2017年1月31日火曜日

IPO投資|2017年度のIPO予定表・実績表(1月31日更新版)

毎月2回更新しているIPO投資について、2017年度2回目の投稿となります。

IPO投資は高確率、且つ高額に勝つことができる効率的な投資として知られています。

昨年2016年度のIPO投資においても勝率83%、平均騰落率は+70%台と非常に高勝率・高パフォーマンスを維持しました。

この投稿では、これから上場予定の銘柄のご紹介と、1月30日までに株式公開を迎えたIPO銘柄の実績について書き、IPO投資の魅力を発信したいと思います。

2017年IPO予定一覧(2017年1月15日~1月30日)

前回の投稿と比較して3つのIPO銘柄が追加となりました。

  • ユナイテッド&コレクティブ
  • レノバ
  • フュージョン

今回追加となったIPO予定の3社のうち2社は東証マザーズであり、IPOによる値上がりを期待しやすい新興市場への上場となります。

なお残る1社は札幌証券取引所アンビシャスへの上場ということで、この定例投稿をスタートして以来初めての上場先となります。

札幌取引所ってどうなんでしょうね?未知数です。。。

1月31日以降のIPO予定一覧は下表の通りです。

※下表の評価とは、A氏自身の独断・偏見による初値が公募価格を上回る可能性を評価したものです。投資を推奨・勧誘するものではありません。

評価A:初値が公募価格を大きく上回る可能性が高い、ぜひIPOの権利を得たい
評価B:初値が公募価格を上回る可能性が高い、IPOの権利を得たい
評価C:初値が公募価格を下回る可能性もある、IPOの権利獲得は慎重に検討
評価D:初値が公募価格を下回る可能性が高く、IPOの見送り推奨

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
証券会社 評価
2月23日 東証
マザーズ
ユナイテッド&
コレクティブ
2/8~2/14 ¥1,400 SMBC
大和
SBI
岩井
C
2月23日 東証
マザーズ
レノバ 2/8~2/14 ¥660 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
証券会社 評価
2月23日 札証アンビシャス フュージョン 2/6~2/10 ¥1,000 SBI C
2月16日 JQスタンダード 日宣 2/1~2/7 ¥1,540 大和
SMBC
岩井
SBI
B
2月10日 JQスタンダード 安江工務店 1/25~1/31 ¥1,130 東海東京
SBI
SMBC
安藤
C
2月7日 東証
REIT
森トラスト・ホテルリート投資法人 1/23~1/26 ¥158,000 SMBC
カブコム
D

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IPO実績表(2017年1月1日以降)

2017年のIPO銘柄の実績を下表の通りまとめました。

公募価格と初値の差異がプラスになっていればそのIPO投資は勝ちみなしています。

今回の期間:1/16~1/30では、1銘柄:シャノンが新規上場をはたしました。

しかもシャノンの初値ですが、公募価格を3倍以上上回る5,760円をつけました。

脅威の3.8倍の価格です!

 

<1/16~1/30のIPO公開株>

  • シャノン
上場日 市場 銘柄名 公募
価格
初値 損益 評価
1月27日 東証
マザーズ
シャノン ¥1,500 ¥5,760 ¥4,260 A

2017年度IPOの勝率(1月30日まで)

2017年度のIPO銘柄の勝率は100%(1銘中1銘柄)となっています。

※IPO勝率:IPO全銘柄のうち初値が公募価格を上回った株式の割合

私のIPO申込実績

2017年の申し込み状況は1社で、やはりハズレました。

  • シャノン:ハズレ

SBI証券で申し込んで、IPOチャレンジポイントも使って申込みましたが、やはりダメでした。

2016年を通じてSBI証券でIPOに申込み全く当選しなかったので、今年は改善策を練って、IPO当たった!!と報告したいです。


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年1月30日月曜日

インデックス投信信託|自動積立の設定日は何日にすると有利か?

前回の投稿では、2017年最新の情報をもとにポートフォリオに組み込むインデックス投信の見直しを行いました。

わたしは2015年上旬に調査した時の銘柄で積立てきたのですが、実は2年のあいだにインデックス投信市場は大きな変化が起きていまいした。

手数料の安いインデックス投信がたくさん出ていることを知ることができて嬉しいとともに、銘柄選びを怠っていたことに反省しました。

さてインデックス投信の銘柄選びが終わったら、あとは毎月とか四半期に積立てるだけ・・・なんですが、いったい月の何日に積み立てるとパフォーマンスが良いのか?と疑問がわいてきます。

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投資信託は毎月何日に積立てるのが正解?

わたし自身も毎月インデックス投信を積み立てていて、毎月、何日に積み立てるべきか悩んできました。

最初は月初に積み立てる設定をしていました。

しかし、何となく月末・月初は価格が高くなりがちなような気がして、15日や20日にしてみたり、いろんなことを試してきましたが、答えが出ていません。

他の投資家ブロガーさんの記事を見ても、似たような疑問を持たれているようです。

●バリュートラスト|価値を生む・未来を託す・投資を歩く
http://ift.tt/2jHLXQR

●10万円から始める少額資産運用サイト
http://ift.tt/2k7bzFg

「投資信託の積立購入において特定の日が良いということは無い」という結論に達する傾向にあるようですが、ずっと投資信託を積み立ててきたわたしの直感として、日によって規則性が出ていると思うんです。

ドレッシング買い理論

投信価格の変動が日によって規則性があるか?の1つのヒントとして、ドレッシング買い理論と呼ばれる現象があります。

ドレッシング買いとは、運用機関がファンド評価をよく見せるために、月末や決算期末に運用対象となっている株式などに買い注文を入れることをいいます。

ドレッシング買い理論が本当なら、月末にかけて投資信託に買い注文が集まり、投信の価格は高くなるため、月末・月初は避けるべきでしょう。

過去1年のデータ分析(2016年1月~2016年12月)

「投資信託は毎月何日に積立てるのが良いのか?」

この問いの答えを出すために、データ分析を行ってみることにしました。

【分析条件】

対象投信:ニッセイ外国株式インデックスファンド

分析期間:1年と3年の2種類

分析方法:各月の平均投信価格との乖離から投信価格が高い日、低い日を見極める

まずは過去1年の分析から始めます。

上図は2016年1年で、ニッセイ外国株式インデックスファンドの各月の平均と各日の価格とのかい離を表したグラフです。

プラスになると平均投信価格よりも安い日を表すためポジティブな日、マイナスになると平均投信価格よりも高い日を表すためネガティブな日であると理解してください。

グラフからは6日~12日あたりが投信価格が割安で、月の後半の方が投信価格が割高になっていることが分かります。

過去1年のベスト5

順位 各月の平均とのかい離
1 11 147.48
2 12 144.55
3 09 113.18
4 07 94.81
5 08 88.57

過去1年において、10日前後の日が投信価格が安く、積立設定日に向いていることが分かります。

過去1年のワースト5

順位 各月の平均とのかい離
1 31 -215.99
2 25 -158.33
3 30 -115.42
4 03 -102.34
5 21 -75.93

過去1年において、月末近くの日が投信価格が高く、積立設定日に向いていないことが分かります。

過去3年分析(2014年1月~2016年12月)

続いて、過去3年で同様の分析を行ってみました。

下図から分かるように、5日~16日あたりが投信価格が割安で、月の後半の方が投信価格が割高になっていて、先ほどの過去1年間のデータ分析と似た傾向にあることが分かります。

過去3年のベスト5

順位 各月の平均とのかい離
1 16 76.54
2 11 64.30
3 15 57.32
4 12 56.91
5 07 54.80

過去3年において、10日前後の日が投信価格が安く、積立設定日に向いていることが分かります。

過去3年のワースト5

順位 各月の平均とのかい離
1 23 -89.00
2 25 -64.18
3 31 -63.70
4 22 -54.32
5 21 -52.39

過去1年において、月末近くの日が投信価格が高く、積立設定日に向いていないことが分かります。

結論:投資信託の積立日のベストとワーストは?

上記の分析で、1年分析と3年分析の両方のベスト・ワーストに登場した日をまとめると下表の通りです。

ベストランキング

1年分析 3年分析
11 1位 2位
12 2位 4位
7 4位 5位

ワーストランキング

1年分析 3年分析
31 ワースト
1位
ワースト
3位
25 ワースト
2位
ワースト
2位
21 ワースト
5位
ワースト
5位

月の前半:特に11日が積立ての設定日にベストで、月の後半:特に31日はワーストであることが分かりました。

1年と3年で同じ傾向が出ているので、信ぴょう性があるのでは?と個人的には思います。

最後に、このデータ分析の結果の取り扱いで2つ注意点があります。

1点目は、このデータはニッセイ外国株式インデックスファンドをもとに分析したため、他のインデックス投信では違う傾向が出る可能性がある点です

2点目は、直近3年間は米国を中心に相場の全体感が上向き傾向だったのですが、不況期のデータ分析をすると違った傾向が出るかもしれない点です。

最近のニッセイ外国株式インデックスファンドの傾向として取り扱ってください。


以上、本日はここまで。

さっそく、投資信託の自動積立日を11日に変えよっと。

それでは!

2017年1月29日日曜日

投資信託|インデックス投信のおすすめ銘柄を再検討

前回の投稿では、年に1回の祭典:投信ブロガーが選ぶFund of the Year2016について書きました。

ランキングのトップ10のうち7つはインデックス投信が占めており、販売手数料が無く信託報酬が低い投信に人気が集まっていることを改めて確認できました。

このブログでもインデックス投信のポートフォリオや銘柄選択に関する記事を約2年前に書いたのですが、Fund of the Year2016の銘柄を見て、私の記事の情報が古いことに気が付きました。

そこで今回は2017年最新の情報を使って、おすすめのインデックス投信銘柄について書きたいと思います。

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マイ理想のポートフォリオ

インデックス投信でポートフォリオを組む際にまず悩むのが、投資商品の分類が株式、債券、REIT、国内と海外、、、など複数あるなか、どんな割合で投資していくかという点です。

正直、ポートフォリオに答えはありません

投資家はそれぞれの考えを持って、リスクと期待リターンを計算して、これがベストなはず!と答えを出していますが、期待の範疇を超えません。

そんな答えも無いなか、最も頼りなのが自分の価値観だとわたしは思います。

リスクを抑えたければ債券中心になるでしょうし、収益を重視したければ株式中心になるでしょう。

わたしはどんな金融商品に対しても年間利回り10%を目指したい!という思いがあるので、インデックス投信を選ぶ際は海外株式を中心にして、相応のリスクを受け入れています。

私が実際に採用しているポートフォリオの内訳は、海外株式:5、国内株式:2、債券:2、不動産:1になっています。

おすすめインデックス投信銘柄を再検討

スクリーニング条件

まずは以下の条件で比較するインデックス投信5銘柄を抽出します。

  • 楽天証券で購入可能なインデックス投信
  • 1年以上の運用実績
  • 各カテゴリのトップ5

評価方法

上記スクリーニング条件で抽出したインデックス投信5銘柄を以下の観点で評価します。

  • 信託報酬+信託財産留保額の安さ
  • 過去1年と3年のパフォーマンスの総合評価

海外株式インデックス投信の比較

投信名 管理費 信託財産
留保額
パフォーマンス
1年 3年
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.216% 0.00% 13.9% 9.6%
たわらノーロード 先進国株式 0.243% 0.00% 14.3%
三井住友・DC全海外株式インデックスファンド 0.270% 0.00% 14.8% 9.1%
EXE‐i 先進国株式ファンド 0.324% 0.00% 14.5% 9.4%
SMTグローバル株式インデックスオープン 0.540% 0.05% 14.1% 9.8%

1年のパフォーマンスで見れば「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」が良いようにも見えますが、3年で見れば、管理費の安さと合わせて考えるとニッセイ外国株式インデックスファンドが1番のように思います。

日本株式インデックス投信の比較

投信名 管理費 信託財産
留保額
パフォーマンス
1年 3年
ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.194% 0.00% 10.2%
日経225インデックスe 0.205% 0.00% 13.0%
三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.205% 0.00% 10.3% 10.2%
たわらノーロード 日経225 0.211% 0.00% 12.8% 9.4%
ニッセイJPX日経400インデックスファンド 0.211% 0.05% 9.7%

日本株式のインデックス投信は管理費が0.02%内にひしめく大混戦です。

そんななか1年パフォーマンスで最も優れる日経225インデックスeが良いのではないでしょうか。

海外債券インデックス投信の比較

投信名 管理費 信託財産
留保額
パフォーマンス
1年 3年
ニッセイ外国債券インデックスファンド 0.184% 0.00% -7.3% 1.9%
たわらノーロード 先進国債券 0.216% 0.00% -7.2%
三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.227% 0.00% -7.2% 2.1%
EXE‐i 先進国債券ファンド 0.424% 0.00% -4.6% 3.4%
SMTグローバル債券インデックスオープン 0.540% 0.05% -7.5% 1.8%

管理費だけで見ればニッセイ外国債券インデックスですが、パフォーマンスでみればEXE-i 先進国債券ファンドが群を抜いてます。

管理費とパフォーマンスの総合で見ると、EXE-i 先進国債券ファンドが良いのではないでしょうか。

海外REITインデックス投信の比較

投信名 管理費 信託財産
留保額
パフォーマンス
1年 3年
ニッセイグローバルリートインデックスファンド 0.292% 0.00% 5.4% 12.0%
EXE‐i グローバルREITファンド 0.362% 0.00% 6.7% 11.4%
たわらノーロード 先進国リート 0.378% 0.00% 5.5%
SMTグローバルREITインデックスオープン 0.594% 0.05% 5.3% 12.8%
野村インデックスファンド・外国REIT 0.594% 0.30% 5.5% 12.8%

管理費とパフォーマンス1年・3年を考慮すると、EXE‐i グローバルREITファンドが良いかなと思います。

結果発表 おすすめインデックス投信

海外株式インデックス投信:ニッセイ外国株式インデックスファンド

日本株式インデックス投信:日経225インデックスe

海外債券インデックス投信:EXE‐i 先進国債券ファンド

海外REITインデックス投信:EXE‐i グローバルREITファンド

 

ちなみに2年前に選定した際は、

海外株式インデックス投信:外国株式インデックスe

海外REITインデックス投信:SMTグローバルREITインデックスオープン

海外債券インデックス投信:外国債券インデックスe

だったので、総入れ替えの結果となりました。

※2年前は日本株式インデックス投信は選定しませんでした。


以上、本日はここまで。

2年間気にしないでいたら、インデックス投信市場は劇的に変わっていました。

たまにはこうして銘柄選定をやり直して、最も条件の良いインデックス投信でポートフォリオを組みなおす必要性を感じました。

それでは!

2017年1月28日土曜日

投信ランキング|投信ブロガーが選ぶFund of the Year2016の結果発表!

昨年2016年の「投信ブロガーが選ぶFund of the year」が発表されました。

個人ブロガーの投票によるランキングですが、どんな投資信託がランキング上位に入ってきたでしょうか?

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投信ブロガーが選ぶFund of the yearとは

投資信託について、証券会社などに属していない投信ブロガーたちが、年に1回ベストファンドを選ぶ祭典です。

証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、一般投資家にとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というのがイベントの主旨です。

初回「投信ブロガーが選ぶFund of the year」が開催されたのが2007年だったので、今回の2016年は10周年記念ですね。

ちなみに投票の要綱は以下の通りです。

投票資格

2016年9月30日までにブログを開始している“投信ブロガー”であること。

投信ブロガーか否かの判断は運営委員会で行う

対象となる投資信託

2016年10月31日までに設定された投資信託、及びETF。

海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なもののみ対象。

投票方法

投票者1人につき5ポイントを持ち点とする。この5ポイントを1つから5つまでの投資信託に振り分けて投票する。

ランキング結果発表!

「投信ブロガーが選ぶFund of the year2016」のランキングについて、まずはトップ3を見てみましょう。

第3位 ETF バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)

今年のランキングトップ10で唯一の海外ETFです。

低コストなETFを組成することで有名な米国最大の資産運用会社バンガード社の投資商品です。

世界中の大型株から中小型株まで、これ1本で投資できることが魅力であり、VTだけで世界分散投資ができてしまいます。

運用管理費は年間0.14%と嬉しい低水準です。

このランキングTOP10に毎回のように入ってくるほど人気のETFです。

【投信サマリ】

タイプ 運用管理費 リターン
(1年)
主な購入窓口
海外
ETF
0.14% 5.46% マネックス
SBI証券
楽天証券

【直近1年のパフォーマンス】


(画像引用:楽天証券)

第2位 たわらノーロード先進国株式

日本を除く先進国に投資するインデックスファンドです。

2015年の末に登場し革新的な信託報酬の低さで話題になり、その後のインデックスファンドの手数料引き下げ合戦を加速させた立役者です。

今年からこのランキング対象となったのですが、いきなり2位に食い込んできました。

純資産総額は62億円、信託報酬は0.243%と嬉しい低水準です。

【投信サマリ】

タイプ 運用管理費 リターン
(1年)
主な購入窓口
外国株 0.243% 3.02% マネックス
SBI証券
楽天証券
カブドットコム

【直近1年のパフォーマンス】


(画像引用:楽天証券)

第1位 ニッセイ外国株式インデックスファンド

ニッセイの人気ファンドシリーズ<購入・換金手数料なし>の1つで、日本以外の先進国に投資するファンドです。

なんと、3年連続1位の受賞となります!

ファンド組成から常に同分類の最安値の信託報酬(運用管理費用)を保ってきましたが、2015年にたわらファンドが登場したことで、その地位が危ぶまれました。

しかし2016年11月にさらに引き下げ0.216%以内と、同分類最安値の地位を取り戻しました。

インデックス投信をするなら、必ずニッセイシリーズを比較検討に入れましょう。

【投信サマリ】

タイプ 運用管理費 リターン
(1年)
主な購入窓口
外国株型 0.216% 2.68% マネックス
SBI証券
楽天証券
カブドットコム

【直近1年のパフォーマンス】


(画像引用:楽天証券)

トップ10ランキング

トップ10ランキングは下表の通りです。

順位 ファンド名 運用管理費 リターン
(1年)
1 ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.216% 2.68%
2 たわらノーロード 先進国株式 0.243% 3.02%
3 ETF バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT) 0.14% 5.46%
4 iFree8資産バランス 0.2484% ※1 8.05%
5 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.69% 0.49%
6 ひふみ投信 1.0584% 4.53%
7 ひふみプラス 1.0584% 4.62%
8 世界経済インデックスファンド 0.54% 1.46%
9 ニッセイTOPIXインデックスファンド 0.1944% -0.03%
10 セゾン 資産形成の達人ファンド 0.54% 0.18%

今年もインデックス投信が上位を占めるランキングとなり、運用管理費を抑えた投信がブロガーからの支持を集めました。

ちなみに私の以前の投稿で、先進国株式におけるいちおしのインデックス投信は第9位の「世界経済インデックスファンド」でした。

あれから2年近く経ち、このランキングを見て明らかにニッセイやたわらの先進国株式ファンドの方が優れているのが分かったため、乗り換えしようと決心しました。


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年1月27日金曜日

スーパーボウル指数|NFLチャンピオンと米国ダウ平均株価の連動は本当?

スーパーボウル指数ってご存知ですか?

スーパーボウルとは、米国3大スポーツの1つであるアメリカンフットボール(NFL)の頂点を争う試合であり、今年は2月5日(日本時間2月6日の朝)に行われます。

このスーパーボウルと米国ダウ平均株価にとある法則のような関係があるそうで、スーパーボウル指数と呼ばれています。

わたし実は高校生くらいからNFLが好きで、特にニューイングランド・ペイトリオッツのファンだったのですが、今年はペイトリオッツがスーパーボウルに進出することになったため、すごく楽しみにしてます。

スーパーボウル指数とは?

NYダウのスーパーボウル指標とは、アメリカン・カンファレンス(AFC)の覇者とナショナル・カンファレンス(NFC)の覇者とが戦うスーパーボウルで、NFCのチームが勝てばその年の相場は上昇する傾向にあるという法則を指します。

今年のスーパーボウルは、AFCチャンピオン:ニューイングランド・ペイトリオッツとNFCチャンピオン:アトランタ・ファルコンズの対決となります。

スーパーボウル指数に従えば、ファルコンズが勝てば2017年のダウ平均株価は上昇し、ペイトリオッツが勝てば2017年のダウ平均株価は下落することになります。

米国株価は世界を牽引する重要な指標ですから、投資家としては当然ながら上昇を期待しています。

しかしスーパーボウル指数によると、わたしが応援するペイトリオッツが勝つとダウ平均株価は下落するそうなので、何とも悩ましい葛藤に置かれています。

スーパーボウル指数の当たる確率

本来、スーパーボウルの勝者と実際の株式需給となんら因果関係はないはずですが、当たる確率が高いというのも事実です。

第1回の1967年からNFC勝利(敗戦)とダウ上昇(下落)の一致は60%を超えており、1981年-1997年には17年間で16回的中したほどでした。

(参考:モーニングスター社の調査結果 http://ift.tt/2jYwt9p

スーパーボウル指数を自分で検証してみた

上記のモーニングスター社の情報は2011年時点と古い調査だったので、最近のスーパーボウル指数の精度について調査してみました。

スーパーボウル指数は本当にダウ平均株価と連動するか、過去20年間の結果を下表の通りまとめました。

その結果、過去20年間のスーパーボウル指数の正解率は50%!ということが分かりました。

終値 始値 上昇?下落? スーパーボウル
勝者
スーパーボウル
指数
2016 19762.6 17405.48 上昇 AFL ×
2015 17425.03 17823.07 下落 AFL 正解
2014 17823.07 16572.17 上昇 NFL 正解
2013 16576.66 13104.3 上昇 AFL ×
2012 13104.14 12221.19 上昇 NFL 正解
2011 12217.56 11577.43 上昇 NFL 正解
2010 11577.51 10430.69 上昇 NFL 正解
2009 10428.05 8772.25 上昇 AFL ×
2008 8776.39 13261.82 下落 NFL ×
2007 13264.82 12459.54 上昇 AFL ×
2006 12463.15 10718.3 上昇 AFL ×
2005 10717.5 10783.75 下落 AFL 正解
2004 10783.01 10452.74 上昇 AFL ×
2003 10453.92 8342.38 上昇 NFL 正解
2002 8341.63 10021.71 下落 AFL 正解
2001 10021.57 10790.92 下落 AFL 正解
2000 10787.99 11501.85 下落 NFL ×
1999 11497.12 9184.01 上昇 AFL ×
1998 9181.43 7910.2 上昇 AFL ×
1997 7908.3 6447.5 上昇 NFL 正解

スーパーボウル指数の正解率:50%は高い?低い?

正解率50%について、高くもなく低くもなく中途半端だね・・・という結論で良いのでしょうか?

わたしは違う見解を持ってます。

アメリカは世界一位の経済大国であり、継続的に成長を遂げてきました。(リーマンショックとか多少の浮き沈みはありますが)

そして今現在を見ても、テクノロジー・エネルギー・消費財などいろんな分野を見ても、アメリカ経済が世界を引っ張っており、しばらくはアメリカの経済的発展は続くのでは?と見ています。

そうすると、アメリカの株価は毎年上がり続けるんじゃないの、という単純な考えが出てきます。

「NYダウ平均株価は毎年上がる!理論」なんてデタラメな法則を作って上表を眺めてみると、このデタラメ理論の正解率は70%なることが分かります。

なぜなら、過去20年でNYダウ平均の年末株価が年始株価を上回った回数は14回であり、常に年始の価格でNYダウ平均に連動するインデックス投信を購入すれば、年末時点の勝率は70%になるからです。

結論:スーパーボウル指数の評価

スーパーボウル指数は信じるに値しない!と私は思います。

上記の通り、NYダウが上昇するかどうか、当てずっぽう理論に負けちゃうくらいですから。

これで心置きなくAFCのニューイングランド・ペイトリオッツが応援できそうです!

さて、会社に2/6(月)の有給休暇申請でも出そっと。


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年1月26日木曜日

シノケンハーモニー|新築アパート投資の提案 #1

今年は不動産投資を始めるぞ!

2017年の必達目標にかかげ、初詣の時も、

今年こそ不動産投資を始めることができますように

と何度も願掛けしてきました。(もちろん、その次に家族の健康も祈願しましたよ)

今年に入って、新築アパート投資を手がけるインベスターズクラウド社や松掘不動産社に話を聞いて提案をしてもらいましたが、まだ決め手に欠けて悩んでいます。

【↓インベスターズや松掘不動産の提案に関する投稿↓】

インベスターズクラウド|新築アパート投資の提案 #1

アルメゾン|松掘不動産からの新築アパートの提案 #2

さらに他の業者にも話を聞いてみようと探していたところ、「シノケン」というキーワードが気になり、問い合わせてみることにしました。

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シノケンハーモニー社の特徴

シノケンさんはネット広告や楽待などの不動産系Webサイトなどで度々目にするので、以前から気になってました。

正式な会社名は株式会社シノケンハーモニーです。

特徴1 アパート経営のパイオニア


(画像引用:シノケンハーモニーHP http://ift.tt/2jzbVn7)

シノケンの1990年の創設から27年が経過しました。

既に3,000棟以上のアパートを供給しており、27年かけて積み上げた実績が最大の強みでしょう。

アパート経営の事業計画の提案はもちろんのこと、金融機関からの資金調達のアレンジもスムーズに行ってくれるようです。

特徴2 東証ジャスダック上場企業

シノケングループは東証ジャスダック上場企業(コード8909)ですので、ベンチャーで不安な企業というわけではありません。

特徴3 立地にこだわった営業スタイル

シノケンさんが仕入れる物件は、とことん立地にこだわりがあります。

まずエリアにこだわりがあって、首都圏、福岡、大阪、名古屋、仙台にエリアを絞っています。

またそのエリアにおいても最寄り駅から徒歩10分以内に絞るなど、高い入居率が望める場所に限定されているそうです。

東京都内であれば23区にこだわりが強く、埼玉や千葉などの郊外物件は扱わないポリシーということでした。

営業マンとのファーストコンタクト

シノケンハーモニーから物件を提案してもらうためには営業マンと知り合う必要があります。

まずはシノケンハーモニー社のオフィシャルHP(http://ift.tt/1E1DKcz)から資料請求を行いました。

その翌日、資料が届く前に営業担当から電話が入りました。

シノケンハーモニー社の説明と物件の紹介をしたいから、面会させてほしいといった要件でした。

もちろんふたつ返事でOKと伝え、後日、シノケンハーモニーの本社(大門・浜松町)でお会いすることになりました。

ちなみに資料請求すると。資料の付属として不動産投資やアパート経営に関するありがたいDVDが送られてくるので、不動産投資の初心者の方は見るとためになるかもしれません。(わたしも初心者だけど、この手のやつは見ないポリシーなもんで・・・。)

第1回打ち合わせ

資料請求から約1週間後、平日の夜、わたしの仕事帰りついでの時間帯に面会させてもらいました。

先方は1名、若い営業マンに対応してもらいました。

いろいろ意地悪な質問をしましたが、とても落ち着いた口調でしっかり受け答えしてくれて、好印象を持ちました。

一通り会社のことやシノケンの新築アパートの特徴を聞いた後、1物件紹介してもらいました。

提案概要

東京都23区内の新築アパート用地の提案でした。

立地

しかも山手線のとあるターミナル駅(東京、品川、渋谷、新宿、池袋のどれか)からたった1駅進んだだけの、都心部のアパート用地です。

最寄駅からは徒歩10分程度。

立地は申し分なく、さすがにこの物件を見せられた時はうなりました。

表面利回り

表面利回りは6.1%くらいでした。

都内としては平均点で、山手線の大きな駅から1駅という点を踏まえると、利回りは高い方では?と感じました。

キャッシュフロー

固定資産税・都市計画税を引くと、キャッシュフローは60万円ちょっとくらいしか残らないシミュレーションでした。

しかも空室入居率100%での計算となっているため、空室期間が続くとすぐに赤字転落しそうなほど余裕のない計画に見えます。

こうなった要因は大きく2つあるかと思っていて、1つは借入金利が高めに設定されていること、もう1つはシノケンさんの物件管理費が高めであることです。

借入金利は属性が良ければもっと金利を抑えて借りれるでしょうから、改善の余地があるはずです。

もう一方の管理費が高い点の要因を分析したところ、退去時の原状回復費用を前払いしておくスキームになっていることが管理費を押し上げているようでした。

しかし原状回復費用のことを差し引いても、物件の管理費は家賃収入額との割合で高めに設定されている印象です。

ちょっとキャッシュフロー低くて辛いな~というのが私の印象です。

部屋の広さ

シノケンさんの提案で最も衝撃的だったのが、部屋の広さです。

わずか10㎡しかないというのです!

営業マンいわく、都心部は地価が高く、利回りをそれなりに確保するため、多くの物件が10㎡+ロフトのタイプだそうです。

いや~、驚きました。

私が独身時代に住んだマンションで最も小さいサイズでも20㎡だったので、10㎡はその半分です。

こんな極小物件に需要あるのかな。

実は、シノケンハーモニーさんの本社にはショールームがあって、この10㎡部屋のモデルもあるということだったので、見せてもらうことにしました。

ショールーム見学

シノケンハーモニーさんの本社にあるショールームにて、10㎡の部屋を見せてもらいました。


(画像引用:シノケンHP http://ift.tt/2jzibLo)

部屋の中はまさに上図のような感じで、小部屋+ロフトのはしご+ちょっと家具を置いたらいっぱいいっぱいな感じです。

写真下部分が切れているので分かりにくいのですが、この写真下部分のすぐ下あたりが壁になっていて、まさにこの程度の大きさです。

トイレと風呂は別々になっていましたが、風呂といってもシャワーのみで、風呂釜はありません。

こんな極小の部屋に需要があるのかシノケンの営業さんに聞いたところ、狭いからこそ安めの家賃設定ができるため人気があり、全物件で98%以上の入居率なんですよ、ということでした。

この物件に自分が住むとなると嫌だなというモヤモヤが残りっため、この物件は見送りとさせてもらいました。

シノケンさんの都内の物件の多くが極小物件ということだったので、今回検討している1棟目の新築アパート投資としては、シノケンさんの物件は違うかなと思いました。


以上、本日はここまで。

なかなか良い物件に会えず焦りも出てきそうですが、前のめりな気持ちを抑えつつ

わたしの不動産投資の先生:束田光陽さんが「1,000物件は見ないと本当に良い物件に出会えないんだよ」言っていたので、無理矢理にでも自分を励ましながら頑張って継続します!

それでは!

2017年1月25日水曜日

仮想通貨|好調ビットコインとV字回復のエターナルコインの運用実績(2017年1月)

2つの仮想通貨:ビットコインエターナルコインに関して、月次の運用報告を行います。

前者のビットコインは世界中の多くの人が知っているトップシェアの仮想通貨です。

後者の仮想通貨:エターナルコインは、2015年1月にアトムソリューションズという日本企業が始めた純国産の新興仮想通貨であまり知名度も高くありませんが、今後の成長に期待をかけて投資しています。

先月の報告時点ではビットコインは大きく黒字を出し、エターナルコインもそこそこの黒字で両通貨ともに好成績だったのですが、今月はどうなっているでしょうか?

ビットコイン|bitFlyer取引所

ビットコインの売買取引所は、国内外問わず無数にあり目移りするほどですが、わたしは日本大手ビットコイン取引所のbitFlyer運用しています。

bitFlyerに対してQUICK・三菱UFJキャピタル・GMOなど数多くの有名企業が出資しており、bitFlyerの信用力が抜群に高いと感じたためです。

客観的な数字で見ても、国内ビットコイン取引所の3冠王(月間取引量・ユーザー数・資本金)に輝いたそうです。(2016年6月時点、bitFlyerの独自調査)

ビットコインの運用状況

まずは、ビットコインの運用状況を見てみましょう。

bitFlyerへログインすると、運用状況のサマリが表示されます。

ビットコイン資産:208,410 218,933円(前月比-10,523円)
日本円資産:802円
アカウント残高:209,212円

出資額:100,000円
差引損益:+108,410円(+108.4%)

前月比で-10,523円と大きく下落してしまいました。

下落したといっても、前回投稿時はチャイナマネーの流入など様々な思惑でビットコイン価格が釣り上げられた感が強く、正常な状態に戻ってきたと見ています。

そんな中でも運用開始当初から見ると108,410円(108%)もプラスとなり、投資資産の倍増をキープしているので素晴らしい運用状況と見ています。

また直近1カ月のチャートを見ると、ビットコイン価格は下図のような推移をしていました。

 

12月下旬~1月上旬の異常な相場状態を抜け、1月中旬から落ち着きを取り戻したように見えますね。

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エターナルコイン|エターナルライブ取引所

もう一方の仮想通貨:エターナルコインの運用状況を見てみましょう。

エターナルコインに国内取引所はエターナルライブのみとなっており、わたしもしぶしぶそれを使っています。(しぶしぶと言った理由はすぐ後に出てきます)

エターナルライブへログインすると、下図のトップ画面が表示されます。

出た!

XECとJPYの数字だけが表示されています。

これだけではエターナルコイン残高と円の保有残高しか分からず、エターナルコインの円換算した数字が把握できません。

本当に不親切なユーザーインターフェースですね。

改善されるまで、毎回のように愚痴を言い続けますよw

さて気を取り直して、手計算で自分の資産状況を計算することとします。

エターナルコインの残高計算

エターナルライブ内の「XECを買う/売る」メニューから、エターナルコインの現在の売買レートを調べて円換算することで、エターナルコインの資産額を把握したいと思います。

下図の通り、売りレートは870円/1エターナルコインとなっています。

前回より100ポイント以上レートが上がっているので、計算する前から顔がニヤケてきました♪

<計算式>

JPY:67円(日本円の残高)
XEC:79(エターナルコイン保有数)

売レート:870円(11/26 10:00頃)
XEC→円換算:68,730円(前月比+9,480円)
合計残高:68,797円

出資額:50,000円
差引損益:+18,797円(+37.6%)

前月と比較すると+9,48円と上昇し、大きく運用益を伸ばしました!

運用開始時時点からの運用益も30%を大きく上回っています。

ちなみにエターナルコインの直近1カ月のチャートは下図の通りです。

いい感じに上昇相場になっているのではないでしょうか。

ビットコインとエターナルコインの推移

ビットコイン・エターナルコインの評価額の推移は下図の通りです。

両通貨ともに素晴らしいパフォーマンスです!


以上、本日はここまで。

それでは!

2017年1月24日火曜日

iDeCo|MYDCで確定拠出年金にも人口知能を活用!

前回の投稿では、個人型の確定拠出年金(iDeCo)の金融機関を選ぶうえで大切なポイントを説明し、SBI証券と楽天証券がおすすめであることを書きました。

今回の投稿では、従来の金融機関とは一味違ったiDeCo専門の運営管理会社をご紹介したいと思います。

MYDCというベンチャー企業です。

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MYDCとは?


(画像引用:MYDCのHP https://mydc.life)

MYDCは個人型確定拠出年金(iDeCo)の運営管理会社として、2016年に設立されました。

出資元は、フィンテックベンチャーのお金のデザイン社、福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワン社、そして伊藤忠商事による共同出資となります。

お金のデザイン社は、独自開発のロボアドバイザーサービス:THEOによってテクノロジーを活用して一人ひとりに最適な資産運用サービスを提供することができます。

ベネフィット・ワン社は、福利厚生代行の主な顧客である企業・公務団体などの顧客ネットワークがあります。

投資テクノロジーと顧客ネットワークといった両社のリソースをフル活用することで、iDeCoの特需を取り込もうというものです。

MYDCの特徴

MYDCにはiDeCoを取扱う他の金融機関と比べて、2つの特徴があります。

1.申込みが簡単

10分で申し込めるiDeCo、それがMYDC

(MYDCのホームページより)

MYDCによるiDeCoの申し込みはインターネットから簡単に行うことができ、しかも10分という短時間で完了するそうです。

複雑で多くの項目から構成される申込書は必要ないということですね。

2.商品選びが簡単

iDeCoの資産は投資商品で運用されることになりますが、iDeCoを始めたい人で投資の知識がない人にとっては、この商品選択が大きなハードルになります。

前回の投稿でご紹介したおすすめ3つの金融機関は28~47本もの運用商品をそろえており、何を選んでいいのか分からない人も多数いるでしょう。

MYDCであれば人口知能による投資サービス:THEOが商品選択をサポートするため、ユーザーがすることはたった2つの質問に答えるだけ

安定志向の人に対しては債券を中心に定期預金などが組み込まれた運用、積極的にお金を増やしたい人には株式を多く含む投資信託を中心とした積極運用など、ユーザーの嗜好に合わせたiDeCo向け運用商品をTHEOが提案してくれるそうです。

(運用にこだわりがある人は自分でカスタマイズも可能)

MYDCの運用商品

MYDCは3つの投資信託と元本保証の定期預金の4商品をiDeCo向けに提供しています。

ロボアドバイザーサービス:THEOが提供するファンドで運用するか、イオン銀行の定期預金で元本を守るか、運用方法を自在に選択できる仕組みになっています。

詳細を見てみましょう。

THEOグロース・ファンド

株式を中心とするETFへ投資するファンドです。

世界の経済成長に沿った収益の獲得を目指す商品設計となっています。

THEOインカム・ファンド

債券を中心とするETFへ投資するファンドです。

国債・社債・ハイイールド債など世界各国の金利水準を享受しつつ、安定的なリターンを目指す商品設計となっています。

THEOリアルアセット・ファンド

世界の実物資産を中心とするETFへ投資するファンドです。

不動産だけでなく、インフラ・エネルギー・農産物・貴金属・工業用金属・インフレ連動債等が投資対象です。

定期預金

イオン銀行の5年満期の自動継続定期預金です。

唯一元本を下回ることがない運用商品です。

MYDCの手数料や管理費用

前回の投稿でもご説明した通り、金融機関を選ぶ上で大切なポイントは初期費用と管理費用です。

MYDCの初期費用と管理費用について、それぞれ見てみましょう。

初期費用

MYDCを開設する際の初期費用は2,777円です。

この金額はSBI証券や楽天証券と同じく業界最安値となります。

2,777円が意味するのは、最安値というよりも金融機関にかかる初期費用は0であり、国民年金基金に支払う費用としての支払いとなります。

月額管理費用

MYDCの月額管理費用として458円(税込み)が必要となります。

国民年金基金と事務委託として167円が固定でかかるので、実質MYDCに支払っているのは458円-167円=291円です。

SBI証券と楽天証券は月額管理費用が167円であるため、MYDCは月額管理費用において2つのネット証券に劣ると言えるでしょう。

仮にiDeCoで25年間運用するとなると、291円×12カ月×25年=87,300円と意外にバカにできない金額となります。

信託報酬費用

MYDCの信託報酬はどの商品も一律 0.432%とシンプルな体系です。

しかしSBI証券や楽天証券の運用商品の信託報酬が0.13%~0.30%だったことを考慮すると、信託報酬費用でもMYDCは2つのネット証券に劣ると言えるでしょう。

例えば平均運用資産額が300万円で25年間ほど運用したと仮定すると、0.2%の信託報酬の差があれば25年間で45万円もの差が出てきます。

MYDCの信託報酬は割と高いと思っておいた方がいいでしょう。

以上、MYDCに必要な費用をまとめると下表の通りで、管理費用がSBI証券や楽天証券よりも高くなっています。

初期費用 管理費用
口座管理費用 信託報酬
2,777円 458円(月間) 運用資産×0.432%(年間)

MYDCの始め方

まずMYDCでiDeCoを始めるか検討にあたり、MYDCに用意されたシミュレーション機能を使って将来の受取額と毎年の節税メリットを確認することができます。

iDeCo申し込みを希望する場合は、そのままアカウントを作成し、専用サイトから住所氏名や年金番号などの必要情報を入力するだけ。

その後MYDCから書類が送られてくるので、銀行印を押すなど必要な手続きをした後、返送すれば申し込みは完了します。

毎月26日に積立金が引き落とされ始めたら、iDeCoの運用スタートです!

MYDCのシミュレーションをやってみた

最後にMYDCでiDeCoのシミュレーションをしてみたのでご紹介します。

MYDCのホームページ(https://mydc.life/)から「メリットを体験」ボタンを押すとシミュレーションがスタートします。

以下の項目を選ぶと、あっと言う間にiDeCoを利用した場合の税金メリット、将来の年金受取額が算出されました!

  • 年齢
  • 年収
  • 国民年金の被保険者種別


(画像引用:MYDCのHP https://mydc.life)

↑毎月23,000円の積み立てで、毎年8.2万円の節税になるらしいです。


(画像引用:MYDCのHP https://mydc.life)

↑35歳の私が毎月23,000円積み立てていれば、1,000万円超も受け取れる可能性があるそうです!

iDeCoの節税効果とか将来の積立額とか、自分で計算しようとすると複雑で挫折しがちなので、MYDCの無料シミュレーションだけやってみてはいかがでょうか。


以上、本日はここまで。

ロボアドバイザーはついに年金絵エリアにまで進出してきました。

昨年、THEOがやっとサービス開始されたばかりなのに、すごいスピードで成長・サービス拡張させていて、本当に感心させられます。

それでは!

2017年1月23日月曜日

iDeCo|個人型確定拠出年金のおすすめ金融機関を比較

先日の投稿では、個人型確定拠出年金(iDeCo)の対象者の拡大や企業型の確定拠出年金との違いについて書きました。

個人型の確定拠出年金自体は以前からあった制度ですが、2017年1月から対象者が増えるため、新規加入者を取り込んで儲けようとする金融業界の思いがあって、ここ最近の盛り上がりにつながっているようです。

今回の投稿では、iDeCoを始めるうえで必須である金融機関を選ぶことにフォーカスを当て、金融機関の比較を行いたいと思います。

個人型確定拠出年金(iDeCo)を始める方法

iDeCoを始めるためには、iDeCoを扱う金融機関の口座開設が必要になります。

iDeCoを扱う金融機関はたくさんあって、銀行・信用金庫・労働金庫・証券会社・信託銀行・生命保険会社・損害保険会社など、その数は100社を優に超えています。

それではどうやって自分のiDeCoを任せる一社を選べば良いでしょうか?

金融機関を選ぶうえで大切なポイント

iDeCo確定拠の金融機関を選ぶ際に大切なポイントとして、手数料取扱い運用商品の2点があげられます。

手数料

個人型確定拠出を始める際、また個人型iDeCoを維持するうえで、いくつかの手数料がかかります。

手数料が安い金融機関を選べばいいじゃん!って単純に思うところですが、手数料の仕組みがちょっと複雑なので、詳しく解説します。

iDeCoに関わる3つの機関

iDeCoの活用にあたり、以下3つの機関が口座の管理に関わってきます。

  • 国民年金基金連合会
  • 事務委託先金融機関(信託銀行)
  • 運営管理会社

それぞれに対して手数料が必要になってきますが、基本的に上2つ(国民年金基金連合会と事務委託先金融機関(信託銀行))にかかる手数料は固定となり、運営管理会社にかかる手数料のみ金融機関ごとに異なります。

加入時の手数料

加入時は国民年金基金連合会と運営管理会社に手数料を支払う必要があります

支払先 金額
国民年金基金連合会 2,777円
事務委託先金融機関 0円
運営管理会社 会社ごと異なる

(金額は税込み)

加入後の維持手数料

加入後は3つの機関に対して維持手数料を支払う必要があります。

支払先 金額(月額)
国民年金基金連合会 103円
事務委託先金融機関 64円
運営管理会社 会社ごと異なる

(金額は税込み)

ここまでの内容を踏まえると、iDeCoの手数料は以下のようにまとめることができます。

  • 開設時の初期費用:2,777円+利用する金融機関の初期費用
  • 口座の維持費用:167円(月額)+利用する金融機関の維持費用(月額)

取扱い運用商品

iDeCoで積み立てたお金は60~65歳以降でないと受け取れないため、長期にわたって投資商品で運用することが前提です。

そのため、低コストの運用商品を揃えているか?という点が金融機関を選ぶ際に大切になってきます。

iDeCoではインデックス投信が主流で購入時手数料は基本的に0円であるため、重要になるのは投資信託の維持手数料にあたる信託報酬です。

金融機関選びでは信託報酬の安いインデックス投信を備えているか?を重視することをおすすめします。

iDeCoの金融機関比較

iDeCoの金融機関を選ぶうえで大切なのは手数料取扱い運用商品の2点です。

それぞれ金融機関ごとに比較してみましょう。

管理手数料の比較

iDeCoの管理手数料には、どの金融機関でも固定で支払う必要がある手数料と、金融機関ごとに変動する手数料があります。

運営管理の手数料が0円になる金融機関は、2017年1月22日時点で下表の4機関あることが分かりました。

金融機関名 初期手数料 月額手数料 手数料
(初年度)
手数料
(2年目
以降)
国民年金基金 運営
管理
国民年金基金 事務
委託
運営
管理
SBI証券
(50万円以上)
¥2,777 ¥0 ¥103 ¥64 ¥0 ¥5,861 ¥2,004
スルガ銀行 ¥2,777 ¥0 ¥103 ¥64 ¥0 ¥4,781 ¥2,004
第一生命保険
(150万円以上)
¥2,777 ¥0 ¥103 ¥64 ¥0 ¥4,781 ¥2,004
楽天証券
(10万円以上)
¥2,777 ¥0 ¥103 ¥64 ¥0 ¥4,781 ¥2,004

(2017年1月22日時点)

※SBI証券の初期手数料(運営管理費)は通常1,080円かかりますが、キャンペーン中につき2017年1月22日時点では0円です。

※一時的なキャンペーンで月額手数料:0円と宣伝している金融機関は上表から除外しています。

上表のうち、第一生命保険の150万円以上の残高というのは到達のハードルが高すぎるように感じます。

そこでSBI証券、スルガ銀行、楽天証券の3機関に絞って検討したいと思います。

取扱い運用商品の比較

iDeCoの管理手数料によって3金融機関まで絞り込むことができました。

続いて取り扱い運用商品を見てみましょう。

2017年1月22日時点で、各金融機関の運用商品数は以下の通りです。

  • SBI証券:47本
  • スルガ銀行:33本(定期預金含む)
  • 楽天証券:28本(定期預金含む)

数多くのiDeCo向けの運用商品がありますが、各資産分類ごとに最も低い手数料を整理すると下表のようになります。

赤字の投資信託が、その商品分類の中で最も運用管理費が安いものです。

 

分類 証券会社 運用商品名 実質的な
運用管理費
国内株式 SBI証券 ニッセイ-DCニッセイ日経225インデックスファンドA 0.205%
楽天証券 たわらノーロード日経225 0.211%
スルガ銀行 DC・ダイワ・ストックインデックス225 0.560%
国内債券 SBI証券 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド 0.130%
楽天証券 たわらノーロード国内債券 0.162%
スルガ銀行 インデックスファンド日本債券(1年決算型) 0.490%
国内REIT SBI証券 ニッセイ-DCニッセイJ-REITインデックスファンドA 0.270%
楽天証券 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.281%
スルガ銀行 野村 J-REITファンド 1.020%
海外株式
(先進国)
SBI証券 ニッセイ-DCニッセイ外国株式インデックス 0.227%
楽天証券 たわらノーロード 先進国株式 0.243%
スルガ銀行 インベスコ MSCIコクサイ・インデックス 0.860%
海外債券
(先進国)
SBI証券 三井住友-三井住友・DC外国債券インデックスファンド 0.227%
楽天証券 たわらノーロード先進国債券 0.216%
スルガ銀行 ダイワ 投信倶楽部外国債券インデックス 0.700%
海外REIT
(先進国)
SBI証券 三井住友-三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.302%
楽天証券 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.302%
スルガ銀行 DCダイワ・グローバルREITインデックス 0.570%

(2017年1月22日時点)

上表をもとに、投資信託の運用管理費の最安値をまとめなおすと、下表のようになります。

分類 運用管理費が最安値
の投信を持つ
国内株式 SBI証券
国内債券 SBI証券
国内REIT SBI証券
海外株式 SBI証券
海外債券 楽天証券
海外REIT SBI証券
楽天証券

SBI証券が一番だ!とも言いたいところですが、SBI証券と楽天証券の最安値の投信管理費を比較すると、どれも年間0.1%以下の差しかありません。

0.1%以下の差ならどちらでもいい気がするので、既に口座開設しているのが楽天証券だけであれば、わざわざSBI証券にする必要はないかもしれません。

いずれにせよ、iDeCoの金融機関はSBI証券楽天証券で運用するのがリーズナブルで、おすすめだと思いました。


以上、本日はここまで。

それでは!