2016年6月29日水曜日

英国のEU離脱|外国為替(FX)への影響は?

前回の投稿では英国のEU離脱:Brexitが与える日本株式への影響について書きましたが、今回は外国為替、特に日本円との関係について書きたいと思います。

英国のEU離脱ははリーマンショック並みに超円高時代をもたらすのか、それとも英国EU離脱で悪材料が出尽くして底値を付けてリバウンドに向かうのか。いずれにしても、今回絶好の買い場到来を期待する私自身にとっても、大変関心の高い事項の一つです。

それでは予想を始めます。

※この予想はあくまで一個人の見解です。投資に際しては自己責任で行ってください。

6月24日 英国国民投票の結果通知と為替相場急変

6月24日英国国民投票の結果が出る直前、恐らく正午の前だったと思いますが、EU離脱が優性というニュースが伝わると、ドル円(USD/JPY)チャートは急落します。

この日は乱高下しつつも1ドル105円程度で推移していたのですが、EU離脱優性のニュースの直後、一気に1ドル100円を目指して突き進みました。ドル円(USD/JPY)をロングポジションで持っていた投資家は地獄へ真っ逆さまです。

最終的には1ドル99円前半で下げ止まり、次の営業日からは落ち着きを取り戻し1ドル102円前後で推移しています。

ローソク足チャートは下図の通りですが、下げ止まったと言っても当面のサポートラインと見ていた103円台後半は大きく突破する形となり、次の青色サポートラインを新たに100円50銭あたりに引きました。

ドル円チャート(20160628)

相場は歴史から学ぶべし(外国為替編)

それでは本題の今後の相場予想に入っていきますが、前回の株式の今後に関する投稿でも言いましたが、こういった大きな出来事が生じた場合、相場の動きは常識が通用しないことが往々にしてあります。

予想しづらい相場に対応する時の格言として「相場は歴史から学ぶべし」という言葉があります。予想をする前に、まずは過去の同様のケースを分析して学びなさい、ということです。

そこで、ここ10年内の大きな金融ショックである「サブプライムローン問題・リーマンショック」と「ギリシャショック」の2つのケースをとりあげてみたいと思います。

※株式相場の予想の時とは違ってチャートに吹き出し文字がありません、申し訳ありませんが、文章と画像を縦に並べてご覧ください。

リーマンショックのケース

ドル円チャート(20160628)

(出典:FXCM Tradinstatioの月足チャート)

2007年8月 サブプライムローン問題が明るみになります。上チャートの左端のチャートの通り、下落が開始し始めます。2007年末まで下落が続きます。

2008年1月~8月 ドル円チャートは反転を見せ上昇に転じますが、2008年9月リーマンブラザーズ破たんにより、ドル円チャートは一気に下落。パニック相場が続き、1ドル100円を割ってしまいます。

2008年12月、米国の企業の巨額赤字決算が続きますが、FRBの量的緩和などの施策によって上昇に転じることになりました。

下落を始める前の2007年8月の1ドル120円から2008年末の90円まで、1年半の間に30円も円高が進んだことになります。

ギリシャショックのケース

2009年10月にギリシャ政権交代により大幅な財政赤字が発覚発覚します。その翌年2010年4月にギリシャの財政赤字を13.6%に下方修正され、財政危機が明るみになります。ドル円市場は若干の反応を示すものの、リスクオフのトレンドを作るまでには至りませんでした。

2011年7月にギリシャの格付けが3段階引き下げられ「Ca」となり、ほぼデフォルト国家に認定されてしまいました。ドル円も大きな陰線を作って反応しますが、円高も一過性のものですぐに下げ止まります。

2011年10月にギリシャの財政赤字削減目標が未達となる見通しを発表します。2012年5月にギリシャ議会総選挙が行われ、連立交渉がまとまらずに再選挙となりEU離脱が懸念されます。しかし結果的に最後は何とか踏みとどまりました。

上記の通りギリシャショック関連の主要イベントは2009年後半から2011年後半にかけての2年間ですが、この間ドル円相場は2009年8月の1ドル90円から2011年末の76円まで、2年の間に14円ほど円高が進んだことになります。

 

リーマンショックとギリシャショックの外国為替への影響

ここまで見てきた通り、リーマンショックは30円ほど、ギリシャショックは16円ほど円高の流れを作りました。

リーマンショックの方が、下落幅もそうですが明らかに円高進行の流れを作り出していたことになりますが、2年で14円も円高を進めたギリシャショックの影響力もあなどれないものでした。

今回の英国EU離脱がリーマンショック級でなくても、ギリシャショック並みに影響力があるイベントではないかと思います。そうすると直近の円相場105円~110円から90円~95円あたりまで円高が進んでもおかしくないですね。

今後のドル円相場の予想

前置きが長くなりましたが、今後のドル円相場の予想です。

下図はドル円を月足で見た最新のテクニカルチャートです。図の上段はローソク足チャート、下段はMACDです。

ドル円チャート(20160628)
ドル円チャート_MACD(20160628)

ドル円はまず100円を突破して90円台をチャレンジする動きを見せると思われます。もし100円を突破したら、新たなサポートラインを引いたりして予測をしなおす必要があります。

ローソク足チャート以上に強烈な印象を残すのがMACDです。赤色の短期線が青色の長期線を上から下に抜けるデッドクロスが発生し、しかもその角度がとんでもなく急です。

この角度だと円高の急進行があってもおかしくないですし、円安トレンドに転換するのにも時間がかかると思われます。

以上より、しばらくは円高が進む、しかも強烈に進行する可能性があるため、ドル円の買取引は避けることを推奨します。


以上、本日はここまで。

どうも円高が進行するリスクが高いようですね。そうなると日経平均株価も下落し、日本の景気がまた悪くなる、憂鬱な気分になりました。

それでは!

2016年6月27日月曜日

英国のEU離脱|日本の株式への影響は?

6月24日(金)英国の国民投票の結果、EU離脱という金融市場に多大なる影響を与える決定がなされました。EU離脱に導いた責任を取り、英国の首相も辞任してしまいました。

国民投票の結果が知らされたのが日本時間のお昼過ぎでしたが、午後の日経平均株価は急落し、為替市場も円やドルといった安全通貨に買いが集まりました。

株式市場の混乱は日本だけに留まらず、ヨーロッパ、ニューヨークのほぼ全ての市場でマイナスをつけ、ダウ平均株価も600ポイント超もの下落となりました。

そして静かな週末を迎えたのですが、週明けの相場はどのような展開を見せるでしょうか?今後の株式や為替はどうなっていくのでしょうか?みなさんドキドキしてますよね?私もどんな展開が待っているのか、そして絶好の買い場がやってくるのではと思うとワクワクが止まりません(笑)

私なりに今後の相場を予想してみたいと思います。まず今回は日経平均株価について予想してみます。

※この予想はあくまで一個人の見解です。投資に際しては自己責任で行ってください。

相場は歴史から学ぶべし

こういった大きな出来事が生じた場合、相場の動きは常識が通用しないことが多く、予想も困難を極めます。

予想しづらい相場に対応する時の格言として「相場は歴史から学ぶべし」という言葉があります。「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏の書籍の中でもたびたび登場する言葉です。

そこでここ10年内の大きな金融ショックである「サブプライムローン問題・リーマンショック」と「ギリシャショック」の2つのケースをとりあげてみたいと思います。

リーマンショックのケース

サブプライムローン問題_日経

2007年8月 サブプライムローン問題が明るみになります。上の吹き出しの「BPNパリバショックが」該当します。

2007年9月~12月 ダウ平均株価は少し下げる気配を見せますが、しばらく様子見の状態が続きます。

2008年1月~8月 株価は揉み合いを続けますが、徐々にサブプライムローン問題が明るみになっていったことで米国景気を支えていた住宅販売が落ち込み、住宅価格が下落、住宅ローンを返済できない人が多数出てきます。

そして上の吹き出しにもありますが2008年9月リーマンブラザーズ破たんにより、株価は一気に下落。パニック相場が続きます。

2009年1月~3月 米国の企業の巨額赤字決算が続きますが、日経平均株価はある程度落ち着きを取り戻し、徐々に上昇を始めることになりました。

下落を始める前、2007年6月に直近高値をつけているため、実に2008年末までの1年半もの間下落の大波がやってきたことになります。

ギリシャショックのケース

日経平均_ギリシャショック

ギリシャショックの時はどうだったかと言うと、リーマンショックの時とは随分違う動きを見せます。

2009年10月にギリシャ政権交代により大幅な財政赤字が発覚発覚します。その翌年2010年4月にギリシャの財政赤字を13.6%に下方修正され、財政危機が明るみになります。日経平均株価も若干反応し、直前の上昇幅から下げ戻す動きをしています。

2011年7月にギリシャの格付けが3段階引き下げられ「Ca」となり、ほぼデフォルト国家に認定されてしまいました。日経平均株価も敏感に反応し、かなりの下げ幅を付けますが、株価の下げも一過性のものですぐに下げ止まります。

2011年10月にギリシャの財政赤字削減目標が未達となる見通しを発表します。2012年5月にギリシャ議会総選挙が行われ、連立交渉がまとまらずに再選挙となりEU離脱が懸念されます。しかし結果的に最後は何とか踏みとどまりました。

上記の通りギリシャショック関連の主要イベントは2009年後半から2011年後半にかけての2年間です。この間、日経平均株価が大きく下げる場面もありましたが、直近安値は割ることなく下げ止まりました。

リーマンショックとギリシャショックの日本株式への影響の違い

リーマンショックとギリシャショックの日本株式への影響には明確な違いがありました。

リーマンショックは1年半もの間、断続的に下げ続け、結果的に直近高値の60%以上も下げてしまいました。

一方でギリシャショックはというと、イベントが起きるたびに日経平均株価も下げはするのですが、長続きせずに直近安値を割り込むことなくリバウンドして上昇に転じるというパターンを繰り返しました。

つまりリーマンショックは日本株式への影響が大きかった例、ギリシャショックは日本株式への影響が小さかった例と言えます。

では今回の英国EU離脱はどちらのケースに当てはまるのか?というと、結果的に離脱に向かう可能性が極めて高いわけですから、リーマンショック級かどうかは分かりませんが、少なくともギリシャショックより悪影響を及ぼすリスクは大きいでしょう。

また以下の点も日本株式へ悪影響を及ぼすのに作用すると見ています。

負の連鎖リスク

英国のEU離脱により、他の国でもEU離脱の国民投票を求める声が高まっているようです。またスコットランドの反EU離脱派が英国からの独立を要求する動きが出てきたそうです。

もし負の連鎖が現実的になった場合、世界経済の動揺はより大きなものになっていくでしょう。

株価の値下げ幅の余地

リーマンショックが明るみになった2007年は直前が通称:不動産プチバブル後だったため、それに連れて株価も直近高値を更新していました。そこから金融危機ですから、株価が上がっていた分だけ下がり余地が大きかったとも言えます。

一方でギリシャショックは、リーマンショック後のどん底で8,000円台~9,000円台を彷徨っていたため、多少下げても下げの余地が小さかったとも言えます。

では今回はというと、説明するまでもなく前者のリーマンショック前の状況と似ているわけで、日本株価の値下げの余地が大きいと言えます。

株価のトレンド

株価のトレンドはというと、上の図で取り上げた通りリーマンショック時は下落傾向にあったため、敏感に金融事故へ反応して株価も下げてしまったのでしょう。

一方でギリシャショック時は上昇傾向にあったため、一時的に大きな株価の下げが生じても持ち直すパワーがありました。

では今回はというと、説明するまでもなく明らかに日本株が下落トレンドにある中でのEU離脱です。トレンドがより強くなるのでは?と警戒してしまいます。

今後の日本の株式相場予想

前置きが長くなりましたが、今後の日本の株式相場の予想です。

下図が日経平均株価を月足で見た最新のテクニカルチャートです。

日経平均株価_英国EU離脱

みなさんはこのチャートを見てどう思いますか?私はテクニカル分析が見事に効いている素晴らしいチャートだと感動しました!

どういうことかと言うと、今回の英国EU離脱のニュースが飛び込んだ後に付けた最安値は14,864円でした。そしてこれ以前の直近最安値は2016年1月の14,865円でした。

その差なんと1円!!

なんて美しいチャートなんだと本当に感動して、週末一人で騒いでました。

これだけ美しいチャートならば予想も簡単で14,865円を大きく割り込む(200~300円程度でしょうか)ことがあれば、下落トレンドは新たなステージに突入します。上図でいうところの「サポートライン2」が示す13,900円を目指して突き進むでしょう。

そして私は、よっぽどのどんでん返しがなければ、日本の株価は新たなステージに突入する可能性が高いと考えてます。(例えば国民投票のやり直しとか、EU離脱やめた!とか)

その理由は、今回のEU離脱が日本株の下落トレンド中に起きている出来事だったため、大きな流れは避けられないと考えるためです。


 

以上、本日はここまで。

今回の投稿は珍しく3,000文字を超えてしまいました。やっぱり興奮してしまったが故にいろいろと書いてしまいますね。長文・乱文たいへん失礼しました。

それでは!

 

2016年6月25日土曜日

英国のEU離脱|2016年金融危機!?株式・為替相場はどうなる?

英国の国民投票の結果、EU離脱が賛成多数で決定しました。

金融業界における2016年最大の事件をみなさまどのようにお過ごしだったでしょうか?

日経平均の急落

(日経平均は1,000円超の急落)

株式や為替でリスクを取っていた人たちは、きっと泣く目を見たでしょうし、暴落にかけていた空売り屋さんは一日にして億万長者になった人も多数いるでしょう。

でも本当の勝負はここからだと私は思います!

大きな変動が起きたということは、今年の2月あたりから全世界的にもみ合い相場の均衡が崩れる、大きなトレンドが発生する機会でもあります。

今回の投稿では、これまでの相場予想も踏まえつつ、今後の新たな予想を行いたいと思います。英国のEU離脱で笑った人も泣いた人もこれからの相場を予想すれば、数年に一度の大チャンスをつかめるかもしれません。

これまでの相場予想まとめ

昨年の8月~9月にチャイナショックが起きたことをきっかけに、このブログ内で日経平均株価を中心に相場予想を始めました。これまでの流れを以下の通り大まかにまとめてみました。

2015年時点の相場予想

公開日:2015年09月19日 更新日:2015年09月19日
【チャイナショック!】テクニカル分析による予測

↑↑昨年9月の投稿ですが、この時点ではまだ日経平均株価は19,000円近くにあったのですが、既に株価の下落トレンドが出始めていることに言及しています。

2016年になってからの相場予想

公開日:2016年01月06日 更新日:2016年01月06日
【チャイナショック第二弾?】日本市場の今後を分析

↑↑今年1月上旬の投稿ですが、MACDがデッドクロスしたことで下落トレンドが本格的にスタートすることに言及しています。

公開日:2016年01月22日 更新日:2016年01月22日
【2016年株価暴落】金融危機のシミュレーション

公開日:2016年01月19日 更新日:2016年01月20日
【2016年株価暴落】金融危機のトリガーを探せ!

↑↑今年1月中旬の投稿ですが、金融危機について言及しています。この時は、金融危機のトリガーを中国と仮定して書きました。まさか英国がトリガーを引くとは、完全にノーマークでした。

公開日:2016年03月12日 更新日:2016年03月12日
【2016年金融危機?】日経平均株価の行方を予想(2016年3月更新版)

↑↑3月の投稿でははっきりと下落トレンドと書いており、さらには「2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショックの時とMACDチャートが似ている」ことで株価急落を示唆していました。

公開日:2016年05月06日 更新日:2016年05月06日
FX|外国為替の相場予想(2016年5月版)

↑↑5月からは外国為替(FX)の相場予想を始めましたが、USD/JPYやAUD/JPYともに円高に向かっているため、ここでもやはり日経平均株価は下落するという予想をしていました。

以上の通り、昨年の9月から一貫して日経平均株価の下落を主張してきて、今年に入ってからは世界的な金融危機、株価暴落も示唆してきました。

このまま金融危機に突入すれば英国のEU離脱がトリガーということなので、この点は予測できなかったのが残念です。

国民投票の直前までこんなことが起きてるなんて知りませんでした、気づかずくやしい。。。

株式や為替相場はどうなる?

英国のEU離脱後、大方の予想通り世界経済はリスクオフの動きを見せると思います。

また、混乱したマーケットの中で大口・小口の投資家がお金を引き上げていくうちに、金融市場を揺るがす新たな火種が生じ、さらなる下落を招くリスクがあります。

その火種とは中国経済の危機かもしれませんし、EU崩壊かもしれません。

今回のEU離脱もそうですが、結局のところ私のような素人投資家レベルでは、金融市場を混乱に陥れるトリガーになかなか気が付くことができないんですよね。だからこそ今が上昇トレンドなのか下落トレンドなのか、急落のリスクがありそうなのか否かといった相場の大きな流れを把握しておくことが重要だと思います。

それでは次回以降になりますが、今後の株式や為替相場に関して予想をして大きな流れを掴んでいきたいと思います。


以上、本日はここまで。

英国のEU離脱が決定した時、私は職場にいました。国民投票の結果発表後、株式や為替市場が大荒れになると、一人で大興奮して周りの人にあれこれ喋りまくるという迷惑行為をしていました。これから訪れる投資チャンスのことを考えると、さすがに興奮は抑えられなかったですね。

それでは!

2016年6月24日金曜日

【ブログで稼ぐ】Google Adsenseで稼ぐブロガーBさんの実績(2016年5月まで)

以前の投稿で、Google Adsenseで稼ぐ上級ブロガー:Aさんと中級ブロガー:Bさんにインタビューし、PV数や実際に得ている報酬について書いたことがありました。

その後、中級ブロガー:Bさんと私は同じ金融関連ブログを書いているということで意気投合し、BさんのPVやGoogle Adsenseの実績について話を聞く機会がありました。

そこで思い切って言ってみました。

私「Bさんのブログ実績を私のブログで紹介しても良いですか?」

Bさん「おう、ええよ。(関西人なので)」

私「ありがとうございます!(軽いな~・・・)」

ということで、中級ブロガー:Bさんのブログの実績を定期的に記事にさせていただくことになりました。これからブログで稼いでいこうとされている方は、ぜひ参考にしてください。

Bさんのブログの特徴

Bさんのブログの最大の特徴は、内容が全て金融関連で統一されていることにあります。経済ニュース、株、外国為替、お得な情報、節約術、ファイナンシャルプランなど、とにかくお金に関する情報を発信して、読者の懐事情に少しでも役立てようとされているようです。

ブログ開始当初~暗黒期

ブログの開始当初、記事を書いてもPV数が上がらず、Bさんは何度も止めようと思うことがあったそうです。

記事の投稿頻度も月に3本前後と少なく、投稿数が少ない→PV数が上がらない→モチベーションが上がらない→投稿数が少ない、といった悪循環に陥ったようです。

暗黒期を脱出!

しかしある日、Bさんの1本の記事が金融関連のポータルサイトに紹介されたことで、その日だけでPV数が10倍に膨れ上がりました。

PVの増加は一過性のもので数日後にはもとの数字に戻ったのですが、その時に得た収入の大きさに改めて魅力を感じ、頑張って投稿しようと決心されたそうです。

その後記事を書く頻度が上がるのですが、書いているうちに不思議とブログ投稿自体に楽しみを感じるようになったそうです。そしてブログ投稿本数が増えるにつれ、PV数も徐々に上がっていきました。

BさんのGoogle Adsense実績表

BさんのGoogle Adsenseの実績は下表の通りです。

年月 合計記事数 PV数 アドセンス収益 収益/1PV 特別収益
15/07 28 1,225 ¥1,397 ¥1.14
15/08 35 1,474 ¥1,251 ¥0.85
15/09 48 3,444 ¥3,495 ¥1.01
15/10 67 7,215 ¥9,986 ¥1.38
15/11 84 10,079 ¥8,956 ¥0.89
15/12 101 8,847 ¥8,462 ¥0.96
16/01 115 10,911 ¥10,258 ¥0.94
16/02 134 16,682 ¥14,813 ¥0.89
16/03 159 22,563 ¥21,173 ¥0.94
16/04 179 27,185 ¥36,422 ¥1.34 ¥10,000
16/05 190 29,290 ¥36,516 ¥1.25

上表は2015年7月からスタートしてますが、実際のブログスタートは2015年1月です。開始から半年は月間2~3本しか投稿していなかった暗黒の時期なのでデータを伏せられましたw

Bさんの特筆すべきはPVあたり収益です。1PVあたり1円を超えており、Google Adsenseの相場からすると非常に高い水準にあります。やはり金融特化型のブログの効果かもしれません。

また最終列に「特別収益」という列がありますが、これは直接提携しているアフィリエイト契約から得ている利益です。

なんと無料セミナーにするだけで1人あたり10,000円!もの収益が上げられるアフィリエイトということです。それに特化した方がよっぽど儲かるんじゃない!?と思ってしまいますが、Bさんはおまけ程度にしか考えていないようです。

提携先企業を教えて欲しいとお願いしたのですが、ライバルを増やしたくないという理由で、こればかりは教えてもらえませんでした。そりゃそうか、、、。


以上、本日はここまで。

Bさんのブログを読んでいると、本当に一生懸命研究して読者思いな文章を書いているのが伝わってきます。

それでは!

2016年6月22日水曜日

8 Now!|エイト証券のロボアドバイザー

今回はエイト証券のロボアドバイザーサービス「8 Now!」についてご紹介したいと思います。

過去にTHEO楽ラップといったロボアドバイザーをご紹介してきましたが、その記事を見た人から、情報が少ないエイト証券の「8 Now!」についても書いてほしいと要望を頂きました。

以前ロボアドバイザー全般を調べた時に、実は私も8 Now!のことが気になってました。 良い機会ですので、8 Now! by エイト証券について調査し、気に入れば実際に投資してみたいと思います。

8 Now!とは

まずは8 Now!のオフィシャル動画をご覧ください。

8 Now!は「最もシンプルな国際分散型投資サービス」というテーマを掲げ、ロボアドバイザーを活用した投資一任サービスです。

つまり人口知能を持つポートフォリオ構築システムが、投資家の嗜好に合わせた投資ポートフォリオを構築し、勝手に運用してくれるシステムです。

「人工知能」についてですが、Morningstar Investment Management社.(モーニングスター・インベストメント・マネジメント)が開発したアルゴリズムを用いています。

米国モーニングスター社(1977年設立)のグループの子会社であり、米国で登録を受けている投資助言会社です。同社は投資情報データ、投資分析ソフトウェア、投資運用、投資助言、資産運用コンサルティングサービスなど、一貫して投資の世界で豊富な経験と知識を活かしたサービスを提供してきました。

8 Now!は派手な宣伝広告を打っていないこともあって、ロボアドバイザーとしてはTHEOや楽ラップほどの知名度はありません。

しかし、8 Now!は2015年5月から本格的にサービスを開始しており、実は日本のロボアドバイザーの先駆者だったのです。

8 Now!オフィシャルページにはロボアドバイザーで投資の世界にイノベーションを起こしてやる!という強い気概を感じられます。もっと宣伝を頑張ればいいのにな。

どんな人でも資産の大小に関わらず、誰もが世界トップクラスの投資へアクセスできるべきだと私たちは考えます。

Appleが私たちのライフスタイルを一変させたように、Amazonが私たちの買い物の仕方を変えたように、Googleがインターネットの世界を一新したように – 今度は私たちが最新の技術を駆使して投資の世界に新しい風を吹き込み、安価でシンプルかつ簡単な新しい投資のスタイルを創り出します。

8 Now!の特徴

8 Now!のロボアドバイザーとしての主な特徴は以下の通りです。

投資対象商品

米国上場E T Fを中心にポートフォリオが構築されます。

サービス概要

上記ETFから投資家の運用方針に合うポートフォリオを提案、また市況変化に合わせて構成銘柄も自動的に見直されます。少なくとも年に2回はポートフォリオのリバランスが行われます。

低コスト

費用はシンプルでわかりやすく、年間ポートフォリオの評価額の0.88%(税抜・年率)が投資顧問料としてかかるだけです。ETFの購入・売却・リバランスの際に追加費用がかかることはありません

投資条件が厳しくない

8 Now!は88米ドルから投資することが可能です。つまり現在の為替レート:1ドル105円前後ならば、9,200円ほどから開始できることになります。

投資したお金は自由に引き出すことが可能です。

各社ロボアドバイザーの比較

各社ロボアドバイザーの比較を行ってみました。

比較してみると、8 Now!のコストや投資条件に明らかな優位性があることが分かり、投資家思いのサービスであることが分かります。

8 Now THEO 楽ラップ
投資対象 米国ETF(上場信託投信) 世界65か国に上場する35通貨11,900のETF(上場信託投信) 20銘柄弱のインデックス型投資信託
コスト 運用報酬は年率0.88% 運用報酬は年率1% 運用報酬は年率0.98%~1.28%ほど(別途、成果報酬型プランあり)
投資条件 最低投資額は88米ドル(9,000円強) 最低投資額は10万円 現在の最低投資額は10万円

エイト証券とは

各社ロボアドバイザーを比較したところで8 Now!の魅力を感じたので、最後に信用チェックを行うことにしました。

エイト証券がいったい何者なのか?資本構成は大丈夫か?投資詐欺等に巻き込まれる危険性はないのか?お金を預けるのですから、最低限のチェックは行いたいと思います。

資本構成

香港の金融グループ持株会社8SL HOLDING LIMITEDが筆頭株主として設立されました。現在は8 Limitedが筆頭株主となっています。

役員も社長は日本人ですが、その他は外国人を中心に構成されます。エイト証券の外国人役員Mikaal Abdulla氏は、香港の8 LimitedのCEOでもあります。

香港の8 Limitedも設立されたばかりのベンチャーのようなので、全体的にベンチャーネット証券会社と言うことができます。

前身:ユナイテッドワールド証券とは

エイト証券の沿革を見ていたところ、衝撃の事実が判明!(個人的にですがw)

なんと!前身がユナイテッドワールド証券だったのです。

新興国株式に興味があれば、ユナイテッドワールド証券についてご存知の方も多いのではないでしょうか。

私も2005年頃にタイ株式投資をしていた際に、ユナイテッドワールド証券を使っていました。しかしタイの情勢不安、またユナイテッドワールド証券自体のいくつかの不祥事に嫌気が指して、投資資金を引き揚げた過去がありました。

ユナイテッドワールド証券の取引システムは度々システム障害を起こしたり、金融庁からの是正命令で業務停止命令を食らったりと散々でした。

現在は香港資本の会社になり、社長や役員もみな変わってしまったので別会社と言えるかもしれませんが、ユナイテッドワールド証券が前身となると、エイト証券ちょっと不安なんですけど、、、。

エイト証券の評価

まずは少額で試してみようかなと思いました。

エイト証券がベンチャーであること、また株主構成や役員が全て変わったといえども前身ユナイテッドワールド証券の悪い記憶が払拭できないことから、個人的に大きなお金を預けるには不安だなと。

また公表されている財務諸表や損益計算書を見ても、赤字ではないものの儲かっていない内容でした。(というか、盛り上がっていないと言った方が適切かも)

まずは少額で試してみることにします。


以上、本日はここまで。

次回はエイト証券の8 Now!のロボアドバイザーを試してみたいと思います。

それでは!

 

 

2016年6月21日火曜日

イギリスEU離脱|Brexit後の世界経済を予想!急落相場にご注意を!

Brexit(ブレグジット)って言葉ご存知ですか?最近、経済紙やネットニュースで目にする機会が増えてきている気がします。

調べたところ、Brexitはブレグジットとは「英国のEU脱退(Britain exit)」の略です。

6月23日に英国でEU離脱に関する国民投票が行われることはご存知でしょうか?事前調査によると、英国のEU離脱=Brexit賛成派と反対派の勢力が拮抗しているようで、英国国内での盛り上がりはもちろん、世界中からも大きな注目を浴びています。

世界中から注目を浴びている理由ですが、単に一国のお家騒動でなく、世界中の経済を揺るがす事態に発展するリスクが懸念されているためです。

Brexitの背景

ブレキジットという言葉は最近使われ出したものですが、英国は常にEUと距離を置く姿勢を見せてきました。

例えば、イギリスは独自通貨ポンドを維持しており、欧州共通通貨ユーロを採用していないことから、EU諸国と一定の距離を置きたいという考えを伝統的に持っていました。

また以下のような近年のEU圏動向の変化によって、イギリス国内のBrexit容認派の拡大に繋がっています。

ドイツの影響力増大

国際的には参加国の中でGDP最大国家であるドイツがEUを掌握していると見られており、英国はドイツの影響力が大きいことを気持ちよく思っていません。

「弱い国」支援による負担増

EUにはギリシャなどの経済的に「弱い国」が存在しており、支援金を拠出することに対して英国国内では反発の声が上がっています。

移民の増加

EU内での人やモノの移動が自由になっていますが、近年、ポーランドなどEU圏内から英国への移民が増加しています。英国の人々は職を奪われるかもしれないと懸念しています。

英国のEU離脱後、世界経済はどうなる?

上記のようにEU脱退の気運が高まったため、EU離脱の是非を問う国民投票が6月23日に行われることになりました。

投票前の世論調査によると、EU脱退の賛成派と反対派の割合は拮抗しているそうです。

万一、国民投票の結果がEUからの脱退に賛成だった場合、英国経済、ひいては世界経済に対してどのような影響をもたらすでしょうか。

英国の景気

企業への影響は甚大であるとみられている。EU離脱は、物や人の移動に制限をかけるようになることを意味します。すなわち関税制度の復活、入国審査の厳格化により、物や人の流れが悪くなり、英国企業は国際競争力を失いかねません。

また英国に進出している外国企業も、EU圏の参加国へ拠点を移す動きが活発になり、GDPの低下や失業率の増加を招く可能性が高いでしょう。

英国のマネーの流れ

EU離脱が英国の景気悪化や労働者の減少に繋がると考える投資家は、英国の株式や不動産から撤退するはずです。

その結果、株式や不動産価値の下落が生じ、不良債権の増加やデフレリスクの拡大といった問題が生じる可能性があります。

為替・ポンド

EU離脱によって英国の株式や不動産から世界のマネーが離れるならば、為替はポンド安に傾くでしょう。

とあるアナリストの分析によると、国民投票に伴うポンドと主要通貨の為替のボラティリティは最大20%前後と見られています。1ポンド150円程度ならば30円程の激しい動きは覚悟する必要があるようです。

世界の通貨・経済への影響

EU離脱によって英国経済は低迷、ポンド安が起きると予想しましたが、世界経済に与える影響はいかほどでしょうか?

ポンド安の連鎖でユーロ安も起き、ドルや円といった安全通貨が買われる動きが高まります。現在は1ドル104円台なので比較的に円高水準で推移してますが、さらに円高の波がやってくることを意味します。

つまり世界経済も全体的にリスクオフ(投資の引き上げ)の気運が高まり、景気の悪化も懸念されます。

もしかすると2016年の金融危機はBrexitがトリガーになるかもしれませんね。

日本経済への影響

ここまで予想してきたように英国の景気悪化、ドル高・円高の進行となれば、当然日本経済も低迷しますし、日経平均株価は暴落するでしょう。

この状況下においては安倍首相や日銀の黒田総裁がどんな施策を打とうが無意味です。リーマンショックの時のように、世界同時金融危機の荒波が過ぎるまで耐え忍ぶしかないでしょう。


以上、本日はここまで。

今回の投稿まで英国のEU離脱に関する国民投票の動きはノーマークでした。

しかし調べてみると、EU離脱が賛成多数となった場合、英国経済や世界経済に激震をもたらす可能性を秘めていることが分かりました。

国民投票の結果がどうなるか?賛成派が多数になった場合にどうなるか?こればかりは実際に起きてみないと分かりませんが、もしかしたら世界同時株安などの金融危機の波がやってくるかもしれません。

その際は、タイミングを計りながら喜んで荒波に乗りたいと思います。

それでは!

 

2016年6月20日月曜日

マンション投資|債務整理物件に出会った話

ファイナンシャルアカデミー社の「不動産投資の学校」に今年の春先通い、その後、不動産購入に向けた物件調査を毎日しています。最低でも年内にマンション2つ買いたいと思ってます。

不動産投資の学校

そんな不動産物件調査をしている中で、偶然にも債務整理物件に出会いました。債務整理=破産者の物件ですので、さすがに普通の物件とは違い、驚きや発見の連続でした。

不動産物件選びの基準をおさらい

私はファイナンシャルアカデミー社の「不動産投資の学校」に通った後、自分なりの不動産投資の基準を設けたうえで物件探しをしています。

その基準とは以下のようなものです。基準について詳しく解説はしませんが、「不動産投資の学校」の無料セミナーに参加すると自分の基準探しのヒントになると思います。

中古マンション
ファミリー向けで広さ50㎡以上
表面利回り10%以上、実質利回り8%以上
築22年以内
山手線のターミナル駅まで30分以内でアクセス可能な場所
駅から徒歩15分以内
自分が見学に行ける距離

上記の条件で、且つエリアをある程度絞って探しています。

ザ・債務整理物件!

そんな感じで不動産物件を探し求めていたところ、すごい!物件の情報が目に止まりました。

価格:1,300万円

場所:北区
築年数:24年
広さ:50㎡強
最寄り駅:北区の某地下鉄駅 徒歩10分

さすがに目を疑いました。

23区内の築年数がそこそこのファミリータイプ不動産物件、1,300万円台で売り出されるなんて、これまで見たことありませんでした。

この物件は現在家主が居住中ということで賃料が分からなかったので家賃相場を調べたところ、約10%の利回りが出ることが分かりました。

都内23区、そこそこの築年数で利回り10%!!

すぐに不動産屋に電話とメールの両面で連絡を入れました。

そこで不動産屋から言われた注意事項として、物件を案内することはできるが「任意売却物件」、すなわち債務整理に関わる物件であるという事実でした。

債務整理物件と普通の物件の違い

まず言葉の意味について整理しておきます。

任意売却とは債務整理の一つの方法です。不動産を売却しても住宅ローンを全額銀行に返済できず住宅ローンが残ってしまう状況において、債務者(家主)と債権者(銀行)の間に仲介者(主に不動産業者)が入り、債務者・債権者・不動産の購入者の3者が納得の行く価格で取引を成立させることを指します。

任意売却が成立しないままの状態だと不動産は差し押さえをくらって、売却価格が不透明な競売(落札方式)へかけられてしまいます。債務者(家主)にとっては、不動産の債務整理は任意売却の方が望ましいのです。

そして今回の物件は「任意売却」という理由で、市場価格よりかなり安い値段で物件が売り出されていたわけです。

債務整理物件と普通の物件の違いですが、債務整理物件の方が様々な制約のある上級者向けの投資であることが分かりました。

●債権者との交渉が必要なため決済までに時間がかかる場合がある
●売主は瑕疵担保責任が免責になる
●債権者がいるため売買価格の値引き交渉をし辛い
●債務者の残置物がある場合がある

今回の物件は室内が荒れ放題になっていて、壁からは緑カビが生えるほどに悪い状態でした。設備関連にもきっと支障が出てくるところもあるでしょうから、任意売却物件の「瑕疵担保責任が面積」というのは非常に大きなリスクになる恐れがあります。

その後の顛末

不動産屋から任意売却であることの説明と室内の写真を受け取った後、3日ほど考えました。

一番の悩みの種は、室内の状態が悪いのでリフォームに150万~200万円くらいかかりそうなこと、そして設備の瑕疵担保がないことでした。

そして3日後、不動産屋に電話したところ、既に2件も購入申込みが入っており、そのうち1一は現金購入の希望者で売却可能性が高い状況であったため、諦めてしまいました。

私はわずか3日間のつもりでしたが、やはり人気のある物件は取り合いになってしまうのですね。良い勉強になりました。


以上、本日はここまで。

債務整理物件はわけありなだけあって、市場価格よりかなりお得な価格設定がされています。しかしわけありなだけあって、瑕疵担保責任の免除など購入側にとって不利な制約が多数あることも分かりました。

私のような不動産投資の初心者には、ちと早いでしょうね。気を取り直して普通の物件をさがします。

それでは!

2016年6月19日日曜日

【IPO投資】2016年度のIPO予定一覧(6月19日更新)

定例となりましたIPOの予定と実績について書きたいと思います。

今年も高パフォーマンスのIPO投資。2016年5月末時点で驚異の勝率77%!

今後の新規上場銘柄をいち早くご紹介します。

2016年IPO予定一覧

6月20日以降のIPO予定です。

今後、ブックビルディング(申し込み可能期間)を迎えるIPO銘柄をまとめましたものが下表となります。IPO申込みの参考にしてください。

前回と比較すると、セラク以上の4社がIPO予定に入ってきました。

上場市場は4社中3社が東証マザーズとJQスタンダードといった新興市場です。過去の実績によると、新興市場の新規上場はハイパフォーマンスが期待できる市場のようです。

私はもちろん全IPO銘柄にエントリーする予定です!

<評価の参考>
評価A:初値が公募価格を大きく上回る可能性が高く、ぜひIPOの権利を得たい
評価B:初値が公募価格を上回る可能性が高く、IPOの権利を得たい
評価C:初値が公募価格を下回る可能性もある、IPOの権利獲得は慎重に検討
評価D:初値が公募価格を下回る可能性が高く、IPOの見送り推奨
※評価は独自ロジックで判定しています。結果に責任は負いかねます。

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
7月21日 JQスタンダード デュアルタップ 7/4~7/8 ¥1,060 SBI
SMBC
東海東京
B
7月21日 東証
マザーズ
インソース 7/4~7/8 ¥520 SMBC
SBI
マネックス
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
7月15日 東証 LINE 6/28~7/8 ¥2,800 大和
SMBC
SBI
東海東京
C
7月1日 東証
マザーズ
セラク 6/16~6/22 ¥1,360 SMBC
大和
マネックス
SBI
B
6月27日 東証 コメダホールディングス 6/13~6/17 ¥1,960 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
6月23日 東証 ソラスト 6/14~6/20 ¥1,270 SMBC
大和
SBI
マネックス
C
6月22日 東証
マザーズ
ベガコーポレーション 6/10~6/16 ¥1,440 大和
SBI
カブコム
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月27日 東証
マザーズ
キャリア 6/10~6/16 ¥1,850 岩井
SBI
むさし
A
6月23日 東証
マザーズ
バーチャレクス・コンサルティング 6/6~6/10 ¥1,030 SMBC
SBI
マネックス
カブコム
B
6月22日 東証
マザーズ
ジェイリース 6/6~6/10 ¥3,100 岩井
SBI
むさし
B
6月21日 東証
マザーズ
ストライク 6/6~6/10 ¥2,940 SMBC
SBI
B
6月21日 東証
マザーズ
AWSホールディングス 6/2~6/8 ¥2,400 SBI
SMBC
大和
A

2016年度IPO実績表(6月17日まで)

上場日を迎え、初値が決定したIPO銘柄の一覧は下表の通りです。

前回と比較すると、新たにープ以上の4銘柄が上場日を迎え、全銘柄で初値が公募価格を上回りました!素晴らしい!!

<6/3~6/17の上場会社>

やまみ
農業総合研究所
アトラエ
ホープ

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月17日 JQ
スタンダード
やまみ 5/31~6/6 ¥1,690 ¥1,690 ¥1,751 ¥61 SMBC C
6月16日 東証
マザーズ
農業総合研究所 6/1~6/7 ¥1,010 ¥1,050 ¥1,870 ¥820 大和
SMBC
SBI
C
6月15日 東証
マザーズ
アトラエ 5/31~6/6 ¥5,030 ¥5,400 ¥12,700 ¥7,300 大和
SMBC
岩井コスモ
B
6月15日 東証
マザーズ
ホープ 5/30~6/3 ¥1,400 ¥1,400 ¥3,220 ¥1,820 SBI
大和
SMBC
マネックス
B
6月2日 東証インフラ タカラレーベン・
インフラ投資法人
5/16~5/20 ¥100,000 ¥100,000 ¥109,900 ¥9,900 C
4月21日 東証 1部or2部 ジャパンミート 4/4~4/8 ¥1,010 ¥1,010 ¥1,040 ¥30 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
4月20日 東証REIT スターアジア不動産投資法人 4/4~4/7 ¥100,000 ¥100,000 ¥99,100 -¥900 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
4月19日 東証
マザーズ
グローバルウェイ 4/4~4/8 ¥2,760 ¥2,960 ¥14,000 ¥11,040 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
4月15日 東証
マザーズ
エディア 3/30
~4/5
¥1,510 ¥1,630 ¥3,165 ¥1,535 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
4月8日 名証2部 丸八ホールディングス 3/23
~3/29
¥670 ¥680 ¥757 ¥77 SMBC
SBI
マネックス
D
4月5日 東証
マザーズ
ハイアス・アンド・カンパニー 3/18
~3/25
¥850 ¥950 ¥2,750 ¥1,800 SMBC
SBI
A
3月31日 東証
マザーズ
PRTIMES 3/14
~3/18
¥1,210 ¥1,340 ¥2,130 ¥790 SBI
大和
SMBC
マネックス
B
3月31日 東証
マザーズ
エボラブルアジア 3/14
~3/18
¥1,680 ¥1,800 ¥2,670 ¥870 SBI
岩井
マネックス
安藤
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月24日 東証
マザーズ
ベネフィットジャパン 3/8
~3/14
¥2,020 ¥1,980 ¥3,310 ¥1,330 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
3月24日 JQ
スタンダード
ウイルプラスホールディングス 3/7
~3/11
¥1,880 ¥1,880 ¥1,729 -¥151 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
3月22日 JQ
スタンダード
チエル 3/3
~3/9
¥810 ¥810 ¥2,151 ¥1,341 SMBC
SBI
マネックス
A
3月18日 東証
マザーズ
フェニックスバイオ 3/3
~3/9
¥2,400 ¥2,400 ¥2,350 -¥50 SMBC
SBI
C
3月18日 東証
2部
イワキポンプ 3/3
~3/9
¥1,970 ¥2,000 ¥2,050 ¥50 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月18日 東証
マザーズ
アイドママーケティングコミュニケーション 3/2
~3/8
¥1,540 ¥1,440 ¥1,230 -¥210 SBI
岩井
SMBC
マネックス
B
3月18日 JQ
スタンダード
アグレ都市デザイン 3/2
~3/8
¥1,700 ¥1,730 ¥3,505 ¥1,775 SBI証券 C
3月18日 東証
マザーズ
グローバルグループ 3/2
~3/8
¥2,200 ¥2,000 ¥3,200 ¥1,200 SMBC
マネックス
B
3月18日 JQ
スタンダード
ヒロセ通商 3/2
~3/8
¥830 ¥830 ¥830 ¥0 SMBC
大和
SBI
岩井
岡三
C
3月17日 東証
マザーズ
アカツキ 3/1
~3/7
¥1,930 ¥1,930 ¥1,775 -¥155 大和
SMBC
岩井
SBI
マネックス
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月16日 JQ
スタンダード
昭栄薬品 3/1
~3/7
¥1,330 ¥1,350 ¥2,001 ¥651 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
3月15日 東証
1部or2部
富山第一銀行 2/26
~3/3
¥590 ¥470 ¥500 ¥30 大和
SMBC
岩井
SBI
D
3月15日 東証
マザーズ
富士ソフトサービスビューロ 2/26
~3/3
¥890 ¥890 ¥1,010 ¥120 SMBC
大和
SBI証券
C
3月15日 東証
1部or2部
ユー・エム・シーエレクトロニクス 2/26
~3/3
¥3,400 ¥3,000 ¥2,480 -¥520 SMBC
SBI
むさし
マネックス
カブコム
C
3月14日 東証
マザーズ
LITALICO 2/25
~3/2
¥930 ¥890 ¥1,010 ¥120 SBI
むさし
マネックス
カブコム
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月11日 東証
マザーズ
フィット 2/24
~3/1
¥1,810 ¥1,890 ¥1,741 -¥149 SBI
SMBC
B
3月9日 東証
マザーズ
名証
セントレクス
ブラス 2/22
~2/26
¥4,370 ¥4,370 ¥4,650 ¥280 東海東京
SBI
安藤
マネックス
B
3月4日 東証
マザーズ
ヨシムラ・フード・ホールディングス 2/18
~2/24
¥850 ¥880 ¥1,320 ¥440 大和
むさし
SBI
C
3月3日 東証
2部
中本パックス 2/16
~2/22
¥1,440 ¥1,470 ¥1,480 ¥10 SMBC
SBI
岩井
カブコム
C
3月2日 東証
マザーズ
バリューゴルフ 2/15
~2/19
¥1,240 ¥1,280 ¥3,215 ¥1,935 東海東京
SBI
むさし
マネックス
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
2月24日 マザーズ はてな 2/8~2/15 ¥1,650 ¥800 ¥3,025 ¥2,225 SMBC
マネックス
SBI etc
A
2月17日 東証
REIT
ラサールロジポート投資法人 1/28
~2/2
¥100,000 ¥100,000 ¥105,000 ¥5,000 SMBC D

2016年度IPOの勝率(6月17日まで)

6月17日までのIPO銘柄のうち、初値が公募価格以上だった株式の割合は80%です。(35銘中28銘柄)

今年の前半は70%台の中盤だったことがを考えると、IPO投資の勝率がかなり高まってきていることが分かります。

私のIPO申込実績

IPOブックビルディング申込み12社に対して、18社が落選、3社が待ちとなっています。ゆえに、2016年度のIPO当選率は0%です。

先日の投稿でSBI証券でのIPO投資確率を上げる方法について書いた通り、より多くの口数申し込んだ方が当選確率が上がるため、IPO投資の元手を100万円に上げてチャレンジしています。

まだ成果は上がってませんが、しばらくは100万円の範囲内でIPOにチャレンジし続け、それでも当選しなければ元手を上げていこうと思います。


以上、本日はここまで。

IPOはなかなか当選してくれませんが、当たれば非常に大きな利益を上げる可能性のある魅力的な投資です。しかも申し込むだけならタダですので、無料の宝くじ程度の気楽な感じでチャレンジし続けたいと思います。

それでは!

2016年6月18日土曜日

2016年金融危機|米国株式市場が世界経済の鍵を握る?

6月16日、円高/ドル安が急進行したことで、日本株が大きく売られ、日経平均株価は15,000円台の前半に突入してきました。

日本株は今後どうなるか?

その鍵を握るのはドル/円相場はもちろんのこと、ここまで世界同時株高を引っ張ってきた米国株が大きな要因になることは間違いないでしょう。

そこで今回の投稿では米国株式市場をファンダメンタルズとテクニカルの両面から分析し、米国株の行方を占ってみたいと思います。

米国株の予想をする前にちょっと余談ですが、今月前半に私が日経株価やドル/円の相場予測の投稿をしました。今週の相場はその投稿の内容通りに日経平均が悪い方向に下落しています。

FXのドル/円相場に至っては、「次のサポートライン103円75銭を目指す」といった通りその価格まで円高が進み、リバウンドしました。(ここまで予想がバッチリ当たると気持ちいい♪)

しかし!

この相場の動きを受けて、日本株の所有者らしき人から「お前のせいで損が出た!」というクレームのメールが4通も届きました。

このブログは一個人のつぶやきですから、私の記事なんかで相場は動きません(苦笑) 株価急落に対して穏やかでいられない気持ちは理解しますが、決して私のせいではないのですが。。。

ということで、この先は一投資家の意見を聞いてみたい人だけお読みください。

米国経済の外観

まずは各種指標からファンダメンタルズ分析を行いたいと思います。

米国経済を見る際、重要視すべきポイントはインフレ・金利・労働に関する指標です。それぞれ現状を見ていきましょう。

インフレ

FRBが注目しているインフレ指標としてコアPCE(食料、エネルギー除く個人消費支出)価格指数がありますが、4月のコアPCEは前年比で+1.6%と市場予想に一致し、3月と同じ伸びとなりました。

政府の思惑通りインフレ指標が推移しているということは、足元の景気は良いことが伺えます。

金利

6月にフィラデルフィアで行われたイエレン議長の講演内容を見ると、金利の引き上げに消極的な内容でした。

4月や5月の講演においてイエレン議長は「数ヶ月以内に利上げすることが妥当だ」と発言していたのに対して、6月の講演では次回の利上げのタイミングについて具体的な言及もありませんでした。

そればかりか、「5月の雇用統計は失望する内容で、景気の低迷の始まりかもしれない」といった弱気な発言さえ述べています。

また、FRBでは中長期の景気見通しに対する不確実性についても時間を割いて議論しているようで、好景気に見えるアメリカでも景気の先行き不安の声が高まっているようです。

不安の要因ですが、国内需要の持続性、中国景気、英国の国民投票など海外に起因するリスク、低い労働生産性、インフレの先行きなどが挙げられています。

労働

4月の求人労働調査によると、求人数は578.8万人(前月比+11.8万人)で市場予想の同567.5万人を上回り、5ヶ月連続の増加となりました。

ただし採用数は前月比-19.8万人と2ヶ月連続で減少しており、採用数に減少傾向が見られるため、労働力の流動性は下がる傾向にあるようです。

ここまでの米国経済の重要指標から、ファンダメンタルズ分析の結果は以下のことが言えます。

インフレ ↗良い 
金利   ↘やや後退
労働   ↘やや後退

米国株価のテクニカル分析

MACD米国ダウ2016-616

(楽天証券のテクニカルチャート機能を利用)

上図は米国ダウ平均株価の2006年~2016年の月足チャートに対して、テクニカルチャートをいくつか足したものです。(図をクリックすれば拡大します)

上段がローソク足と移動平均線、下段がMACDということで、このブログで毎月行う相場予想で使うお馴染みのチャートです。それぞれ見ていきましょう。

ローソク足と移動平均線

MACD米国ダウ2_2016-616

上図は2009年スタートのチャートとなります。

2008年のサブプライムローン問題とリーマンショックを経て2009年に底値を付け、それから米国ダウ平均株価は一貫して上昇を続けています。

チャート上段のローソク足・移動平均線も本当にきれいな上昇チャートであり、2015年以降はいったん揉みあいになっていますが、まだ上向きが優勢な状況です。

MACD

上図の下段がMACDというこのブログではお馴染みのテクニカル指標です。MACDは相場の方向感と転換点を探るのに有効なテクニカル指標です。

現状は青色:短期線と緑色:長期線ともにゆっくり下落傾向にあり、株価が上昇傾向にあるのと比較すると、逆行する形になっています。

株価が上昇傾向でMACDが下落傾向という状況は「底値の堅い相場」を表しています。

言い換えると、上昇相場が一息ついて調整に入ったもののそれほど下落することはなく、なお今後も上昇相場が続くことを示唆しているということです。

米国株価の分析まとめ

2015年以降、米国株価はもみ合い相場で上下動を繰り返してます。

リーマンショックからの回復時期以降、順調に推移していた経済指標ですが、金利や労働に関する指標には懸念が出始めています。

一方でテクニカル分析をした結果、まだ上昇トレンドにあることを示唆しています。

以上より導き出される結論は、米国株価はまだ上昇の余地は残すものの、トレンド転換となる出来事が起きる可能性を注視する必要があるといったものでしょうか。

歯切れの悪い結論ですが、「まだ調子は良さそうだけど、そろそろ下落に転換するかもね」といった感じだと思います。


以上、本日はここまで。

米国株価は日経平均株価と比較すれば圧倒的に状態が良く、その理由は各種経済指標に裏付けられています。しかし、ちょっとした綻びも出始めているようで、そのうち内的 or 外的要因で崩れ始めるかもしれません。

今後もたまには米国株式をウォッチしていきたいと思います。

それでは!

 

2016年6月17日金曜日

金・ゴールド|ジョージ・ソロスも参戦!金投資が加熱中!の理由は?

今年に入って日経平均株価や中国上海市場は下落基傾向にあり、海外の株価は方向感の定まらない動きをしています。

そんな不安定な市場動向の中、安定した動きを見せる数少ない投資商品として金・ゴールドが脚光を浴びています。金の価格は今年に入って実に20%程度上昇しており、世界の投資家が注目しています。

「有事の金」とも言われる金・ゴールドが、なぜこのタイミングで買われているのか?専門家の見解等を交えつつ、その理由を探ってみたいと思います。

金・ゴールドの価格が上昇中

金・ゴールドのチャート

(出典:楽天証券の金チャート)

上図は金・ゴールドの価格推移を表しています。ご覧の通り、2016年に入ってから金の価格は上昇の一途をたどっています。

2014年~2015年にかけては先進国中心に世界同時株高、日本においてはアベノミクス相場という好景気期間であったため、金の価格は下落傾向でした。

それが2016年に入って一変し、1月に起きた世界同時株安を契機に金価格が上昇を始めました。

金・ゴールドが買われる理由

それでは、なぜ「有事の金」を投資家たちは買っているのか?その理由は諸説ありますが、以下の2点を指摘する専門家が多いようです。

中国、欧州等を中心に世界経済への懸念増加

中国経済が崩壊すると予測する書籍は日本でも多数出版されてますが、実際に中国が今年の経済成長率を6.5~7%に実質引き下げるなど、新興国経済の成長にブレーキがかかっています。

そのうえ米国の追加利上げの行方やテロ不安の拡大など、世界経済の先行きに対する不透明感が強まってきています。

またギリシャ問題以降、一見落ち着きを取り戻したかに見える欧州経済ですが、EU圏の構造的な問題が残っており、そこから新たなギリシャのような問題が勃発することが懸念されています。

マイナス金利

金の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の市場分析責任者であるアリスター・ヒューイット氏は、「マイナス金利政策により生じた不確かさを要因として、投資分野が金需要の最大の担い手となった」と指摘しています。

WGCは、マイナス金利政策によって以下のような変化が起き、金への投資が増えた可能性を示唆しています。

(1)金利低下に伴う金保有コストの低下
(2)年金基金や外貨準備の運用における投資候補の減少
(3)通貨戦争や為替介入の恐れによる不換紙幣に対する信用の低下
(4)金融政策の出尽くし感による先行き不透明感や市場の動揺

ジョージ・ソロスも金投資へ動いた!

ブルームバーグの報道によると、ジョージ・ソロス氏の投資ファンドは2016年1~3月期に米国株への投資額を年末時点から37%も減らした一方で、カナダにある世界最大の産金会社の株式を大量取得したとのことです。

ソロス氏は別のインタビューでも「中国経済の危機は長期化する」や「2008年のリーマン・ショック時と似ている」と指摘しているので、中国経済の悪化による世界的な不景気を想定し、金に資金を振り向けていると見ることができます。


以上、本日はここまで。

金・ゴールドの価格が上昇しているのは、やはり世界経済への懸念が高まっている証拠かもしれません。私も近いうちに景気を減速させる大きな出来事が起きると思っています。これからも世界経済、日本経済の行方を注視していきたいと思います。

それでは!

2016年6月16日木曜日

楽ラップ|楽天証券のロボアドバイザーが誕生!

私は楽天証券をメイン証券口座として愛用しているのですが、その楽天証券から新たな投資サービスに関する紹介メールが届きました。その名も

楽ラップ

まず誰もが思うのでしょうが、楽ラップというネーミングセンスがいかがなものかと、、、(笑)

新たなサービスの内容ですが、楽ラップという名前から推測すると、最近このブログでもご紹介した「ラップ口座」を想像しがちですが、楽ラップのオフィシャルサイトを見る限り、ロボアドバイザーのようにも見えます。(ロボアドバイザーについては過去の投稿をご参照ください)

楽ラップの正体はいったい何なのか?調査してみました。

楽ラップの概要と魅力

楽ラップ_1(引用:楽ラップオフィシャルHP)

楽ラップは楽天証券が2016年7月2日から提供する新サービスで、大手ネット証券としては業界初の投資一任型運用サービスです。

楽天証券の口座を通じてサービスが提供されるため、従来のサービス同様にインターネット完結型のサービスとなります。

楽ラップが誕生した背景として、楽天証券が新興FinTech企業のFinatext社と共同で「ロボ・アドバイザー」診断ツールを開発したことがあります。

このロボアドバイザーを使えば、インターネット上で15個前後の選択式の設問に答えるだけで、顧客の投資嗜好にあった投資スタイルを診断します。

その診断結果をもとに、米国大手の資産運用コンサルティング企業であるMercer社の助言にもとづき、楽天証券が運用コース(投資信託)を提案します。

また資産運用にかかるコストは明示的に公開されており、低価格の運用サービスを10万円から利用することができます。

以上の内容から、楽天証券が主張する楽ラップのメリットをまとめると、

●おまかせの資産運用
●ロボアドバイザーだけでなく世界的なコンサルティング会社もサービス提供
●低コストに挑戦

といったところでしょうか。

楽ラップの投資対象はETF?投信?

楽ラップが投資対象とするのはインデックスファンドとなります。他のロボアドバイザーサービスの投資対象がETFであることからすると、楽ラップの1つの特徴とも言えるかもしれません。

ETFの方が一般的に運用コストが安いと言われがちですが、楽ラップは投資先を低コストインデックスファンドだけに絞ることによって、ETF以上の低コスト実現を狙っているようです。

下表のインデックスファンドが楽ラップの投資対象の一例としてあげられています。信託報酬を見ると、確かにインデックスファンドの中でも最安値レベルのものが並んでいます。

アセット
クラス
サブアセット
クラス
銘柄名 信託報酬
(税込)
信託財産
留保額
国内株式 国内株式 ステート・ストリート日本株式
インデックス・オープン
0.19% 0.05%
たわらノーロード 日経225
<ラップ向け>
0.19% 0.00%
外国株式 先進国株式 ステート・ストリート先進国株式
インデックス・オープン
0.23% 0.30%
たわらノーロード 先進国株式
<ラップ向け>
0.22% 0.00%
先進国株式
(為替ヘッジあり)
ステート・ストリート先進国株式
インデックス・オープン(為替ヘッジあり)
0.24% 0.30%
新興国株式 ステート・ストリート新興国株式
インデックス・オープン
0.31% 0.25%
たわらノーロード 新興国株式
<ラップ向け>
0.38% 0.30%
国内債券 国内債券 ステート・ストリート日本債券
インデックス・オープン
0.15% 0.05%
たわらノーロード 国内債券
<ラップ向け>
0.15% 0.00%
外国債券 先進国債券 ステート・ストリート先進国債券
インデックス・オープン
0.21% 0.05%
たわらノーロード 先進国債券
<ラップ向け>
0.19% 0.00%
先進国債券
(為替ヘッジあり)
ステート・ストリート先進国債券
インデックス・オープン(為替ヘッジあり)
0.22% 0.05%
新興国債券 ステート・ストリート新興国債券
インデックス・オープン
0.13% 0.05%
REIT 国内リート たわらノーロード 国内リート
<ラップ向け>
0.28% 0.00%
先進国リート たわらノーロード 先進国リート
<ラップ向け>
0.32% 0.00%

楽ラップの手数料

この手の投資一任サービスでは「手数料」が重要な指標となりますが、楽ラップの手数料はどのような仕組みでしょうか?

楽ラップの手数料は、固定報酬型と成功報酬型の2タイプから選ぶことになるようです。

手数料① 固定報酬型

ラップサービスの運営・管理費用:運用資産の約0.7%
投資信託の信託報酬:平均で0.28%(組み入れる商品によって変動)
信託財産留保額等の臨時費用:0~0.3%

ここまでの合計で年間で運用資産の0.98%~1.28%のコストがかかる計算となります。

手数料② 成功報酬型

成功報酬型は、固定報酬型の「ラップサービスの運営・管理費用」の部分が若干安くなって0.594%となります。そのため合計手数料が約0.88%~1.18%ということになります。

それに加え成功報酬部分として、「運用益の積み上げ額 × 5.40%(税込)」という手数料が発生します。

他のロボアドバイザーサービスと比較すると、私が使っているTHEOが年率1%となっているので、成功報酬を除けば手数料面では互角ですね。

でも成功報酬型の手数料は、正直いって、たかっ!と思ってしまいました。

楽ラップを使用する方法

楽ラップの使用は楽天証券に口座を持っている人なら誰でも使用できるようです。興味がある人は、7月2日の楽ラップサービス開始前に、楽天証券口座を申し込みましょう!

私は既に楽天証券に口座があるので、7月2日の楽ラップスタートと同時に申し込もうと思います。


以上、本日はここまで。

これまで日本国内のロボアドバイザーサービスはTHEO含め限られていましたが、今回ネット証券の楽天が参入したことにより、ネット証券各社が続々参入してくるかもしれません。そうなると競争の原理が働き、手数料面が安くなってくるかもしれませんね。

今後もロボアドバイザーの動向を注視していきたいと思います。

それでは!

2016年6月15日水曜日

maneo|ソーシャルレンディングmaneoの運用実績(2016年6月)

企業と個人投資家をつなぐソーシャルレンディングの老舗:maneoの実績について、毎月、私の実際の取引実績をご紹介しています。

今回は2016年6月度のmaneo投資について報告します。

maneoから分配金の通知

6月8日にmaneoから投資案件の分配に関する通知メールが届きました。分配金通知の内容は下記の通りです。

A氏様

平素よりmaneoをご愛顧いただきありがとうございます。

投資していただいている案件の元利金の分配を行いましたので、
お知らせ申し上げます。

今回の分配金額は以下の通りです。

件数:4件
合計:63,927円

ローン毎の分配額は異動明細でご確認いただけます。
[URL]

今後ともよろしくお願い申し上げます。

ソーシャルレンディング|maneo をご利用いただきありがとうございます。
───────────────────────────────────

※こちらのメールは自動送信メールとなっております、このままご返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。お問合せは http://ift.tt/1YsvlIk よりお願いいたします。

あれ?

通常1,000円~2,000円程度の分配金なのに、今回60,000円以上も分配されてるのは明らかに多すぎます。

何があったのかなと調べて分かったのですが、「決算大感謝祭キャンペーンローンファンド5号」の一部(62,500円分)が早期の元本償還となってしまったことが原因でした。(これによりこのファンドは元本の全てが償還となりました)

つまり元本償還を除けば、実際の分配金金額は63,927―62,500=1,427円だったことになります。

元本が戻ってきたのは喜ばしいことですが、それによって分配金を受け取るチャンスを逃すことにもなるので、トータルでは悲しい出来事です。

お金を遊ばせないように、さっそく新たなmaneoファンドに投資したいと思います。

maneoのポータルサイトから投資実績を確認

maneoのID・パスワードを使ってマイページにログインすると、自分の登録情報や投資実行中の各ファンドの実績を見ることができます。

口座情報

maneo_20160614_1

貸出元本金額440,000円というのは現在投資実行中のファンドを指します。また口座残高が69,091円となっていますが、中段の投資申込中金額として60,000円を予定してますので、実際の残高は9,091円のみとなります。

運用予定表

maneo_20160614_2

maneoファンドの件数、金額、貸出期間といった情報の一覧が表示されます。私は現在3ファンド44万円が運用中、1ファンド6万円が申込み済みとなっています。

「正常」という文字が運用中の全ファンドに記載されてますが、この他に「遅延」や「期限の利益喪失」というステータスもあり、この表記になると貸出先企業に何か悪いことが起きていることを示すことになります。

これまで私が投資したmaneoファンドは常に「正常」の状態でしたので、リスクが高まった経験は一度もありません。私のようにmaneoの運用実績を掲載しているブロガーさんの記事を見ても、「正常」以外のステータスになるのは稀のようです。

運用予定表の明細情報

maneo_20160614_3

運用予定表の「明細」ボタンをクリックすると、ファンドの月次分配金の予定・実績が表示されます。

上図は5月末に投資を実行した「【第2弾】成立ローン総額450億円突破記念ローンファンド10号 」の詳細であり、7月から分配金がスタートする予定です。

運用実績

maneo_20160614_4

最後に「運用実績」ボタンを押すと、これまでの運用実績のサマリーが表示されます。ついに収益分配額(税引き前)が10,000円の大台を突破しました!


以上、本日はここまで。

maneoの投資実績に関するご紹介でした。

maneoは安定したソーシャルレンディングサービスで、これまで一度も元本損失のリスクを感じることなく運用できています。

そしてついに1本のファンドが無事償還を迎えることになり、maneoへの信頼がますます高くなってきました。現在は50万円程度の投資額ですが、maneoファンドへの出資を増やしていきたいと考えてます。

それでは!

2016年6月13日月曜日

IPO投資|SBI証券の当選確率を上げる方法を真剣に考えてみた

先日の投稿で、IPOの当選確率を上げる方法について書きました。

その投稿では、IPOの幹事になる機会が多く、資産の大きさ等に左右されない公平抽選方式を持つSMBC日興証券とマネックス証券、そしてポイント制度を持つSBI証券の3つでチャレンジするという結論になりました。さっそくSMBC日興証券とマネックス証券に申し込んだところです。

SMBC日興証券とマネックス証券は公平抽選方式ということで、1件のIPO銘柄に対して当選確率はどの口座も平等です。つまりこの2社の証券口座においては、当選確率を上げる方法はなく、ただひたすらに申し込むのみとなります。

しかしSBI証券は抽選方式がある意味不公平で、且つポイント制度という独自方式もあります。そこで今回はSBI証券の当選確率を上げる方法について研究したいと思います。

抽選狙いとポイント制狙い

SBI証券のIPOでの当選方法にはは2通りあります。一般的な「抽選」と「IPOチャレンジポイント」です。

「抽選」は個人客への配分予定数量の70%が割り当てられ、IPOチャレンジポイントには残りの30%が割り当てられています。

それぞれ詳細を見ていきます。

SBI証券の「IPO抽選」

SBI証券の抽選は、申込み口数に対する「抽選」です。申込み口数が多ければ多いほど抽選対象が増え、当選確率が上がる仕組みになっています。

つまり、資金力がある人ほど有利な方式と言えます。

簡単な例をあげてみます。

【例】

・SBI証券に対するIPOの配分枚数が10,000枚で総申込者枚数が100,000万枚
・申込み単位は1口=1株100,000円
→私の資金が100,000円の場合は1口のみ申込みできるため、当選確率は10%
→私の資金が200,000円の場合は2口の申し込みができるため、申込みを2口に増やしたら当選確率は20%

上記の例のように、SBI証券のIPO申込み全体の7割にあたる抽選において、申込み口数に応じて当選確率が変動する形式になっています。

またSBI証券ではIPO申し込み時に前受金が不要ではありますが、抽選時には口座残高に応じた口数のみが対象となります。

上記の例で言えば、資金が100,000円しかないのに2口を申し込む(200,000円相当)ことはできるものの、後日おとずれる抽選時になってもなお100,000円しか口座残高がなければ、抽選対象は1口分しかないことになるため注意しましょう。

SBI証券の「ポイント制度」

これまでも何度か紹介してますが、SBI証券にはIPOチャレンジポイントという制度があります。

分かり易く説明すると、IPOの抽選にハズレると1銘柄毎に1ポイントづつポイントが貯まっていきます。(有効期限は無し)

そして貯め続けると、IPOが必ず当選出来るというとんなもない!!システムです。

とあるブロガーさんのIPO実績によると、ポイント使用で超人気のIPO銘柄を300株も当選し、84万円もの利益を上げたそうです。1P単価を計算すると約4,000円もあったそうです。

IPOへの申し込みは無料ですので、外れても4,000円相当のポイントがもらえる、なんて素晴らしいシステムでしょうか!

ちなみにポイントを使う場合、ポイント数が多い人から当選していくことになるので、長く続ければ、いつかは誰もがIPOに当選することになります。

ちなみにポイントを使って当選した場合はポイントは没収されますが、ポイントを使って抽選を外れてもポイントは残るのでご安心ください。


 

以上、本日はここまで。

SBI証券の抽選方法は資金力がある人があたりやすいということがよく分かりました。ただしそれだけだと資金力が少ない小規模投資家の不満が募るため、IPOチャレンジ制度というものがあるのでしょうね。

私はさっそく口座残高を増やし、今後は1銘柄100万円を目途にIPOに申し込んで、様子を見ていきたいと思います。

それでは!

2016年6月12日日曜日

FX|外国為替の相場予想(2016年6月版)

先月から始めた外国為替市場の予測ですが、1回坊主とならないように今月もやりますよ。

ここ一カ月、マーケットを動かす大きなニュースはありませんでしたが、私の肌感覚では円高は進行していくような気がします。円以外の通貨はどのように動いていくでしょうか?

それではFX、外国為替市場の予測を始めます。

対象の通貨ペア

無数の外国為替通貨ペアがある中で、前回の初投稿で対象通貨ペアを3つ決めました。

FXのメジャーな通貨ペアを予想すること、FXから世界経済の状況を見ていくこと、この2点を重要視して、米ドル・円・豪ドルの3通貨を対象としました。

FXの通貨ペアでいうところの

USD/JPY(米ドル/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)

を対象にFX相場予想をしていきます。

USD/JPY 米ドル/円チャート

ドル円チャート(201606)

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

ドル・円、USD/JPYの月足チャートです。中長期の相場の流れを読むために月足で見ています。

上のテクニカルチャートは上段:ローソク足、下段:MACDに分けて表示しています。

上段:ローソク足

2016年2月に大きな陰線を作って以降、下落トレンドに入っていることが分かります。2016年1月の始値は1ドル120円でしたが、円高が進行して106円台に突入しています。

直近の終値も106円90銭台となりました。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜けるいわゆる「デッドクロス」が生じ、デッドクロスのトレンドが進行しています。

すなわち相場のトレンドが明らかに下落に転換しており、今後、円高傾向が続くことが予想されます。

現在は106円~110円でもみ合っていますが、いずれ106円台も下抜けて、現在のサポートライン(黄色ライン):103円75銭~104円前半をチャレンジする局面が出てくると予想します。

AUD/JPY 豪ドル/円チャート

豪ドル円チャート(201606)

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

AUD/JPYの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/JPYはUSD/JPYよりも一足早く2014年12月あたりから大きな下落トレンドに入ってました。2014年12月には1豪ドル100円あったのが、円高が進んで今や78円台に突入しています。

ファンダメンタルズ的には、オーストラリアの政策金利が低く抑えられていることや原油を中心とした資源価格の下落が要因と考えられます。原油価格はここ数カ月上昇に転じているため、これがオーストラリア経済、ひいてはAUDの為替市場にどのような影響を及ぼすか注目されます。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜ける「デッドクロス」が2014年12月に生じ、USD/JPYと比較するとダラダラと下落している状況です。

現在は78円前後でもみ合っていますが、上図の黄色サポートラインの79円は既に割れ込んでいるため、いずれ次の下値目途となるサポートライン(青色ライン):72円75銭~73円前半にチャレンジすることになるでしょう。

AUD/USD 豪ドル/米ドルチャート

豪ドル米ドルチャート(201606)

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

最後にAUD/USDの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/USDは2016年1月あたりで底値をつけた可能性があります。

2016年2月以降は緩やかながら上昇に転じており、5月に大きな陰線をつけるもののしっかりと下げ止まり、6月に陽線が出ています。

つまり下値をしっかり確認したうえで、上昇へと転じる予兆ではないかと思います。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を下から上へ突き抜ける「ゴールデンクロス」が2016年2月に生じています。ゴールデンクロスは、相場トレンドが上昇に転換したことを示唆します。

ゴールデンクロスがやや緩やかな形であることが気がかりですが、5月の陰線でに下値を固めたようなので、しっかりと上昇トレンドが形成されていきそうな雰囲気です。

総括|FX、外国為替相場の予測

USD/JPY(米ドル/円) ↓下落
AUD/JPY(豪ドル/円) ↓下落
AUD/USD(豪ドル/米ドル) ↑上昇

相場予測の総括としては5月と変更ありません。

AUD/USDが上昇の兆候を見せているため、円高は進むものの、世界の相場はリスク嗜好にあるように見えます。


以上、本日はここまで。

総括に書いた通り、円高と株安が進む日本を尻目に世界経済は投資が活況のようです。

日経平均はご承知の通り冴えない日が続いているなか、世界のマネーは今どこに向かっているんでしょうね?マネーの行方について近々調べてみようと思います。

それでは!

2016年6月11日土曜日

今亀庵|2,000万円を6年で20億円に増やした今亀庵さんの投資法

最近、投資関連の雑誌を見ていた時に、とてもビックリする投資家の話を聞きました。

「今亀庵」さんというおじさん投資家の話ですが、なんと!退職金や貯金の2,000万円を元手にわずか6年で20億円まで増やしたというのです!

6年で資産100倍です!!

いったいどんな投資手法を使ったのか気になりますよね。再現性の高い方法なら、なおさら研究して自分自身の投資にも取り込みたいものです。

それでは今亀庵さんの投資について調べてみたいと思います。

今亀庵さんが投資を始めたきっかけ

サブプライムローン問題、リーマン・ショックで世界経済が大荒れになっていた2008年末、ちょうどその頃に早期退職した今亀庵さんは、3000万円の退職金のうち2000万円を株式投資に回しました。

リーマン・ショックは100年に一度の危機と言われましたが、裏を返せば、これ以上は悪くならない。私にとっては、まとまった資金を元手にありえない安値で株を買える“100年に一度のチャンス”でした。(週刊ポスト2015年7月号より)

まとまった資金が入ったのがリーマンショック後だったため、今亀庵さんは運良く株価が過去最安値とも言える水準で株式投資を本格的にスタートできました。

その後の世界的景気回復やアベノミクス相場を考えると、まさに最高のタイミングでの投資でした。

資産2,000万円から20億円への道のり

2009年~

今亀庵さんが投資を始めて目をつけたのが、J-REIT(不動産投資信託)でした。J-REITは開始当初から全体的にあまりうまくいっていない投資商品でしたが、それに輪をかけるようにリーマンショックで価格が暴落してしまいました。

その結果、「利回りが年率20%とか40%の銘柄がゴロゴロしていた」そうです。

その後、全世界的な景気持ち直しによる価格上昇で、2010年半ばには元手を10倍の2億円に増やすことができたそうです。

2012年~

さらに2012年後半からはアベノミクス相場の恩恵を受けることができる株投資も始めました。

信用取引も活用し、自己資金の約3倍を使って小型株を中心に数十銘柄に投資しました。その中で中堅ノンバンクのJトラストの株価が3年間で20倍に上昇するなど、大当たりが続きました。

2015年

日経平均株価が一時2万円をつけた2015年4月、ついに資産は2,000万円から100倍増となる20億円に到達しました。

今亀庵さんの株式投資の特徴

J-REITに始まり株式投資で飛躍的に資産を増やした今亀庵さん。彼の投資の特徴を探ると、意外なまでに正攻法です。

小型株に絞る

今亀庵さんは、株式投資で比較的リスクが高いと言われる小型株を中心に投資をしています。リスクが高いということは、利幅 or 損失幅が大きくなりやすいということです。

学生時代に数十冊の投資の本を読み漁り、統計学的に小型成長株に長期投資すれば儲かることがわかりました。時価総額の大きい大型株だと、どうしても20%、30%といった大きな成長は望めないし、株価も大きくは動かない。成長率の高い小型株を3~5年持てば勝てる確率が高まる(週刊ポスト2015年7月号より)

今亀庵さんの発言にもあるように、成長性の高い小型株を中長期に保有するというシンプルな戦略です。

そして成長性の高さを調べる方法ですが、今亀庵さんは何も特別なことはしておらず、『会社四季報』を使うだけということです。

四季報を使って株式銘柄を選ぶ

まず有望と思われる業種を絞ります。

その業種の中から売上高の伸び率が高い(20%~30%)といった高成長の銘柄に絞ります。

一般的なスクリーニング手法としては営業利益や経常利益等の収益面も見ることが多いですが、今亀庵さんは売上高さえ伸びていれば利益はついてくるものなのと割り切ってしまい、できるだけシンプルに分析を行っています。

選んだ銘柄のデータをエクセルに入力します。そして直近5年平均の売上高成長率や業界の動向などをもとに、向こう5年間の業績を予想します。

また、割高でつかまないようにするために「PER(株価収益率)」という指標も今亀庵さんは重視しています。PERは株価を1株当たりの純利益で割って算出されるものなので、PERが低いほど会社の利益に対して株価が割安と一般的には考えられます。

今亀庵さんの投資手法まとめ

・銘柄選びに使う情報ツールは基本的に四季報だけ

・成長が見込まれる業種を調べる

・成長業種の中から、小型株で直近5年の売上高の成長性が高い(20~30%を目安)会社を調べる

・PERで割高になっていないかチェックする

・以上の条件で銘柄を選んで投資したら、3~5年かけて値上がりを待つ

たったこれだけです。

本当に意外なまでにシンプルな投資手法ですね。

私が付け加えるなら、「日経平均や世界の主要な株式市況(特に米国や中国の市場)の状況を見極め、投資タイミングとして適切か見計らう」という基準も入れた方が良いかと思います。

今回、今亀庵さんは運よくリーマンショックという混乱期がおさまるか否かのタイミングで株式投資を始めています。(もしかしたら始めた時期も今亀庵さんの意図が入っているかもしれませんが)

どれだけ優れた銘柄選びをしたとしても、リーマンショック前に投資をしてしまっていたら、大半が4~5年は塩漬け、もしくは損切りになっていたはずです。

持論ですが、「投資の勝ち負けは投資した直後に9割決まる」と言えるくらい、投資した時のタイミング、銘柄の価格が左右するはずです。

そのタイミングですが、ぜひこのブログの相場予測シリーズをご参照ください(笑)


以上、本日はここまで。

今亀庵さんの投資は個別銘柄の小型株を中心としたものでした。私は個別銘柄を買わないので、新鮮で興味深い投資手法でした。小型株投資について研究して、自分でもぜひ挑戦してみたいと思いました。

それでは!

2016年6月9日木曜日

【2016年株価予想】日経平均株価の行方を予想(2016年6月更新版)

5月の日経平均株価も、典型的なもみ合い相場中の上昇相場でした。

5月初旬には16,000円をちょうど割れたあたりからスタートしましたが、その後徐々に上昇を続けて17,000円台を回復、5月31日には17,200円台で取引を終えました。

しかし6月に入ると米国の雇用統計の悪化をきっかけに急激な下落相場が始まり、16,000円台中盤に戻ってしましました。

これまでの相場予想の投稿でも散々書いてきましたが、現状の日経株式の相場を表現するならば、「もみ合い相場」です。1日あたりの上昇幅が小さく、5月の1日あたり最大上げ幅はせいぜい200円程度で、徐々に株価を切り上げては下落するような動きになっています。

現在の日経株価の動きは上か下かトレンドが出ていないことを示しています。私は昨年からずっと金融危機懸念を発信し続けていますが、さて相場はどのような動きを見せるでしょうか?

気になる今後の相場の動きについて、テクニカル分析を行いたいと思います。

※この投稿は個人的見解です、投資は自己責任で行ってください。

前回の日経平均株価分析の振り返り

日経平均株価20160510

上図が前回の分析投稿時のテクニカル分析に使った図です。

上値の目途は、黄色→のレジスタンスラインとなります。株価にすると17,000円台中盤あたりにあると見ていました。

下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインは15,000円台中盤、赤色→のラインは14,000円前後に置いていました。

最新の日経平均株価分析のアップデート

日経平均株価20160608

上図が最新版のテクニカル分析です。

5月は動きが小さかったため予想は前回と全く変わりません。

上値目途となる黄色→のレジスタンスラインは17,000円中盤にあります。

下値目途となるサポートラインですが、こちらも変わらず青色→の一段目サポートラインが15,000円台中盤、赤色→の二段目サポートラインが14,000円前後になると考えています。

現在の揉み合い相場は解消される条件は、17,000円台の中盤をはっきりと超える、もしくは14,000円を大きく割るようなような動きがあった場合に、あらたなトレンドが生じるものと考られます。

最新のMACD分析

日経平均株価_MACD20160608

最新6月8日時点の日経平均株価のMACDです。

MACDは相場のトレンドを分析する際に使うテクニカル指標で、相場の大局観をつかむのに私はよく使います。

上図は月足で設定しているため、1年~数年の長期の流れを読む際に参考にしてます。

2015年の下旬に紫色の短期線が緑色の中長期線を大きく下抜けていますが、この状態をデッドクロスと呼び、相場が下向きになることを示唆しています。

実際に2016年年初と比較すると現在の株価は2,000円以上も値を下げており、MACDが示す通り典型的な下落相場にあると言えます。

また、さらに懸念を強くするのが今回のデッドクロスの角度が急すぎる点です。この角度は2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時と酷似しており、2009年~2015年で同じ形をしているものが見当たらないくらいなので、今は特に悪い状態と言えます。

参考までに、下図サブプライムローン問題時のMACDをご参照ください。

日経平均MACD2

2007年後半にMACDの短期戦が中長期線から大きく下回る状態を作ると雪崩のように約1.5年下落し続けました。その間の日経平均株価はと言うと、18,000円→7,000円と半値以上も値を下げました。

「金持ち父さん」の本に書いてあったように「相場は歴史に学べ」という言葉を真に受けるならば、今回の下落は直近高値20,000円から10,000円を割り込むと考えても不自然ではありません。

今は冒険して株に投資するような時期とは言えないと思います。

まとめ

2016年6月度の日経平均株価の分析結果をまとめると以下の通りとなります。

・現在の状態は揉み合い相場で、上にいっても下にいってもおかしくない状態である

・MACDの状況を踏まえると、長期(1年以上)で見れば下落傾向の相場と予測する

・直近の日経平均株価は、15,000円中盤~17,000円中盤での上下を繰り返す可能性が高い

・現在のMACD指標は、2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショックの時と酷似していて、株価の急落を警戒


以上、本日はここまで。

私の日経平均株価の予想は年初から変わらず下落方向だと考えてます。

また安倍総理大臣もサミット後のインタビューで「金融危機への懸念」を表明しました。安倍さんはともかく、各国要人から金融危機の話が出ていた可能性がありますね。

とにかく、今は日本の株式に投資するのはリスクが高いと考えています。そのため株式投資は海外しか買わないようにしています。

あくまで個人的な見解ですので、自己判断で投資してくださいね。

それでは!

2016年6月7日火曜日

IPO投資|IPOの当選確率を上げるシンプルな方法

毎月1~2回ほどIPO予定・実績に関する投稿をしているなかで、私のIPO申し込みと当選状況も報告していますが、昨年からたったの1度しか当選したことがありません。

しかもその1度というのが、初値が公募価格を割れてしまったベルシステム24だったなんて恥ずかしくて口に出せません。(ブログには投稿してしまいましたが)

このようにまともなIPO当選の経験がない私ですが、これまで何の工夫もなくSBI証券と楽天証券に単純に申し込むという行為を繰り返すだけでした。

IPO投資は勝率が異常に高く、しかも当たった時の利幅もすごく大きいので、これからは戦略的にIPO投資に取り組みたいと思い、IPO当選確率をいかに高めるか研究したいと思います

IPO投資に必勝法はあるのか!?研究して実際にトライしていきたいと思います。

IPO投資の当選確率を左右する要素

IPOの当選確率を上げるには、いかに当たりやすい方法を見つけ、それにトライし続けるかにかかっています。そこで確率を上げる方法を研究したところ、以下のような要素があることが分かってきました。

証券会社による違い

証券会社によってIPOに強い会社と弱い会社があります。その得手・不得手を分けるのは、主に以下の要素によります。

IPO取扱数

IPOの申し込み権利を顧客に割り当てることができるのは、幹事に任命された証券会社のみとなります。つまり幹事になる回数が多い証券会社の方が利用者はIPOに当選するチャンスが上がることになります。

口座数

証券会社ごとに抱える顧客数=口座数が異なりますが、一般的には口座数が少ない方がライバルが少なくなりIPOの当選確率も上がると言われています。

配分

幹事になった証券会社が、必ずしも個人に全て振り分けるとは限りません。店頭営業している証券会社は上顧客に優先して配分を回したり、法人や大口投資家に優先的に優先的に配分する場合もあります。代表的な例として、最もIPOの幹事となることが多いSMBC日興証券は、割り当てられたIPOのうち9割を店頭配分としているようです。

抽選方法による優劣

証券会社によっては優劣をつけた抽選を行うところもあります。具体的には、申込み口数・口座残高・直近の取引手数料を考慮して、証券会社にとってより有利な顧客に対して優先的に当選となるような仕組みを取っているところがあります。

その他面白い仕組み

SBI証券にはIPOチャレンジポイントというユニークな抽選方式があります。IPOの抽選にハズレてもIPOチャレンジポイントを獲得(1ポイント)でき、そのポイントを使用することで当選確率を上げることができるという画期的な抽選方法です!

IPO向けおすすめ証券会社

ここまで記載の通り、証券会社ごとにいろんな基準でIPO当選率が操作されていることが分かったと思います。しかもその根底にあるのは、資金力を持つ人ほど有利といった内容です。

これだと不公平さを感じるのではないでしょうか?

しかしよくよく調べていくと、全ての証券会社がIPO当選率を変動させているわけではないことにも気が付きました。つまり口座残高やIPO申し込み口数に関係なく、1口座あたりの当選確率が同じ「公平抽選」を取っている証券会社があるということです。

そこで、「公平抽選」を取っていてIPOの幹事となる機会が多い証券会社を調べてみたところ、以下の2つの証券会社がIPO狙いに向いているという結論に至りました。

マネックス証券
SMBC日興証券

両証券会社とも「公平抽選」を取っていて、且つIPOの幹事となる機会がトップクラスです。

そしてこの2つの証券会社に加えてSBI証券のIPOチャレンジポイントを使えば、一気に当選確率を上げられるのでは?という結論に至ったわけです。

以上より、今後はマネックス証券、SMBC日興証券、SBI証券でIPOに申し込み経過を観察していきたいと思います。


以上、本日はここまで。

これまでやみくもにIPO申し込みをしてきましたが、研究してみるといろんな気付きを得ることができ、当選確率が上がる可能性も感じるようになりました。まずはSBI以外の証券会社の口座を開設し、トライしてみたいと思います。

それでは!

2016年6月5日日曜日

ラップ口座|ファンドラップは手数料だらけの金融商品

最近、インターネット広告や新聞記事でファンドラップ(ラップ口座)の広告をよく見かけますが、みなさんはファンドラップにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

実は、ファンドラップは手数料の塊のような投資商品です。

手数料が高い投資商品と言えば、先日の投稿で純資産額トップ10の投資信託は軒並み手数料が高く、初期費用にあたる販売手数料が3%前後、維持費用にあたる信託報酬が1.5%もかかることを紹介しました。

しかしファンドラップはこれら人気の高い投資信託以上に手数料がかかる仕組みとなっています。

詳しく見てみましょう。

ファンドラップとは

そもそもファンドラップとはどのような投資商品でしょうか?

ファンドラップとは、投資家が投資資金と運用を証券会社に一任する投資商品です。

投資信託は運用を任せることはできても、投資信託を選んだり金額を配分するなどの行為は投資家が行う必要がありました。しかしファンドラップは投資信託を選ぶ、金額を決定するような行為も含め、全ての投資活動を証券会社に委託する形式となります。

「何に投資していいのか分からない投資家に代わって資産管理を行います」(野村ファンドラップ)

「お客様に最適な投資配分をご提案します」(大和ファンドラップ)

上記証券会社のコメントにもある通り、証券会社がお客に合わせてオーダーメードのポートフォリオの提案、運用を行うことになります。

ファンドラップのメリットとデメリット

メリット

ファンドラップのメリットは、投資に関する知識が無くてもそれなりの投資運用ができることがあげられるでしょう。

投資商品を選んだり、景気状況に応じてポートフォリオを組み替えたりといったことが、自分の知識や時間を費やさなくても証券会社の担当が勝手に行ってくれます。

デメリット

デメリットとしてまず挙げられるのが手数料の高さです。

ファンドラップの手数料の仕組みは、投資顧問料のようなファンドラップ手数料と、投資信託を保有するのに必要な信託報酬から構成されます。これに加え、成功報酬手数料を設定している証券会社もあります。

つまりファンドラップは資産維持にかかる費用が何重にもかかることを意味します。

2つ目のデメリットとしては、証券会社の運用意図の不透明性が上げられます。

ファンドラップは顧客が利益を上げようと上げまいと、証券会社が一定の収益をあげられる仕組みとなっています。さらには、信託報酬の高い投資信託でポートフォリオを組めば、証券会社は恣意的に自分たちの利益を上げることさえできます。

こんな状況下で、証券会社は本当に投資家目線に立った運用をしてくれるでしょうか?明らかに投資家の方が不利な取引だと思います。

最後に3つ目のデメリットは、最低投資金額が非常に高い点です。

最低投資金額は概ね300万円~500万円あたりに設定されています。これほどの資金が必要な投資商品となると投資できる人は限られますし、資金を持つ人でさえもそんなに多くの金額を振り分けるか悩むことになるでしょう。

代表的なファンドラップ商品

代表的なファンドラップ商品を下表の通りまとめました。

  野村証券 大和証券 SMBC証券 三井住友銀行
商品名 野村ファンドラップ ダイワファンドラップ 日興ファンドラップ SMBCファンドラップ
最低投資資金 500万円 300万円 300万円 300万円
ファンドラップ手数料 1.7%前後 投資顧問料+1.5% 1.3% 1.5%
運用管理手数料
(信託報酬)
1.35±0.7% 0.7~1.4% 0.68%+
投信の信託報酬
0.5~1.4%

 

見てお気づきの通り、全てのファンドラップが「ファンドラップ手数料」と「運用管理手数料」を合わせると2~3%は手数料がかかることが分かります。言い換えると、ファンドラップは毎年3%も資産が確実に減る仕組みということになります。

実際に数字を当てはめてみると、この手数料がどれほど高いか理解できます。

最低投資資金:300万円で、とあるファンドラップを購入したとします。

300万円×3%=9万円を毎年ファンドラップの手数料として証券会社に支払う必要があります。

9万円!ものすごく高いですよね。それだったら、10万円くらいかけて投資の学校にでも通った方が絶対に良いですよね。

しかもこの3%は初期費用ではなく、維持費用にあたるのでタチが悪いのです。毎年毎年、2~3%の手数料がかかり続けるのです。

口の悪い投資アドバイザーや経済ジャーナリストに言わせれば、「ファンドラップは詐欺」だそうです。私はそこまで言いませんが(笑)、でも絶対におすすめしません。


以上、本日はここまで。

世の中にはいかにも優良投資商品の顔をして、実は投資家からお金を巻き上げようとするものが多数あります。今回ファンドラップについて学んでみて、商品の話題性や会社の知名度に踊らされず、投資は数字でしっかりと判断していく大切さを改めて実感しました。

それでは!

2016年6月3日金曜日

【IPO投資】2016年度のIPO予定一覧(6月3日更新)

定例となりましたIPOの予定と実績について書きたいと思います。

昨年2015年はたいへん高パフォーマンスだったIPO投資。2015年の実績で言えば驚異の勝率95%!全IPO銘柄に当選したと仮定すれば、最低単元で得られる収益は+430万円!!でした。

今年も期待のIPO投資。

今後の新規上場銘柄をいち早くご紹介します。

2016年IPO予定一覧

6月3日以降のIPO予定です。

今後、ブックビルディング(申し込み可能期間)を迎えるIPO銘柄をまとめましたものが下表となります。IPO申込みの参考にしてください。

前回と比較すると、ストライク以上の7社がIPO予定に入ってきました。

上場市場は7社中5社が東証マザーズです。過去の実績によると、東証マザーズの新規上場はハイパフォーマンスが期待できる市場のようです。

私はもちろん全IPO銘柄にエントリーする予定です!

<評価の参考>
評価A:初値が公募価格を大きく上回る可能性が高く、ぜひIPOの権利を得たい
評価B:初値が公募価格を上回る可能性が高く、IPOの権利を得たい
評価C:初値が公募価格を下回る可能性もある、IPOの権利獲得は慎重に検討
評価D:初値が公募価格を下回る可能性が高く、IPOの見送り推奨
※評価は独自ロジックで判定しています。結果に責任は負いかねます。

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月27日 東証 コメダホールディングス 6/13~6/17 ¥1,960 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
6月23日 東証 ソラスト 6/14~6/20 ¥1,270 SMBC
大和
SBI
マネックス
C
6月22日 東証
マザーズ
ベガコーポレーション 6/10~6/16 ¥1,440 大和
SBI
カブコム
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月27日 東証
マザーズ
キャリア 6/10~6/16 ¥1,850 岩井
SBI
むさし
A
6月23日 東証
マザーズ
バーチャレクス・コンサルティング 6/6~6/10 ¥1,030 SMBC
SBI
マネックス
カブコム
B
6月22日 東証
マザーズ
ジェイリース 6/6~6/10 ¥3,100 岩井
SBI
むさし
B
6月21日 東証
マザーズ
ストライク 6/6~6/10 ¥2,940 SMBC
SBI
B
6月21日 東証
マザーズ
AWSホールディングス 6/2~6/8 ¥2,400 SBI
SMBC
大和
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月17日 JQ
スタンダード
やまみ 5/31~6/6 ¥1,690 SMBC C
6月16日 東証
マザーズ
農業総合研究所 6/1~6/7 ¥1,010 大和
SMBC
SBI
C
6月15日 東証
マザーズ
アトラエ 5/31~6/6 ¥5,030 大和
SMBC
岩井コスモ
B
6月15日 東証
マザーズ
ホープ 5/30~6/3 ¥1,400 SBI
大和
SMBC
マネックス
B

2016年度IPO実績表(5月17日まで)

上場日を迎え、初値が決定したIPO銘柄の一覧は下表の通りです。

前回と比較すると、新たにタカラレーベン・インフラ投資法人だけが上場日を迎え、公募価格を9,900円上回る結果となりました!

<5/18~6/2の上場会社>

タカラレーベン・インフラ投資法人

市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
東証インフラ タカラレーベン・
インフラ投資法人
5/16~5/20 ¥100,000 ¥100,000 ¥109,900 ¥9,900 C
東証 1部or2部 ジャパンミート 4/4~4/8 ¥1,010 ¥1,010 ¥1,040 ¥30 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
東証REIT スターアジア不動産投資法人 4/4~4/7 ¥100,000 ¥100,000 ¥99,100 -¥900 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
東証
マザーズ
グローバルウェイ 4/4~4/8 ¥2,760 ¥2,960 ¥14,000 ¥11,040 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
東証
マザーズ
エディア 3/30
~4/5
¥1,510 ¥1,630 ¥3,165 ¥1,535 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
名証2部 丸八ホールディングス 3/23
~3/29
¥670 ¥680 ¥757 ¥77 SMBC
SBI
マネックス
D
東証
マザーズ
ハイアス・アンド・カンパニー 3/18
~3/25
¥850 ¥950 ¥2,750 ¥1,800 SMBC
SBI
A
東証
マザーズ
PRTIMES 3/14
~3/18
¥1,210 ¥1,340 ¥2,130 ¥790 SBI
大和
SMBC
マネックス
B
東証
マザーズ
エボラブルアジア 3/14
~3/18
¥1,680 ¥1,800 ¥2,670 ¥870 SBI
岩井
マネックス
安藤
B
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
東証
マザーズ
ベネフィットジャパン 3/8
~3/14
¥2,020 ¥1,980 ¥3,310 ¥1,330 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
JQ
スタンダード
ウイルプラスホールディングス 3/7
~3/11
¥1,880 ¥1,880 ¥1,729 -¥151 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
JQ
スタンダード
チエル 3/3
~3/9
¥810 ¥810 ¥2,151 ¥1,341 SMBC
SBI
マネックス
A
東証
マザーズ
フェニックスバイオ 3/3
~3/9
¥2,400 ¥2,400 ¥2,350 -¥50 SMBC
SBI
C
東証
2部
イワキポンプ 3/3
~3/9
¥1,970 ¥2,000 ¥2,050 ¥50 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
東証
マザーズ
アイドママーケティングコミュニケーション 3/2
~3/8
¥1,540 ¥1,440 ¥1,230 -¥210 SBI
岩井
SMBC
マネックス
B
JQ
スタンダード
アグレ都市デザイン 3/2
~3/8
¥1,700 ¥1,730 ¥3,505 ¥1,775 SBI証券 C
東証
マザーズ
グローバルグループ 3/2
~3/8
¥2,200 ¥2,000 ¥3,200 ¥1,200 SMBC
マネックス
B
JQ
スタンダード
ヒロセ通商 3/2
~3/8
¥830 ¥830 ¥830 ¥0 SMBC
大和
SBI
岩井
岡三
C
東証
マザーズ
アカツキ 3/1
~3/7
¥1,930 ¥1,930 ¥1,775 -¥155 大和
SMBC
岩井
SBI
マネックス
B
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
JQ
スタンダード
昭栄薬品 3/1
~3/7
¥1,330 ¥1,350 ¥2,001 ¥651 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
東証
1部or2部
富山第一銀行 2/26
~3/3
¥590 ¥470 ¥500 ¥30 大和
SMBC
岩井
SBI
D
東証
マザーズ
富士ソフトサービスビューロ 2/26
~3/3
¥890 ¥890 ¥1,010 ¥120 SMBC
大和
SBI証券
C
東証
1部or2部
ユー・エム・シーエレクトロニクス 2/26
~3/3
¥3,400 ¥3,000 ¥2,480 -¥520 SMBC
SBI
むさし
マネックス
カブコム
C
東証
マザーズ
LITALICO 2/25
~3/2
¥930 ¥890 ¥1,010 ¥120 SBI
むさし
マネックス
カブコム
B
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
東証
マザーズ
フィット 2/24
~3/1
¥1,810 ¥1,890 ¥1,741 -¥149 SBI
SMBC
B
東証
マザーズ
名証
セントレクス
ブラス 2/22
~2/26
¥4,370 ¥4,370 ¥4,650 ¥280 東海東京
SBI
安藤
マネックス
B
東証
マザーズ
ヨシムラ・フード・ホールディングス 2/18
~2/24
¥850 ¥880 ¥1,320 ¥440 大和
むさし
SBI
C
東証
2部
中本パックス 2/16
~2/22
¥1,440 ¥1,470 ¥1,480 ¥10 SMBC
SBI
岩井
カブコム
C
東証
マザーズ
バリューゴルフ 2/15
~2/19
¥1,240 ¥1,280 ¥3,215 ¥1,935 東海東京
SBI
むさし
マネックス
A
市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
マザーズ はてな 2/8~2/15 ¥1,650 ¥800 ¥3,025 ¥2,225 SMBC
マネックス
SBI etc
A
東証
REIT
ラサールロジポート投資法人 1/28
~2/2
¥100,000 ¥100,000 ¥105,000 ¥5,000 SMBC D

2016年度IPOの勝率(6月2日まで)

6月2日までに新規上場した株式銘柄のうち、初値が公募価格以上だった株式の割合は77.4%です。(31銘中24銘柄)

昨年の勝率95%にはかなり差をつけられていますが、今年ももIPO投資は高確率で勝てることを示しています。

私のIPO申込実績

IPOブックビルディング申込み12社に対して、10社が落選、2社が待ちとなっています。ゆえに、2016年度のIPO当選率は0%です。

私がメインに使っているSBI証券はIPOへ申込んで外れるたびにIPOチャレンジポイントというものが1ポイント付与されます。このポイントを使うとIPO当選確率が上がるそうですが、他の利用者のブログを参考にすると、当選のためには最低でも100ポイント以上必要そうなので、ハードルは非常に高いですね。

もっとIPO当選チャンスのある証券会社を探そうかと思い始めています。


以上、本日はここまで。

IPOはなかなか当選してくれませんが、申し込むだけならタダなので、宝くじを無料で買ってると思って気長にまってみます。

それでは!