても預入資産の約1%前後の年間費用ということで、THEOやWealthNaviと大差ないことがわかります。

つまり、3つのロボアドバイザーを比較するうえで重要なのはコスト以外の部分、例えば運用パフォーマンス、管理画面の操作のしやすさ、情報の豊富さなどが重要であることが分かりますね。

 

THEO vs WealthNavi vs 楽ラップの運用実績を比較

ここからは3つのロボアドバイザーの運用実績を比較したいと思います。

各ロボアドバイザーの実績を公開しているブログは多数ありますが、これらの実績を比較している記事は少ないので、きっと参考になる情報をご提供できるでしょう。

それでは、始めます!

 

前提条件

まずは比較の前提条件です。

  • わたしが実際に投資している実績をもとに比較するものであり、他の人が運用すると違う結果になる可能性はあります
  • ロボアドバイザーが提案してきたポートフォリオを手動で加工せず、そのまま運用しています
  • 3社それぞれ運用開始時期が異なるため、最後に投資を開始したWealthNaviの9月20日時点を「1」とみなし、その後の運用パフォーマンスの増減率を比較する

 

3つのロボアドバイザー運用実績の比較を公開!


(上図は2017年10月時点)

上図が比較開始1か月後の運用パフォーマンスとなります。

トップがTHEO、第2位がWealthNavi、第3位が楽ラップの順番となってます。

 

まだ比較を始めたばかりなので、この時点で優劣を語ることはできません。

今後、この3つのロボアドバイザーがどのようなパフォーマンスの推移を見せるか、本当に楽しみです!

 

【各ロボアドバイザーの運用実績の詳細はこちら】

WealthNavi|利回りは?運用実績をブログで公開(2017年最新版)

THEO|ロボアドバイザーの運用実績をブログで公開(2017年最新版)

楽ラップ|ロボアドバイザーの運用実績をブログで公開(2017年最新版)

 


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年10月21日土曜日

不動産投資|秘伝!効率的に物件を探すコツをご紹介

今年、新築アパートを購入し、念願の不動産投資スタートを達成!

ついに大家になれました。

振り返ると2016年4月から不動産を探し始め、紆余曲折あって購入に至りました。

不動産投資を始めるまで何が一番大変だったか?と問われると、即答で「物件探し」と答えるでしょう。

そこで今回は、物件探しを少しでも効率的に探すノウハウをご紹介したいと思います。

 

不動産投資の物件探しが難しい理由

まず、不動産投資の物件探しがなぜ難しいのか?を考えた時に、私は大きく3つの理由・原因があると思います。

それらを体系的に整理して考えられるようになると、物件探しが一気に効率的になるでしょう。

 

物件探しが難しい理由① 物件選びの基準がわからない

不動産に限らず、投資商品は選ぶ基準を明確にすることが大切です。

じゃあ、どんな基準?がわからない人は多いでしょう。

不動産投資の書籍を読んでも「駅近がいい」とか、「表面利回り12%、実質利回り10%以上」とか、「地方のボロ物件こそ宝の山だ」とか・・・

どうやって選んだら良いのでしょうか。

 

物件探しが難しい理由② 不動産物件には4種類ある

不動産投資の賃貸用物件には以下の2つの軸で違いがあります。

  1. 新築か?中古か?
  2. 区分か?一棟か?

これを組み合わせると不動産物件が下表の4種類に分かれるのですが、やみくもに物件を探すべきか?

もし絞るなら、どういった理由で絞るのか?

新築 区分
一棟
中古 区分
一棟

 

物件探しが難しい理由③ 情報量が多すぎる

不動産物件探しをする方法は無数にあります。

例えば・・・

  • インターネットの不動産物件Webサイト
  • 不動産デベロッパー
  • 不動産仲介業者
  • 町の不動産屋さん
  • 兼業ファイナンシャルプランナー
  • 不動産関連セミナー

そして、これら代表的な物件探し方法の中にも無数の業者やサービスがあるため、情報量がハンパなく多すぎて、どこから選んで良いのか分かりません

 

以上、ここまで不動産物件探しを難しくする3つの理由について説明してきました。

【不動産物件探しを難しくする理由のまとめ】
  1. 選ぶ基準が分からない
  2. 不動産物件に4種類あってどこを狙えば良いのか分からない
  3. 情報量が多すぎて、どこにアクセスして情報収集すべきか分からない

 

不動産投資の物件探しを効率的に考えるコツ

ここからは、不動産投資の物件探しを難しくする3つの理由について、体系立てて課題を整理しつつ、解決する方法を見ていきましょう。

 

物件探しのコツ① 物件選びの基準

そして不動産投資における絶対的な3つの基準があります。

それは・・・

  1. 立地
  2. 利回り
  3. 稼働力

です。

 

残念ながらこの3つの条件が全て揃う物件はほとんどなく、特に「立地・稼働力」と「利回り」はトレードオフ※ の関係にあります。

つまり「立地・稼働力」が良ければ「利回り」が低くなり、「立地・稼働力」が悪ければ「利回り」が高くなりがちであるということです。

 


(「立地・稼働力」と利回りのトレードオフ関係のイメージ図)

 

このトレードオフの関係は、「安全性」と「収益性」のトレードオフの関係とも言い換えることができます。

どちらを重視すべきか?の正解はなく、安全性を取るのか収益性を取るのか、これは投資家自身が判断する必要があります。

 

ただし安全性を重視しすぎると不動産投資が恒常的に赤字になって持ち出しが発生するようになり、不動産投資ならぬ不動産出費になる危険性があります。

 

不動産投資をする目的は何ですか?という問いに対して、多くの人が不動産投資に安定的な収益を求めているはずで、不動産出費になるのは本末転倒ですよね。

 

【用語解説】

トレードオフ:ある条件が良くなればもう一方の条件が悪くなる、ある条件が悪くなればもう一方の条件が良くなる関係、負の相関関係

 

物件探しのコツ② 不動産物件種類を安全性と収益性で考える

どんな物件?には2つの軸があります。

それは、

  1. 新築か?中古か?
  2. 区分か?一棟か?

の2軸です。

 

新築か?中古か?

1つ目の「新築か?中古か?」は、その不動産を最初に所有するのが自分か否かです。

新築の良さは、物件が新しいがゆえに賃貸が付きやすい点があげられます。

一方で中古の良さは物件価格が新築時より下がっているため、利回りが高い傾向にある点があげられます。

つまり、

  • 新築:安全性を重視した投資
  • 中古:収益性を重視した投資

となります。

 

区分か?一棟か?

次に2つ目の「区分か?一棟か?」は、マンションの1室を経営するか、丸ごと経営するかの違いです。

区分の良さは、物件価格が抑えられるため手軽に始められることでしょう。

一方で一棟の良さは、自己資金を抑えて大きな金額を融資でまかなうため、レバレッジが効いて収益力が上がることでしょう。

つまり、

  • 区分:安全性を重視した投資
  • 一棟:収益性を重視した投資

 

しかし一棟の安全性を考える際には、違う考え方もあります。

一棟は2~3部屋が空室でも空室率が100%になることはないため、見方によっては一棟も安全性を重視すると言える部分はあります。

それでも一棟ものの金額の大きさ、特に銀行融資を受けた際のレバレッジの大きさを考えると、安全性には懸念があります。

 

以上の内容から、「新築と中古」・「区分と一棟もの」の2軸について安全性と収益性も掛け合わせて整理すると、下表のようになります。(あくまで個人的見解です)

安全性 収益性
新築 区分 ×
一棟
中古 区分
一棟 ×

 

つまり不動産物件の種類を選ぶ行為とは、

  • 安全性と収益性のどちらを重視するか?(新築区分と中古一棟)
  • 安全性も収益性もそれなりで中間の物件を選ぶか?(新築一棟と中古区分)

を選択する行為であるとも言えます。

 

物件探しのコツ③ 物件種類に応じて適切な情報収集先を選ぶ

上記で不動産物件を4種類に分けましたが、実は物件種類ごとに適切な情報収集先があるということを理解する必要があります。

もしこれを理解していないと、新築アパートを狙っているのに、中古区分マンションが得意な情報掲載先ばかり見て、なかなか物件が見つからないな~・・・なんてとぼけた事態が起こりえます。

そば屋に入って、「ここはラーメンの種類が少ないな~」とか、「ラーメンあったけどパッとしない味だったな~」なんて言ってたら、バカにされますよね。

 

私の経験則によると、下表の組み合わせで不動産物件を探せば、求める物件種類に対して豊富に情報を得ることができると実感しました。

情報収集先
新築 区分 不動産デベロッパー
建売業者
一棟
中古 区分 Yahoo不動産(Web)
不動産ジャパン(Web)
(楽待、健美屋でも可)
一棟 楽待(Web)
健美屋(Web)

 

ざっくりポイントを言うと、新築であればアナログに業者と交渉し、中古であればWebの不動産ポータルサイトから探すということです。

 

私は最初の投資物件に新築一棟ものを選んだわけですが、上表にならって業者に直接問い合わせて1社ずつ面談や提案を受けながら、決めていきました。

ある時期は区分中古物件を探していた時期もありましたが、その際はYahoo不動産や不動産ジャパンで毎日のように物件を閲覧し、資料請求をして、物件見学に行ってました。

あの時は大変だったな~。

 

まずは物件種類を選ぶべし!

ここまで物件探しが難しい理由とその解決方法を説明しました。

ここまで情報が整理出来たら、次は自分に合った物件種類を絞り込むことをおすすめします。

 

狙い目は新築一棟か中古区分

これは完全に個人的な主観ですが、不動産投資物件の狙い目は新築一棟か中古区分だと思います。

 

安全性 収益性
新築 区分 ×
一棟
中古 区分
一棟 ×

 

上表の通り、新築一棟と中古区分はどちらも安全性=△、収益性=△です。

△って中途半端やな~・・・なんて思う人もいるでしょうが、△という評価は、工夫や交渉次第で○に近づけることができるわけです。

 

逆に×がついている部分は△や○へ引き上げるのは難しく、改善の余地が小さいと思います。

  • 新築区分をいきなり値切れますか?
  • 中古一棟のオンボロ物件の稼働率を高めることができますか?リフォームするにしても費用が相当にかかりますよ

いろんな観点で見ていくと、新築区分と中古一棟(特に築古)は厳しいという考えに私は至り、新築一棟と中古区分に狙いを定めたわけです。

 

物件種類が決まったら、あとはひたすら検索と交渉

物件種類が決まれば、あとは適した情報収集先にアクセスして探すだけです。

繰り返しになりますが物件種類と適した情報収集先を整理すると下表の通りです。

わたしが狙いを定めた新築一棟はアナログな不動産業者、中古区分はYahoo不動産や不動産ジャパンで探すのが適しているということです。

情報収集先
新築 区分 不動産デベロッパー
建売業者
一棟
中古 区分 Yahoo不動産(Web)
不動産ジャパン(Web)
(楽待、健美屋でも可)
一棟 楽待(Web)
健美屋(Web)

 

1,000:100:10:1の法則

最高だ!と思える不動産物件に出会うまで、いくつの物件を見れば良いのでしょうか?

この点は、私が通ったお金の専門学校:ファイナンシャルアカデミー社の束田光陽先生が言ってた「1,000:100:10:1の法則」が参考になると思うので、ご紹介します。

 

束田先生曰く、このマジックナンバーをクリアすれば、きっと自分にとって良い物件に巡り合えるというものです。

では、このナンバーの意味はというと

  • 1,000:物件問い合わせをする数
  • 100:物件訪問する数
  • 10:買付、融資申し込みをする数
  • 1:物件を成約する数

となります。

 

つまり1,000件の不動産を調べまくったら、やっと物件成約にたどり着くという話です。

つまり不動産投資とは非常に地道な投資活動なのだ!って、耳にタコができるほど聞かされました。

 

実際には、私は1,000に到達せずに契約に至ってしまいましたが、200~300は調べた自負があります。って、少ないかな・・・・(;^_^A

不動産投資の学校
公式HP:不動産投資の学校 無料講座申込み

 

新築一棟アパート探しにもっと効率的な情報収集の方法

仮に私のように新築アパートと中古区分に絞り込んだとして、どちらが物件探しに苦労するかというと、前者の「新築アパート」です。

そこで「新築アパート」物件を効率よく情報収集する方法をご説明します。

 

なぜ新築アパートの情報収集に苦労するか?

中古区分を掲載する「Yahoo不動産」や「不動産ジャパン」は本当に物件情報が豊富で、関東の都市部であれば毎日数件~数十件も新規登録が入ってきます。

 

一方で新築一棟のアパートはWebにも少しは情報があるものの、本当に量が少なくて、質も疑問符がつくものばかりです。

そのため不動産デベロッパーや建売業者との直接交渉になりがちですが、業者の数が少ないうえ、情報がクローズになっていることが多いため、物件情報を得ることさえ難しい状況です。

 

新築アパートの情報を効率よく得る方法

いろいろ調査をした結果、効率よく新築アパートの情報を得る方法を2つだけ見つけました。

 

1、賃貸不動産の着工数ランキングで気になる業者にアタック

年に一回、賃貸不動産着工数というランキングが公開されます。

そのランキング上位の業者であれば詐欺に合うようなリスクは低いだろうという希望的観測のもと、気になる業者に片っ端から連絡を入れていくのです。

 

私が購入した松堀不動産も、このランキングで9位に入っていたことを目にしたことがきっかけで、連絡先を調べて自ら連絡したことがスタートでした。

それまで松堀不動産なんて名前さえ聞いたことがなかったので、このランキングは私の不動産投資家人生を変えたと言っても過言でない存在です。

 

【参考ー2015年 関東エリア 賃貸住宅の年間着工数ランキング】

1位:MDI

2位:スターツCAM

3位:インベスターズクラウド

4位:金太郎ホーム

5位:大成ユーレック

6位:クラスト

7位:朝日建設

8位:新日本建設

9位:松堀不動産

10位:三和建設工業

 

2、一括資料請求のサイトを活用する

そしてもう1つ、新築アパートの効率的な情報収集方法としてご紹介するのが、一括資料請求のサイトを活用することです。

 

これまでいろんな不動産投資系の一括資料サイトを比較してきましたが、今回ご紹介のイエカレが最も業者数が多く、且つ有名どころを一通りおさえているという印象を持ってます。

全国の大手企業を最大50社掲載しているようで、他社と比べても多い部類に入ると思います。

 

試しに私が

  • 東京
  • 土地なし

の条件で資料請求の画面を進めてみたところ、7社候補があがってきました。

7社もあれば、いろんな提案を聞くことができるでしょう。

 

ちなみに資料請求にかかる費用はもちろん無料です。

もし一気に複数社から提案を聞きたいと思う人は、イエカレから資料請求すると効率よく情報が集まるでしょう。


公式HP:不動産投資の一括資料請求ができるイエカレ

 

今回は不動産物件探しのコツについて書きました。

みなさまが良い物件に巡り合えることを心から祈ってます!

 


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年10月13日金曜日

アップルバンク|利回り10%!の運用実績をブログで公開(2017年最新版)

アップルバンクという新たなソーシャルレンディング事業者に2017年8月から投資を始めました。

新しい投資先であれば本来はもっと警戒すべきですが、アップルバンクは業界最大手のmaneoグループに属していることが、すんなり投資を開始した理由です。

maneoはソーシャルレンディング老舗業者であり、私自身も投資実績を2年以上も積み重ねており、最も信頼を置くソーシャルレンディング事業者の1つです。


公式HP:maneo

 

さて、この投稿ではアップルバンクの資産運用実績をブログで公開したいと思います。

 

アップルバンクとは?

株式会社アップルバンクという企業が運営する新しいソーシャルレンディングです。

会社概要は下表の通りです。

社名 株式会社アップルバンク
サービス名 アップルバンク
本社所在地 東京都中央区日本橋室町1丁目6番1号
事業内容 ソーシャルレンディングサービス
『アップルバンク』における借り手の管理等
創立 平成28年11月28日
資本金 98,000,000円
役員 代表取締役 高橋 位征

 

アップルバンクの特徴

アップルバンクは、以下のような特徴のあるファンドを扱っています。

  1. 給与前払いシステム事業
  2. 担保付不動産ビジネス事業
  3. 不動産デベロップメント事業

特に「給与前払いシステム事業」は、他のソーシャルレンディングで見かけない珍しい案件ですね。

 

また案件利回りが8%~10%と高く設定されていることも特徴の一つでしょう。

クラウドクレジットのように海外案件であれば10%超のファンドが多数あるのもうなずけますが、国内案件専門のソーシャルレンディングの中でアップルバンクは利回りが高い方だと思います。


公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit

 

分配金や元本返済に問題ない?遅延はおきてない?

私は8月からアップルバンクで投資を始め、10月になって最初の2案件から初めて分配金が支払われました。

そして初回の分配金に加えて、いきなり元本返済も行われました。

もともと運用期間が2か月だった案件が、わずか1か月で前倒し償還されてしまったためです。

 

ということで、私自身のファンドでは分配金、元本返済とも無事に行われています。

また他の案件でも今のところは遅延や貸倒れは起きてない模様です。

 

【アップルバンクについて詳しく知りたい方はこちら】

アップルバンク|maneoグループに新しいソーシャルレンディング誕生

アップルバンク|短期間・高利回りなアップルバンクの口座開設方法を解説

アップルバンク|年利9%~10%の案件でアップルバンク投資をスタート!

 

アップルバンクの運用実績の公開

それでは本題の運用実績の公開を始めます。

 

マイページ – 口座情報


(上図は2017年10月13日時点)

アップルバンクのマイページにログインすると、まず口座情報が表示されます。

各項目の意味は以下の通りです。

  • 貸出元元本:運用中のファンドの元本金額
  • 口座残高:アップルバンク口座内の現金残高
  • 投資申込中金額:申込中で未成立のファンドの金額
  • 払戻可能金額:アップルバンク口座から銀行口座に払戻しが可能な金額
  • 払戻依頼中金額:アップルバンク口座から銀行口座に払戻し待ちの金額
  • 新規投資可能金額:ファンドに新規投資可能な金額、最低1万円以上で単位は1万円

 

ファンドの元本返済を迎えた直後は、口座残高に現金が多く残るケースがあります。

その場合、早く次のファンドに再投資したいのですが、アップルバンクのファンドは人気があるうえ少額募集のファンドが多いため、すぐに満額成立(=売切れ)となってしまいます。

機会損失の状態が長引かないように、早急に新たなファンドへ投資する必要があります。

 

マイページ – 運用予定

「運用予定表」をクリックすると、過去から現在まで自分が保有したファンドが一覧表示されます。

上図は「事業性資金支援ローンファンド第5弾1号」の例で、この画面で案件への貸付金額、貸付期間、ステータスなどの様々な情報を見ることができます。

 

特にステータスには注意が必要です。

上図では緑色で「正常」となってますが、ここが「遅延」などの異常を示すようになれば、元本損失が出ることを覚悟する必要が出てきます。

 

マイページ – 運用予定明細

上記「運用予定」に表示されている各ファンドの「明細」ボタンを押すと、ファンドごとの分配予定表をみることができます。

上図も「事業性資金支援ローンファンド第5弾1号」の例であり、毎月税引き後で300円前後の分配金が支払われるていることを確認できるかと思います。

 

マイページ – 分配予定合計

また、「分配予定表」の画面で「分配予定額明細」ボタンを押すと、運用中の全ファンドの分配合計表が表示されます。

 

【私の2017年度分配予定明細】

分配予定日 分配合計額 内、投資元本 内、税引前利益 (差引)源泉徴収税 ステータス
2017/10/12 ¥101,022 ¥100,000 ¥1,281 ¥259 分配済
2017/11/10 ¥284 ¥0 ¥356 ¥72
2017/12/11 ¥295 ¥0 ¥369 ¥74
合計 ¥101,601 ¥100,000 ¥2,006 ¥405

 

上表のとおり、10月に元本100,000円を含む分配が行われたため、11月以降は分配金が一気に少なくなくなる予定です。

返済された元本を使って、早く再投資しないとマズイ!とちょっと焦ってます。

しかし焦りすぎて貸倒れや遅延が起きるババ案件を引くことは避けたいので、気持ちは熱く、頭は冷静に・・・と言い聞かせて、しっかりファンド選定をします。

 

マイページ – 運用実績

最後に「運用実績」のページです。

こちらは運用実績のサマリーにあたり、ここまでの投資額、返済額、分配額をまとめてみることができるページになってます。

「△元本損失額」にさえ数字が入らなければ安心です。

 

【アップルバンクの運用実績の履歴】

時点 返済済み案件 元本返済額 収益分配額 元本損失
2017年10月時点 1件 ¥101,281 ¥1,281 ¥0
2017年9月時点 0件 ¥0 ¥0 ¥0

 

アップルバンクの運用実績の報告でした!


以上、本日はここまで。

それでは!

 

【こんな記事も読まれてます】

クラウドクレジット|利回り10%以上!の運用実績をブログで公開(2017年5月)

maneo|初めて投資元本が返ってきました!ソーシャルレンディングmaneo体験談  2016年5月26日

FUNDINNO|日本クラウドキャピタルや代表の柴原さんって大丈夫 ? 2017年2月19日

 

2017年10月12日木曜日

フォリオ(FOLIO)|日本初のテーマ投資型オンライン証券の体験談をブログで公開!

日本初のテーマ型投資オンライン証券:FOLIO(FOLIO)のベータ版の招待状が届きました。

さっそく自分の好きなテーマを選んで投資してみましたので、その体験談をブログ記事にしたいと思います。

 

フォリオ(FOLIO)とは?

FOLIOは日本初の「テーマ投資型のオンライン証券会社」です。

従来の投資信託でも「成長期待企業」とか「人工知能」といったテーマが設定されたものがありましたが、FOLIOはテーマ型ファンドに特化したネット証券会社です。

FOLIO(フォリオ)の概要を説明した動画を見ていただけると、より具体的にイメージがわくと思います。

投資を通じて楽しさを体験できそうな気にさせる、素晴らしい動画ですね♪

 

FOLIO(フォリオ)の掲げるテーマとは?

テーマに合う企業の株式で投資信託を組成しており、投資家がその中からショッピング感覚で選ぶような投資です。

上図のように業界・製品・株式指数といろんな切り口でテーマ設定されており、2017年10月12日時点で39テーマほど募集されています。

また用意されたテーマはいずれも興味深く、分かりやすい内容となっており、これまでの証券会社になかった使いやすさや楽しさを感じます。

【フォリオ(FOLIO)についてもっと詳しく知りたい方はこちら】

FOLIO(フォリオ)|日本初のテーマ投資型のロボアドバイザーFOLIOとは? 2017/9/8

【FOLIO】新たなロボアドバイザー資産運用サービス 2016/03/17

 

β版の運用がスタート

FOLIO(フォリオ)は、まだ正式なサービスがリリースされておらず、事前登録したユーザー限定でβ版がスタートしたばかりです。

私もβ版の登録を済ませ、首を長くして待っていました。

そして、ようやくβ版の口座開設の案内文書が届き、待ちに待ったテーマ型投資を始めたわけです。


(写真は実際に届いたβ版の案内書面、私の個人情報部分は黒塗りしてます)

 

フォリオ(FOLIO)のテーマ型投資商品を購入!

FOLIO(フォリオ)のホームページからβ版の口座登録を済ませ、後日郵送されてくる案内文に書かれてある「コード」を入力すると、いよいよテーマ型投資を始めることができます。

さっそくいろんなテーマ型投資を比較して1つ購入してみましたので、比較内容や、購入の手順を説明します。

 

マイページのトップ画面

マイページにログインすると、上図のようなテーマの一覧画面が表示されます。

一覧画面でも「テーマの概要」と「直近1年の利回り」などの簡単な情報は載っているので、この情報を頼りにスクリーニングをかけることにしました。

 

直近1年の利回りトップ5!

現在、フォリオ(FOLIO)は39ものテーマ型投資商品を出しており、一つ一つを見比べていくと労力がかかり過ぎます。

そこで、私は直近1年の利回りトップ5だけピックアップし、その後に総合評価で最初の投資テーマを決めようと考えました。

 

【フォリオ(FOLIO)の利回りトップ5】~2017年10月12日時点

テーマ 概要説明 直近1年
利回り
インダストリアルロボット 世界的に人件費の上昇と人手不足が重荷になって、先進国・新興国ともに工場の自動化機運が高まり、産業用ロボットの導入が進んでいる。 53.44%
九州地方 農業・漁業・林業がバランスよく各県に分布しており、北九州工業地帯を中心に素材産業、また造船業に代表される重工業や、伝統文化である唐津・有田・伊万里焼等で有名な窯業も盛ん。 48.30%
テレビゲーム 現在「PlayStation4」や、WiiUに代わる新たなゲーム機「Switch」の販売が進められており、低迷していた業界規模が一気に回復する可能性も大いにあり得る。 47.29%
日本文化の源流「京都」 京都の上場企業には、任天堂、村田製作所など日本でも有数の高収益の企業が多く、日本の技術を支える島津製作所、GSユアサなどハイテク企業も多い。 46.20%
次世代素材 セルロースナノファイバーとは、木質組織を細かく解きほぐした極細繊維状物質のこと。鉄・プラスチック・カーボンナノファイバーなどと比べて、軽くて丈夫とされる。 42.00%

 

利回りトップ5は​​上表の5つのテーマです。

トップ5のうち2つは地方や都市に関わるテーマである点が興味深く、こういった切り口の投資信託はフォリオ(FOLIO)以外にあまり見かけない気がします。

 

選んだテーマは?ずばり!!

上表の直近1年利回りトップ5から、私が最終的に選んだテーマは・・・

 

九州地方です。

 

理由は以下の3点があげられます。

  1. 直近1年の高利回りだけでなく、3年間の利回りも2位と全期間で利回りが高かった
  2. 近年、福岡市を始めとして移住者や旅行者が増えており、活気がある
  3. 私が九州地方の出身だから

最後の出身地の件は完全に感情の問題ですが、、、

1の利回りと2の成長性に期待して、「九州地方」をフォリオ(FOLIO)初の投資商品に選びました!

 

フォリオ(FOLIO)ファンドの購入方法

「九州地方」をフォリオ(FOLIO)の初投資商品として選びました。

ここからはファンドの購入方法を具体的に解説します。

 

ポートフォリオを確認

「九州地方」の詳細ページに進むと、下図のような株式ポートフォリオが表示されます。

安川電気、三井松島産業、九電工、TOTO、久光製薬・・・九州人なら誰もが知ってる地元の優良企業が並んでます。

このポートフォリオでよければそのまま「カートに追加」を押して購入手続きに進むだけです。

何だかAmazonでネットショッピングを体験してるかのような錯覚に陥るほど、直観的で使いやすいUI(ユーザーインターフェース)です。

 

投資スタイルを選んでポートフォリオを調整

テーマを選べば、株式銘柄と投資配分をフォリオ(FOLIO)が勝手に設定してくれるのですが、「投資スタイル」の機能を使えば、ポートフォリオの配分率を自分好みに変更することができます。

各テーマの詳細画面の中段あたりに「投資スタイル:バランス型」といった表示があります。

これをクリックすると、下図のように4種類の投資スタイルを選ぶことができ、それに応じてポートフォリオの配分率を変更することができます。

 

それぞれの投資スタイルは以下のような特徴を持っています。

  • バランス型:リスクとリターンのバランスを重視
  • ディフェンス型:価格変動リスクの低減を重視
  • グロース型:成長期待の持てる企業への投資を重視
  • バリュー型:割安銘柄を重視

 

今回、私の投資スタイルはディフェンス型を選びました。

選定理由ですが、「九州地方」のディフェンス型はリスクが低いのはもちろんのこと、3年間の利回りもバランス型以上に高かったためです。

 

ディフェンス型を選ぶと、初期表示されていたバランス型に比べて運用比率が変わるのはもちろんのこと、注文に必要な金額も変わってしまうので注意しましょう。

【2017年10月12日時点 九州地方をディフェンス型で買うとこうなる】

 

運用中の資産の確認

最後にマイページの「運用中の資産」画面から、自分の資産状況を確認してみました。

「九州地方」が確かに追加されました!が、初日は運用赤字となりました。。。

 

今回の赤字の原因は、資産運用の損失だけでなく、購入時手数料がかかったことも一因です。

フォリオ(FOLIO)は購入時と売却時にそれぞれ手数料が0.5%かかるため、今回は約90,000円の0.5%、つまり450円くらいは手数料による損失となります。

 

ここから運用益を稼いで巻き返してくれることを期待してます!

今後も定期的に本ブログで運用状況を公開していきます。

 


以上、本日はここまで。

それでは!

THEO|運用実績の公開:+15.89% (2017年7月)

楽ラップ|運用実績を公開:+8.65%(2017年7月)

WealthNavi|SBI証券向けサービス開始!WealthNaviとの違いは?

 

2017年10月7日土曜日

FX|米ドル・豪ドル・円のよく当たる分析・予想をブログで公開(2017年10月)

毎月、FX(外国為替)について相場の分析と予想を行ってますが、数日前に大変嬉しいフィードバックをいただきました。

 

いつもA氏さんの予想を参考にしてます。

過去の記事で「FXの短期予想は難しいけど、長期の方向性なら高い確率で読むことができる」といった趣旨を書かれていたことがありましたが、A氏さんのFXの投稿を毎月欠かさず見てて、まさにその通りだなと思います。

嬉しいご報告があります。

9月にA氏さんの言葉を信じてUSD/JPYを108円台前半で買いました。

一時的に107円台に突入して不安になりましたが、その後にリバウンドが起きて112円台で売り抜けました。

短期間で4円分も稼ぐことができ、本当に感謝の言葉しかありません。

お名前:匿名希望

 

いや~、たまたま当たって良かったです(笑)

 

こういった嬉しいコメントを頂けると、ブログ記事を書いてて本当に良かったと思いますし、ますます真剣に分析しようと思うようになります。

匿名希望さん、ありがとうございます。

 

さて、ここからは本題に入ります。

今回は2017年10月のFX(外国為替相場)相場の分析・予想について書きます。

前回2017年9月のFX相場の分析・予想では、落ち着いた相場環境ではあるものの、米ドル/円が徐々に切り下がっていることが見て取れました。

長らく続いた米ドル/日本円の円安トレンドが転換し、円高へ舵を切る可能性があるかも?と懸念し、米ドル/日本円の予想を「中立」に変更しました。

そんななか9月~10月にかけて米ドル・豪ドル・日本円はどのような推移を辿ったのか?これからの見通しはどうなのか?

最新チャートを使ってテクニカル分析に基づき予想を行いましょう。

 

【前回、9月上旬時点の予想】

→中立   米ドル・円(USD/JPY)・・(頭の片隅では円安方向では?と思う)
↗やや上昇 豪ドル・円(AUD/JPY)
↗やや上昇 豪ドル・米ドル(AUD/USD)

 

【過去のFX相場の分析・予想の記事はこちら】

FX|米ドル・豪ドル・円 現状分析と今後の予想(2017年8月)

FX予想|米ドル・豪ドル・日本円の実績分析と予想(2017年7月)

FX相場予想|USD/JPY, AUD/JPY, AUD/USD(2017年2月版) 

 

対象とするFX通貨ペア

普段、この投稿を読んでくださってる方にはお馴染みですが、この相場分析・予想の投稿が対象にする通貨についておさらいです。

 

毎回、米ドル・豪ドル・円の3通貨の組み合わせを対象にしています。

具体的には・・・

  1. 米ドル/円 USD/JPY
  2. 豪ドル/円 AUD/JPY
  3. 豪ドル/米ドル AUD/USD

です。

 

FXをやっている人ならば、ポピュラーな通貨を選んで分析・予想していることが直観的に分かるかと思います。

なおこれらを選んだ理由で広く投資家にとってポピュラーであるという理由以外では、

  • 取引量が多く流動性が高い!
  • 経済・景気に敏感な通貨であるため、世界の金融情勢を把握できる
  • 政治・経済が安定した先進国であるため、カントリーリスクが小さい

といったことがあげられます。

 

最後の理由「カントリーリスクが小さい」ですが、今の日本は「カントリーリスクが大きい」国の1つかもしれません。

北朝鮮情勢が緊迫する中で、ミサイルが日本国内に飛んできてもおかしくない状況です。

 

人によってはユーロは?ポンドは?といった意見もあるでしょうが、いったんは米ドル・豪ドル・日本円というメジャーな3通貨ペアを対象にしてます。


海外案件多数!のソーシャルレンディングCrowdcredit

 

米ドル・円の分析


(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

まずは米ドル・円の分析から始めます。

上図は2017年10月6日夕方の月足チャートで、チャート内のテクニカル指標は上段:ローソク足、下段:MACD(オレンジ色と緑色の線)で構成されます。

 

ローソク足チャート

ローソク足チャートから見ていきましょう。

今回の分析対象は9月~10月で、ローソク足は上図の一番右の2つが該当します。

9月の米ドル・円は上旬~8日にかけて円高が進み、久々に108円を割り込んで107円台前半を付けました。

しかし、そこから一気にリバウンド相場が始まって一時113円台中盤まで円安が進み、9月末時点では112円台中盤でマーケットを終えました。

 

以上から、9月は107円台前半から113円台中盤までの6円幅で上下動し、ここ数か月の中では値幅の大きな展開となりました。

 

下段:MACD

次にテクニカルチャート下段:MACDでの分析です。

2017年7月~9月にかけて、MACDの短期線と長期線が交わって進んでいおり、円高・円安どちらに動くべきか市場が迷っている状況にも見えます。

しかし長期線(オレンジ色)は若干ながら上向きになっているため、上昇(円安)に向かうのでは?と見ています。

 

なぜ米ドル・円は113円台まで反発したのか?

ところで、なぜ9月に円高 → 米ドル高へと転換したのか?また、この先はどうなるか?について考えてみたいと思います。

ファンダメンタルズでドル・円の関係における最大の決め手は、日米長期金利差との相関性です。

9月8日を境に米国の長期金利が上昇したことで10年物国債の利回り(下図参照)が急上昇し、それが米ドル高への転換を招きました。


(引用:m2j Money Square http://ift.tt/2ywlwGj

 

米国の長期金利が上昇した要因は、9月FOMCで早期米利上げ観測が再燃したことが大きかったと言われています。

そして次に気になるのが、この先の米国の長期金利の行方であり、米長期金利上昇 → 米ド高・円安の流れが続くか?という点です。

 

米国の長期金利の行方は諸説あって正解はありません、

私の個人的な意見として、物価や賃金推移の情報を見る限り米国は緩やかに金利を上げ続ける一方で日本は金利を上げることができないだろうと考えてます。

つまり、私は緩やかな円安方向は続くと考えてます。

 

今後のUSD/JPY予想

前回9月の投稿までの米ドル・円予想からレジスタンスラインとサポートラインは変更ありません。

上値目途となるレジスタンスラインが119円付近下値目途となるサポートラインが108円付近にあると見ています。

9月8日に一時的に107円台前半まで円高が進んだものの、ストップロスを巻き込んだ一時的な相場の歪みであり、108円のサポートラインのままで良いと考えてます。

ただし円安に進んだにしても、MACD分析で書いた通り流れは緩やかなものになるでしょう。

 

豪ドル・円の分析


(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

次に2つ目の通貨ペア:豪ドル・円を分析します。

上図は2017年10月6日夕方の豪ドル・円の月足チャートで、チャート内のテクニカル指標は米ドル・円と同様で上段:ローソク足、下段:MACDの構成です。

 

上段:ローソク足

豪ドル・円の9月~10月の相場は若干の円安が進み、一時的に豪ドル・円は90円台を付けました。

9月の豪ドル・円は87円台前半でスタートし、概ねずっと円安方向に進んでいき、一時90円台まで円安が進みました。

その後反転して円高に進み、9月末時点では88円台前半で終えています。

豪ドル高の要因は、米国をはじめとした世界的な株高の影響で、リスクオン時の投資マネーが流入しやすい豪ドルにお金が集まったことが考えられます。

オーストラリア自体に豪ドル高を招く個別要因は特になかったと考えられます。

 

下段:MACD

次に豪ドル・円のMACD分析です。

テクニカルチャート下段のMACDを見てわかるように、2016年11月のゴールデンクロス以降、緑色の短期線が上、オレンジ色長期線が下の平行な形をキープしています。

一般的には豪ドル・円がしっかり円安トレンドが出ている証拠と言われています。

そのため、一時的に円高に振れたりした時は押し目買いのチャンスだと私は考えて豪ドル関連の商品に投資します。

 

 今後の予想

豪ドル/日本円の上値・下値の目途は前回のFX相場予想から変更なく、上値目途となるレジスタンスラインは90円付近、下値目途となるサポートラインは80円付近と予想します。

9月に一時的に90.30円を付けて90円を超えたものの、すぐに反落してしまったため、まだ上値のレジスタンスラインは守られたと見ています。

 

AUD/USDの分析


(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

最後に3つ目の通貨ペア:豪ドル・米ドルを分析します。

上図は2017年10月6日夕方の豪ドル・米ドルの月足チャートで、チャート内のテクニカル指標は米ドル・円と同様で上段:ローソク足、下段:MACDの構成です。

 

上段:ローソク足

豪ドル/米ドルの9月~10月は豪ドル安、米ドル高で推移し、9月の月初に比べて月末は150pipsほどマイナスとなりました。

豪ドル安・米ドル高の要因ですが、米ドル・円の分析でも言及した米国の長期金利上昇が影響したと考えられます。

 

下段:MACD

続いて豪ドル・米ドルのMACD分析です。

9月は豪ドル安に進んだものの、MACDは引き続き緑色の短期線と長期線が右肩上がりになっており、まだ上昇(豪ドル高)のトレンドが続いている状況とみています。

タイミングを見計らって押し目買いのチャンスかもしれません。

 

今後の予想

前回のFX相場予想から変わらず、豪ドル高/米ドル安が続くと予想し、レジスタンスライン:0.8200サポートライン:0.7800と見ています。

実際、9月に豪ドル安になった際は0.7800あたりで反発しましたので、サポートラインが効いていると思われます。

 

FX・外国為替の相場予想 まとめ

↗やや上昇 米ドル・円(USD/JPY)
↗やや上昇 豪ドル・円(AUD/JPY)
↗やや上昇 豪ドル・米ドル(AUD/USD)

※先月の予想から、米ドル・円(USD/JPY)を「中立 → やや上昇」に変更しました

 


以上、本日はここまで。

それでは!

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