2016年7月30日土曜日

maneo|アメリカンファンディングのリスクを検証

先日、口座開設の手順を投稿したアメリカンファンディングですが、審査結果が返ってきました。結果は、、、

承認、口座開設OK!

そしてその翌日には本人確認キーが郵便書留で自宅に届きました。さっそくアメリカンファンディングのマイページを開き本人確認キーを入力すると、マイページを使えるようになりました。

今回の投稿では、アメリカンファンディングでの取引の始め方と、そもそもアメリカンファンディングへの投資にどのようなリスクがあるか?について考察を書きたいと思います。

アメリカンファンディングへの入金方法

アメリカンファンディングのファンドに申し込むために、まずは口座に入金する必要があります。

入金方法はマイページに記載されている通りで、指定の銀行口座への振込となります。

アメリカンファンディングの銀行口座は三井住友銀行なので、三井住友銀行の口座をお持ちの方は振込手数料にメリットがあるでしょう。また他行振込が無料のネット銀行を使っても良いかもしれませんね。

私も月に2回まで他行振込が無料のオリックス銀行からアメリカンファンディングへ振り込みました。

しかし、どの銀行を選んでも払い戻し時の手数料は避けられないのでご注意ください。下図がアメリカンファンディングからの払い戻し手数料ですが、他行であれば最大で756円もの振込手数料を取られることになります。

アメリカンファンディング_払い戻し手数料

第一号ファンドへ投資!しかし・・・

アメリカンファンディングの口座に入金して残高ができたので、さっそく第一号ファンドに投資しようと考えました。

アメリカンファンディング1号ファンド

アメリカンファンディングの第一号ファンドは、年間利回り10%という超高利回り商品です。しかも、第一号ファンドに組み入れられている2商品とも不動産担保が設定されており、万一の時にも元本返済を見込むことができる商品だと思われます。

意気込んで第一号ファンドに申し込みしようとしたところ・・・おや?あれ??

「満額成立」ということで、既に募集は終了していました。

このファンドの入札履歴を見たところ、7月25日18時に募集が開始され、7月26日10時には終了していました。つまりわずは16時間で売り切れになってしまったことになります。

誰だ!?ひとりで300万円も投資したやつは!(怒)

アメリカンファンディングの第一号という記念すべきファンドで、且つ利回りと安全性の高い商品と思ったので投資したかったのですが、とほほの結果です。。。

アメリカンファンディングの投資リスク

第一号案件が利回り10%と好条件のアメリカンファンディングですが、やはりスタートアップのソーシャルレンディングですのでリスクがきになります。投資商品のリスクであったり、運営会社の詐欺やポンジスキームには十分に気を付けたいと思います。

そこでいくつかの情報を集め、アメリカンファンディングの投資リスクを考えてみました。

代表:角内 創氏とは

投資詐欺が起きる時は、だいたい代表や役員の過去に負の記録が残っていることが多いんですよね。ということで、アメリカンファンディングの代表:角内氏について調べました。

角内社長は2003年まで日本で過ごした後に渡米、ロサンゼルスの不動産会社で働き始めました。

そしてそのわずか3年後の2006年に現地でAcross Pacific Investment, Inc.を設立しました。

Across Pacific Investment, Inc.では日本在住の日本人向けに不動産投資サポート(米国不動産仲介、物件管理サービスなど)を提供し、言語の壁を緩和する役割を担っていました。しかし2007年から起きたサブプライムローン問題、リーマンショック事件で自体が一変しました。

この混乱期をチャンスと捉えた角内氏は2010年に111 Capital, Inc.を設立し、でプライベートレンダー事業(日本で言うところのノンバンク事業)や、ソーシャルレンディング事業を始め、順調に事業をしていました。

そして2016年、maneoの瀧本社長のアプローチによってアメリカンファンディングの設立、日本のソーシャルレンディング市場への参戦に至ったわけす。

以上の内容から、アメリカンファンディングの代表:角内氏はアメリカの不動産・金融の世界で生き抜いてきた強者であることが伺えます。

案件のリスク

アメリカンファンディングはまだ1号案件しか募集してませんので、案件のリスクを総体的に分析することはできませんが、ひとまず1号案件だけで分析してみました。

記念すべき第一号のファンドは約760万円の募集で、投資先企業は2つありました。

案件1への投資額は約690万円、つまりこのファンドの大半を占めたわけですが、こちらは5,000万円強の担保評価物件に対して第一位抵当権が設定されていました。さすがにこの評価額であれば、多少の金融危機が起きても690万円の回収は間違いないでしょう。

一方で案件2への投資額は約70万円と少額でしたが、こちらも不動産担保が設定されていました。しかし案件2の担保評価、及び第何位の担保にあたるのか説明が一切ありませんでしたので、担保情報はしっかりを公表して欲しいところです。まあ、たかだか70万円なので担保不動産がある時点で安全と解釈すれば良いのでしょうか、、、。

総評

アメリカンファンディングの代表:角内さんの不動産・金融業界を着実に歩んできたキャリア、そして第一号案件の手堅さから言って、アメリカンファンディングは信頼のおける投資先では?というのが私の所感です。

この評価に油断せず、これから組成される各ファンド案件をしっかり評価しながら投資していきたいと思います。


以上、本日はここまで!

アメリカンファンディングの角内社長のキャリアから不動産・金融の華々しさとは真逆で、地道に事業をされてきた印象を受けます。

経営層に関しては割と安心ができたので、今後は客観的にファンド案件を分析しながら、アメリカンファンディングに投資したいと思います。

それでは!

2016年7月29日金曜日

住宅ローン|実質金利で比較!真の低金利住宅ローンとは?

日銀によるマイナス金利導入以降、国内金融機関による貸し出しの低金利化がますます進んでいます。

長年、日本の金利は超低金利であったにも関わらず、さらなる低金利施策によって固定金利でさえ1%台が当たり前の時代です。

私たちが生活するなかで低金利の影響が最も大きいものとして、住宅ローンがあがられると思います。

そこで今回の投稿では、マイナス金利時代の住宅ローンの正しい選び方について調査してみたいと思います。

住宅ローンの表面金利と実質金利

住宅ローンは従来の金融機関に留まらず、ネット銀行や小売店の銀行からも相次いで参入してきており、競争がますます激化してきています。

そんな中、固定金利35年(フラット35)の住宅ローンでさえ1%を切る商品が登場してきており、もはや固定金利と変動金利との金利差がほとんどなくなってきています

それなら1%を切る固定金利の住宅ローンを使おう!と思う人がいるかもしれませんが、そのような安易な判断をされないことをおススメします。

実は単純な金利だけで住宅ローンを判断するのは、トータルコストで見ると間違いである可能性があるため注意が必要だからです。

表面金利と実質金利

住宅ローンの世界には表面金利と実質金利があります。不動産投資における表面利回りと実質利回りのようなもので、本当にお得かどうかを判断するには実質金利を知る必要があります。

一方で銀行が宣伝に使う店頭表示金利は表面金利に過ぎず、借り手にとってのトータルコストを表すものではありません。

実質金利とは

トータルコストを示す実質金利を求めるためには、借入に必要な「諸費用」を考慮に入れる必要があります。

住宅ローンの諸費用とは、主に事務手数料、保証料、団体信用生命保険などにかかる費用を指します。つまり表面金利がどれだけ低くても、これら諸費用が高かったら借り手のトータルコストは高くなってしまうのです。

35年固定住宅ローン「実質金利」ランキング

それでは真に低金利の住宅ローンを提供している金融機関はどこか?

諸費用を加味した実質金利でランキング表を作成しました。

<前提条件>

借入額:3,000万円
借入期間:35年

金融機関名 実質金利 表面金利 保証料 事務手数料 その他
ソニー銀行 1.013% 1.004% 0円 4.32万円  
三菱東京UFJ銀行 1.133% 1.000% 借入額×2.06% 3.24万円  
三菱UFJ信託銀行 1.204% 1.070% 借入額×2.06% 3.24万円  
住信SBIネット銀行 1.284% 1.150% 0円 借入額×2.06%  
優良住宅ローン 1.340% 0.930% 0円 借入額×0.66% 団信保険料を追加

第一位はソニー銀行! 
住宅ローン

ソニー銀行の全期間固定の住宅ローンは表面金利1.004%という金利の低さに加え、保証料が無料、手数料が4.32万円と諸費用の安さがダントツです。

第二位は三菱東京UFJ銀行!
住宅ローン2

なんとメガバンクが2位に登場という意外な結果になりました。三菱UFJの住宅ローンを選べば、メガバンクの安心感と低金利という美味しいところ取りができますね。

その後、三菱UFJ信託銀行と住信SBIネット銀行が続き、第5位に注目してみてください。

第5位は住宅金融支援機構が運営する優良住宅ローンです。
住宅ローン3

優良住宅ローンは店頭金利:0.930%と業界最低水準の金利です。そして保証料が0円、事務手数料が借入額×0.66%という安さなのに、なぜ実質金利が1.340%まで上がってしまったのでしょうか?

それは優良住宅ローンには1位のソニー銀行などに無料でついている団体信用保険料(通称:団信)が別途必要になるためです。団信の毎年の支払いが、優良住宅ローンの実質金利を上げる結果となったのです。


以上、本日はここまで。

住宅ローンの諸費用や実質金利なんてしっかり調べないと気が付きませんよね。金融機関は店頭金利ばかり強調表示して、費用面は超小さいフォントでしか書いてませんし(笑)

新たに家を購入する人、また住宅ローンの借り換えをする人は、今回の投稿を参考に実質金利を含めしっかり比較検討してください。

それでは!

 

2016年7月28日木曜日

【IPO投資】2016年度のIPO予定一覧(7月27日更新)

定例のIPO予定・実績に関して投稿します。

今年も高パフォーマンスのIPO投資。2016年6月末時点で驚異の勝率80%!を記録しています。IPO銘柄選びさえ間違えなければ確実に勝てる勝率ですね。

それでは、今後上場予定のIPO銘柄と7月に公開を迎えたIPO銘柄の実績をご紹介します。

2016年IPO予定一覧

7月27日以降に新規上場を迎えるIPO銘柄を一覧表にまとめました。

前回と比較して今回はIPO銘柄の追加はありません、寂しいですね。。。

上場予定の3銘柄の市場は1社が東証マザーズ、2社がREITとなります。

過去の実績によると、新興市場であるマザーズの新規上場はハイパフォーマンスが期待できます。一方でREITは公募価格と初値がほとんど変わらないケースが多いようです。

<評価の参考>
評価A:初値が公募価格を大きく上回る可能性が高く、ぜひIPOの権利を得たい
評価B:初値が公募価格を上回る可能性が高く、IPOの権利を得たい
評価C:初値が公募価格を下回る可能性もある、IPOの権利獲得は慎重に検討
評価D:初値が公募価格を下回る可能性が高く、IPOの見送り推奨
※評価は独自ロジックで判定しています。結果に責任は負いかねます。

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
8月2日 東証REIT 三井不動産
ロジスティクス
パーク投資法人
7/19~7/22 ¥250,000 ¥270,000 大和
SMBC
C
7月29日 東証REIT マリモ地方創生
リート投資法人
7/13~7/20 ¥100,000 ¥92,000 SMBC C
7月28日 東証
マザーズ
リファインバース 7/12~7/19 ¥1,700 ¥1,700 大和
SBI
SMBC
B

2016年度IPO実績表(6月27日まで)

2016年に上場日を迎えたIPO銘柄の公開価格と初値に関して下表にまとめました。

前回と比較すると、新たにLINE以上の3銘柄が上場日を迎えました。

そして3銘柄すべてで初値が公募価格を上回り、しかも上昇幅が48%/56%/129%という超ハイパフォーマンスな結果となりました。

<7/2~7/27の上場会社>

デュアルタップ
インソース
LINE

上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
7月21日 JQスタンダード デュアルタップ 7/4~7/8 ¥1,060 ¥1,100 ¥2,520 ¥1,420 SBI
SMBC
東海東京
B
7月21日 東証
マザーズ
インソース 7/4~7/8 ¥520 ¥520 ¥810 ¥290 SMBC
SBI
マネックス
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
7月15日 東証 LINE 6/28~7/8 ¥2,800 ¥3,300 ¥4,900 ¥1,600 大和
SMBC
SBI
東海東京
C
7月1日 東証
マザーズ
セラク 6/16~6/22 ¥1,360 ¥1,500 ¥3,900 ¥2,400 SMBC
大和
マネックス
SBI
B
6月27日 東証1部 コメダホールディングス 6/13~6/17 ¥1,960 ¥1,960 ¥1,867 -¥93 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
6月23日 東証1部 ソラスト 6/14~6/20 ¥1,270 ¥1,300 ¥1,222 -¥78 SMBC
大和
SBI
マネックス
C
6月22日 東証
マザーズ
ベガコーポレーション 6/10~6/16 ¥1,440 ¥1,600 ¥2,000 ¥400 大和
SBI
カブコム
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月27日 東証
マザーズ
キャリア 6/10~6/16 ¥1,850 ¥1,850 ¥3,870 ¥2,020 岩井
SBI
むさし
A
6月23日 東証
マザーズ
バーチャレクス・コンサルティング 6/6~6/10 ¥1,030 ¥1,030 ¥1,235 ¥205 SMBC
SBI
マネックス
カブコム
B
6月22日 東証
マザーズ
ジェイリース 6/6~6/10 ¥3,100 ¥3,100 ¥4,170 ¥1,070 岩井
SBI
むさし
B
6月21日 東証
マザーズ
ストライク 6/6~6/10 ¥2,940 ¥3,440 ¥7,770 ¥4,330 SMBC
SBI
B
6月21日 東証
マザーズ
AWSホールディングス 6/2~6/8 ¥2,400 ¥2,490 ¥8,350 ¥5,860 SBI
SMBC
大和
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募
価格
初値 損益 証券会社 評価
6月17日 JQ
スタンダード
やまみ 5/31~6/6 ¥1,690 ¥1,690 ¥1,751 ¥61 SMBC C
6月16日 東証
マザーズ
農業総合研究所 6/1~6/7 ¥1,010 ¥1,050 ¥1,870 ¥820 大和
SMBC
SBI
C
6月15日 東証
マザーズ
アトラエ 5/31~6/6 ¥5,030 ¥5,400 ¥12,700 ¥7,300 大和
SMBC
岩井コスモ
B
6月15日 東証
マザーズ
ホープ 5/30~6/3 ¥1,400 ¥1,400 ¥3,220 ¥1,820 SBI
大和
SMBC
マネックス
B
4月21日 東証 1部or2部 ジャパンミート 4/4~4/8 ¥1,010 ¥1,010 ¥1,040 ¥30 大和
SMBC
SBI
マネックス
C
4月19日 東証
マザーズ
グローバルウェイ 4/4~4/8 ¥2,760 ¥2,960 ¥14,000 ¥11,040 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
4月15日 東証
マザーズ
エディア 3/30
~4/5
¥1,510 ¥1,630 ¥3,165 ¥1,535 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
4月8日 名証2部 丸八ホールディングス 3/23
~3/29
¥670 ¥680 ¥757 ¥77 SMBC
SBI
マネックス
D
4月5日 東証
マザーズ
ハイアス・アンド・カンパニー 3/18
~3/25
¥850 ¥950 ¥2,750 ¥1,800 SMBC
SBI
A
3月31日 東証
マザーズ
PRTIMES 3/14
~3/18
¥1,210 ¥1,340 ¥2,130 ¥790 SBI
大和
SMBC
マネックス
B
3月31日 東証
マザーズ
エボラブルアジア 3/14
~3/18
¥1,680 ¥1,800 ¥2,670 ¥870 SBI
岩井
マネックス
安藤
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月24日 東証
マザーズ
ベネフィットジャパン 3/8
~3/14
¥2,020 ¥1,980 ¥3,310 ¥1,330 大和
SMBC
SBI
マネックス
B
3月24日 JQ
スタンダード
ウイルプラスホールディングス 3/7
~3/11
¥1,880 ¥1,880 ¥1,729 -¥151 SBI
マネックス
岩井
むさし
C
3月22日 JQ
スタンダード
チエル 3/3
~3/9
¥810 ¥810 ¥2,151 ¥1,341 SMBC
SBI
マネックス
A
3月18日 東証
マザーズ
フェニックスバイオ 3/3
~3/9
¥2,400 ¥2,400 ¥2,350 -¥50 SMBC
SBI
C
3月18日 東証
2部
イワキポンプ 3/3
~3/9
¥1,970 ¥2,000 ¥2,050 ¥50 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月18日 東証
マザーズ
アイドママーケティングコミュニケーション 3/2
~3/8
¥1,540 ¥1,440 ¥1,230 -¥210 SBI
岩井
SMBC
マネックス
B
3月18日 JQ
スタンダード
アグレ都市デザイン 3/2
~3/8
¥1,700 ¥1,730 ¥3,505 ¥1,775 SBI証券 C
3月18日 東証
マザーズ
グローバルグループ 3/2
~3/8
¥2,200 ¥2,000 ¥3,200 ¥1,200 SMBC
マネックス
B
3月18日 JQ
スタンダード
ヒロセ通商 3/2
~3/8
¥830 ¥830 ¥830 ¥0 SMBC
大和
SBI
岩井
岡三
C
3月17日 東証
マザーズ
アカツキ 3/1
~3/7
¥1,930 ¥1,930 ¥1,775 -¥155 大和
SMBC
岩井
SBI
マネックス
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月16日 JQ
スタンダード
昭栄薬品 3/1
~3/7
¥1,330 ¥1,350 ¥2,001 ¥651 大和
SMBC
SBI
カブコム
C
3月15日 東証
1部or2部
富山第一銀行 2/26
~3/3
¥590 ¥470 ¥500 ¥30 大和
SMBC
岩井
SBI
D
3月15日 東証
マザーズ
富士ソフトサービスビューロ 2/26
~3/3
¥890 ¥890 ¥1,010 ¥120 SMBC
大和
SBI証券
C
3月15日 東証
1部
ユー・エム・シーエレクトロニクス 2/26
~3/3
¥3,400 ¥3,000 ¥2,480 -¥520 SMBC
SBI
むさし
マネックス
カブコム
C
3月14日 東証
マザーズ
LITALICO 2/25
~3/2
¥930 ¥890 ¥1,010 ¥120 SBI
むさし
マネックス
カブコム
B
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
3月11日 東証
マザーズ
フィット 2/24
~3/1
¥1,810 ¥1,890 ¥1,741 -¥149 SBI
SMBC
B
3月9日 東証
マザーズ
名証
セントレクス
ブラス 2/22
~2/26
¥4,370 ¥4,370 ¥4,650 ¥280 東海東京
SBI
安藤
マネックス
B
3月4日 東証
マザーズ
ヨシムラ・フード・ホールディングス 2/18
~2/24
¥850 ¥880 ¥1,320 ¥440 大和
むさし
SBI
C
3月3日 東証
2部
中本パックス 2/16
~2/22
¥1,440 ¥1,470 ¥1,480 ¥10 SMBC
SBI
岩井
カブコム
C
3月2日 東証
マザーズ
バリューゴルフ 2/15
~2/19
¥1,240 ¥1,280 ¥3,215 ¥1,935 東海東京
SBI
むさし
マネックス
A
上場日 市場 銘柄名 BB
期間
想定
価格
公募価格 初値 損益 証券会社 評価
2月24日 マザーズ はてな 2/8~2/15 ¥1,650 ¥800 ¥3,025 ¥2,225 SMBC
マネックス
SBI etc
A

2016年度IPOの勝率(7月27日まで)

7月27日までに上場したIPO銘柄のうち、初値が公募価格以上だった株式の割合は81.8%です。(44銘中36銘柄)

今年前半の勝率は70%台の中盤だったのですが、ここにきてIPO投資の勝率が大変高まってきていることが分かります。昨年の勝率90%も視界に入ってきました。

私のIPO申込実績

IPOブックビルディング申込み23社に対して、23社全てが落選となっています。ゆえに、2016年度のIPO当選率は0%です。

先日の投稿でSBI証券のIPO抽選確率を上げる方法について書きましたが、その中から元手を増やして申し込み口数を増やす方法を取り入れました。6月からは元手を100万円に増やしてIPOに申し込んでますが、1カ月が経過しても実績は出ていません。

ひとまず元手100万円の状態で3カ月ほど様子を見て、それでもIPOに当選しなければ今後の作戦を練り直そうと思います。


以上、本日はここまで。

7月はLINEが上場し、無事に初値が公募価格を上回る結果となりました。SBIチャレンジポイントを貯めまくって、LINEのような人気銘柄をゲットしたいですね。

それでは!

2016年7月27日水曜日

Google Adsenseで稼ぐ|ブロガーBさんのAdsense実績(2016年6月)

先月から始まった中級ブロガー:Bさんのブログ実績公開ですが、今後は月次定例で報告させていただきます。(中級ブロガーとは月間1万PV~10万PVブログに対して私が勝手にそう呼んでます)

中級ブロガー:Bさんは金融に関わる記事を中心にブログを運営しています。

先月6月のブログの実績はいかほどだったか?話をお聞きしてきました。

※Bさんの希望で、ブログURL等のサイトを特定できる情報は伏せさせていただきます。

Bさんのブログ概要

Bさんのブログは、内容が全て金融関連で統一されていることにあります。

記事の中身は、旬な経済ニュースやキーワード解説、株式や外国為替投資、節約術、税金対策、ファイナンシャルプランなど、お金に関して多くの話題が取り上げられています。

特にBさん自身が駆使する財テクを共有することで、読者が少しでも豊かになるきっかけになればという思いが伝わってきます。

有名なWebサイトで例えるなら、ZAI ONLINEのような感じです。

zai

(画像:ZAI ONLINEのトップページ抜粋)

BさんのGoogle Adsense実績表

Bさんの2016年6月末までのGoogle Adsenseの実績は下表の通りです。

年月 累計
記事数
PV数 アドセンス
収益
収益/1PV 特別収益
15/07 28 1,225 ¥1,397 ¥1.14
15/08 35 1,474 ¥1,251 ¥0.85
15/09 48 3,444 ¥3,495 ¥1.01
15/10 67 7,215 ¥9,986 ¥1.38
15/11 84 10,079 ¥8,956 ¥0.89
15/12 101 8,847 ¥8,462 ¥0.96
16/01 115 10,911 ¥10,258 ¥0.94
16/02 134 16,682 ¥14,813 ¥0.89
16/03 159 22,563 ¥21,173 ¥0.94
16/04 174 27,185 ¥36,422 ¥1.34 ¥10,000
16/05 190 29,290 ¥36,516 ¥1.25
16/06 211 31,409 ¥39,924 ¥1.27 ¥10,000

2016年6月は21本の記事を書き、PV・収益ともに過去最高の数字をマークしました。惜しくも40,000円にはとどかずですが、ブログの順調な成長が見て取れます。

6月のPVの伸びは、6月26日の英国国民投票の結果でEU離脱(BREXIT)が決定しましたが、その前後にBREXIT関連の記事がPV上昇に寄与したそうです。特にBREXIT後の株式や為替相場の行方を閲覧者は大変関心を持っていたようです。

ただBREXIT後のPV数は下降気味で6月を終えたため、7月になったらPV数はBREXIT前の状態に戻るのかもしれません。

特別利益とは?

ちなみに最終列に「特別収益」という列がありますが、これはBさんが直接提携しているアフィリエイト契約から得ている利益です。

10,000円とそれなりの収益が上がってますが、なんとこのアフィリエイトは1件あたりの成功報酬が10,000円という素晴らしく高単価のアフィリエイトです。

しかも成功報酬の条件は無料セミナーに送客するだけという何ともハードルの低いアフィリエイトです。

たった1人の無料セミナー送客で10,000円!もの収益が上げられるアフィリエイト、本当にすごいですよね。今回もBさんに提携先を紹介して欲しいとお願いしたのですが、ライバル増やすのやだから・・・ってことで2カ月連続で断られました。

私はしつこいから次月も聞きますからね(笑)


以上、本日はここまで。

毎月のように15本~20本も記事を書いてて、その中身も興味深い内容ばかりなのに、PVって劇的に増えたりしないんですね。ブログは厳しい世界のようです、、、なんて私も呑気なこと言ってられる立場じゃないか。

Bさんブログがんばれ!

それでは!

2016年7月25日月曜日

maneo|アメリカンファンディングに登録しました!

先日の投稿でmaneoマーケットの新しいサービス:アメリカンファンディングについてご紹介しました。

アメリカの不動産を担保に取り企業へ融資するソーシャルレンディングであり、高利回りであることが特徴です。アメリカンファンディング最初の案件も年利10%!という非常に高い利回りを予定しています。

先日の投稿内では、アメリカンファンディングの投資理念が見えてこないなどの不満を申し上げましたが、やはり年利10%という高利回りの誘惑には勝てず、私も参戦することにしました(笑)

さっそくアメリカンファンディングに登録してみました。

アメリカンファンディングの新規口座開設

アメリカンファンディング_01

アメリカンファンディングのホームページにアクセスすると上図のような画面が表示されます。右の「新規口座開設」から申込み手続きを開始します。

申込み内容登録

アメリカンファンディング_02

まずは自身の個人情報などを入力する申込み内容登録を行います。

申込み内容登録は上図のようにSTEP1~3の流れで行っていきます。

STEP1 約款確認

ここではアメリカンファンディングの約款、個人情報取扱など、いわゆる契約前の各種資料を閲覧させられます。資料はボリュームがあるので、真剣に全文読みたい方はかなり時間がかかると思います。

STEP1 投資家適合性確認

ここでは投資家の適合性に関する情報を入力します。

入力内容はアメリカンファンディングで投資する目的、投資経験年数、個人資産金額など、証券会社で口座開設する際に入力する項目と同じです。

STEP2 ID・お客様情報入力

ここでは自身の個人情報を入力します。

氏名、年齢、住所、電話番号など、様々な自分の情報を入力することになります。

STEP2 会社情報登録

ここでは勤務先の情報を入力します。

もちろん正直に入力しましたが、この情報って何に使われるんでしょうね?勤務先に「アメリカンファンディングと申しますが、A氏さんいますか?」なんて勤務先確認の電話は絶対にかけないでほしいんですが。。。

STEP2 銀行口座登録

ここではアメリカンファンディングとの入出金を行う銀行口座を登録します。

maneoの時は、銀行口座は三菱東京UFJ銀行に少しだけメリットがありました。なぜなら、maneoの口座が三菱東京UFJなので、振り込みや引き戻し時の手数料で有利だからです。

アメリカンファンディングではどの銀行にメリットがあるのでしょうか?分かり次第、改めて共有させていただきます。

STEP3 登録内容確認、申請完了

STEP1、2で入力してきた内容を確認したら申請完了です。

必要書類アップロード

上記申し込み内容登録を終えると、マイページにログインできるようになります。そして、必要書類をアップロードする必要があります。

アメリカンファンディング_03

ここで必要な資料とは、

1、本人確認資料
2、登録口座の預金通帳

です。

提出方法は、写真ファイルをアメリカンファンディングのマイページから添付して送付することになります。

私は運転免許所の表・裏、銀行キャッシュカードの表の3ファイルを送りました。ものの2~3分の作業でした。

マイページからステータス確認

アメリカンファンディング_04

ここまでの内容で一通りの申請手続きが完了です。

あとはアメリカンファンディング側の審査結果を待ち、審査がOKであれば本人確認キーが郵送されてきます。

本人確認キーをマイページから入力すれば、いよいよアメリカンファンディングに投資することができるようになります。資金を入金し、投資開始です。


以上、本日はここまで。

アメリカンファンディングに申込みし、現在審査待ちです。maneoの時は2日後には本人確認キーが送られてきましたので、maneoマーケットは比較的審査が早いイメージです。

待つ時間を利用して、アメリカンファンディングの第一弾案件について分析したいと思います。

それでは!

2016年7月23日土曜日

ソーシャルインベストメント|社会的責任投資とは?

とある雑誌を読んでいたところ、「多くの投資家がソーシャルインベストメントに注目」という記事を見かけました。

ソーシャルインベストメント?

「社会投資」とでも翻訳すれば良いのでしょうか。

いったいどんな投資商品なのか、全然イメージ沸かないですね。多くの投資家はソーシャルインベストメントのどこに魅力を感じているのでしょうか。

ということで、今回はソーシャルインベストメントについて調べてみました。

ソーシャルインベストメント(社会的責任投資)とは?

ソーシャルインベストメントの正しい翻訳は社会的責任投資というそうです。

ソーシャルインベストメントの定義はしっかり定まっていないようですが、意図・意思を持って社会的にインパクトをもたらすビジネスに対して資金提供をする、のような感じです。

例えば、カンボジアなどの貧しい途上国で社会課題に取り組む社会起業家に投資を行なったり、行政が行う予定の公共事業へ投資することなどがあげられます。

ソーシャルインベストメントの事例

ソーシャルインベストメントの例を2つあげてみたいと思います。

ARUN合同会社のソーシャルインベストメント

ARUNでは、候補企業の中から、経営者と理念、財務、社会的インパクト、持続性、将来性・・・という多くの項目を検討し、実際に投資先と対話を重ね、出資者による投資委員会での議論を経て決定していきます。

ARUNでは、今のところ、6社(カンボジア5社、インド1社)に対しトータル130万ドル強の投資、融資を実行し、1社以外はきちんとリターンが得られているそうです。

スキームは下図の通りです。

ここですごく気になったのが「寄付」という文字です。ARUNが行うソーシャルインベストメントは投資家から見たら投資でなく、「寄付」のようです。収益があがって経済的リターンを得られたとしても投資家への分配は行わず、その事業に再投資されるようです。

これって、インベストメントじゃなくて、寄付じゃん、、、。

ソーシャルインベストメント

SIB(ソーシャルインパクトボンド)

SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)は行政の事業に対して民間から資金を集め、その事業で得られた成果(コスト減など)に応じてリターンを得られるという仕組みです。

すでにイギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、韓国などで導入されており、さまざまな社会課題を解決できる仕組みとして注目されています。

イギリスでは、元受刑者の再犯率を下げる取り組みに対して投資を募り、再犯率の低下に伴う刑務所の収監コスト減などで得られた利益を投資家に還元するSIBが実際に運用されている。

実は、SIBのパイロット事業が、日本で初めて実施されていました。

日本のパイロットの内容ですが、横須賀市の特別養子縁組を促進する事業に対して投資を行い、児童養護施設などにかかるコストを軽減する試みです。

今回はパイロットということで資金を投資家から募るのではなく、日本財団が資金提供することになっています。

このSIBが成功すれば、行政のコストが削減されて、投資家がリターンを得られるだけではなく、社会問題の解決にもつながるわけです。

ソーシャルインベストメントのリスクとリターン

ソーシャルインベストメントの魅力の一つは、リターンを得られる可能性はもちろんのこと、投資家が企業の場合は「社会課題解決に投資した」という広報的なメリットも大きいでしょう。

逆に成果が出なければ投資家がリターンを得られないだけでなく、契約によっては元金も保証されないという厳しい側面もあります。

海外のソーシャルインベストメントの事例で利回りが何%か?調べたのですが、なぜかリターンの情報を見つけることができませんでした。


以上、本日はここまで!

ソーシャルインベストメントは社会的貢献に魅力を感じる人にとっては良いのでしょうが、リターンを強く求める人には向かないのかなと思いました。

つまり寄付好きの人に向いて、投資家には向かないかなと。

しかし、ソーシャルインベストメントはまだ新しい取り組みであり、今後発展していくことが期待されています。案件も多くなって来れば、小口の募集が始まったり、リスク・リターンが熟考された投資案件も出てくるかもしれません

それでは!

2016年7月21日木曜日

アメリカンファンディング|maneoマーケットに新サービスがリリース!

またまたソーシャルレンディングのmaneoマーケットに新サービスがリリースされました。

その名もアメリカンファンディング!

アメリカンファンディングが組成したファンド商品について、maneoマーケットを通じて投資資金を募るというものです。

これまでもクラウドリースやLCレンディングがmaneoマーケットを通じて投資資金を集めるスキームでしたが、今回のアメリカンファンディングも同様のスキームとなります。

違いは投資商品ですが、アメリカンと名乗るくらいなので、アメリカ関連の投資商品であることは間違いないと思いますが、いったい何に対するレンディングなのでしょうか?

これまでmaneo関連でアメリカ関連投資というとガイアファンディングがありました。ガイアファンディングはアメリカの不動産開発会社に対して投資を行い、その返済金を配当や償還金として受け取る投資商品です。年利10%台のファンドも登場するほど高利回りなソーシャルレンディングです。

アメリカンファンディングはいったいどのような内容なのか?ガイアファンディングとの違いは何か?まずは概要を調査してみました。

アメリカンファンディングとは

アメリカンファンディングのオフィシャルサイトを見ると、ファンドの概要に関する情報より何より、「アメリカの不動産を担保に取るから安全!」「高利回り!」という対投資家アピールの情報が目立ちます。

とはいえ下図のスキーム図を見ると、アメリカンファンディングが日本の投資家と資金が必要な海外の事業者(たぶんアメリカ)の仲介に入ることが分かります。

通常のソーシャルレンディングとの違いは、海外関連会社が間に入る点が違いでしょうか。

アメリカンファンディング_02

またファンドの特徴として、以下の3点が上げられています。

●魅力的な利回りの実現

●成約手数料・事務手数料など一切無料

●分配金は毎月支払い

アメリカンファンディングの投資対象

アメリカンファンディングが投資対象とする案件の特徴も現時点では全く分かりません。とにかく有担保の貸付=安全や高利回りという情報のみです。

実際高利回りが良いってのはその通りなんですけど、私個人的にはもっと社会的意義、クラウドファンディングとしてのポリシーもアピールして欲しいと思います。

ガイアファンディングとの違い

まず共通点として、アメリカンファンディングとガイアファンディングともにアメリカの不動産を担保にする点は共通と言えます。

ガイアファンディングは担保設定する不動産の開発事業者に対して投資をする一方で、アメリカンファンディングは前述の通り明らかにされていません。恐らくガイアファンディングとの差を明確にするため、不動産開発以外の事業者が中心になってくるのでは?と推測しています。

最初の募集案件は利回り10%!!

まだ投資対象も明らかになってないし、何だかもやもやするなと思っていた矢先、アメリカンファンディングの第一号案件が発表されました!

商品名:オープン記念ローンファンド1号(オープン金利)

募集総額 ¥7,560,000
案件数 2案件
運用利回り(年利) 10.00%
投資可能金額 5万円以上
募集開始時期 2016年7月下旬(たぶん25日)

いきなり年利10%です!さすがに最初の案件だけあって気合入ってますね。

このファンドは2案件から構成されます。

案件1は不動産融資を行う会社で688万円貸し出します。ガイアファンディングと被る?感じでしょうか。第一位担保付き案件であり、評価額はZillow評価で5,100万円と貸し出す金額を大きく上回っているので安全そうに見えます。

案件2も不動産投資・融資を行う会社で68万円貸し出します。こちらもガイアファンディングとやや被る?ように感じます。こちらも担保付きとは書いてますが、担保条件に関する記載がなく、担保が十分なのか不明です。68万円と出資額が少ないので、気にしなくて良いのかもしれません。

上記の通り第一号案件が発表されましたが、もしかしてアメリカンファンディングとガイアファンディングはもろ被りなんでしょうかね?後日、アメリカンファンディングの投資商品が充足してきたら共通点・相違点を分析したいと思います。


 

以上、本日はここまで。

まだ詳細が見えてこないアメリカンファンディングですが、ひとまず第一号案件が発表され、利回りが魅力的な担保付き案件です。

しかし総額756万円と少額なファンド案件であるため、募集が始まったら一瞬で満額成立になるでしょう。私も投資するか本気で検討します。

それでは!

2016年7月20日水曜日

投信の窓口|高木証券の投信の窓口やファンド・ラボって何ですの?

「今までの私の投信選びは何だったんだ!?」

上記は最近よく見かけるテレビCMのセリフです。

強面の遠藤憲一さんが、とある店舗でこのコメントをする印象的なCM。実は高木証券という証券会社の「投信の窓口」というサービスのCMなんです。

オフィシャルサイトを見ると、投信の窓口は「業界初の投資信託専門店」だそうです。投信の専門店なんてこれまで一度も聞いたことがなく、その正体に非常に興味がわいてきました。

さっそく投信の窓口について調べてみました。

投信の窓口とは

冒頭のセリフを言うCMがこちらです。

投信の窓口とは、高木証券が運営する投資信託に特化した投資助言サービスで、昨年2015年11月にサービススタートしました。

サービス内容は、高木証券の投資信託専門コンシェルジュが独自の投信分析システム「ファンド・ラボ」を駆使して、7項目・5つの星で良い投信と悪い投信を評価し、投資家にアドバイスするというものです。

投信の窓口のセールスポイントとして、以下の3点があげられています。

投資信託を7つの項目、5つの星で多角的に分析

●客観的分析により、同一カテゴリーにおいて最も運用成績の高い投資信託を選択可能

●投資家のスタイルに合わせたポートフォリオの提案

また診断可能な範囲ですが、国内販売のほぼすべての投資信託を診断できるそうです。あくまで公平・中立な物差しで判断することをアピールポイントとしています。

一般的な証券会社や銀行であれば、自社の利益のために販売手数料や信託報酬の高い投信をおすすめする傾向があるので、本当に公平・中立であれば投資家にとってありがたいですね。

投信の窓口_1

(ファンド・ラボによる投資信託への評価)

 

投信の窓口の始め方

投信の窓口の始め方ですが、店舗訪問による診断とWeb診断の2つの方法あります。

店舗への訪問相談

投信の窓口は東京に2つ、大阪に1つの店舗があります。東京は日本橋と三軒茶屋、大阪は梅田駅の周辺です。

窓口は土曜・日曜・祝日も営業しており、毎日10時~19時の間で投信診断を受けることができます。休日も営業してくれている点は、サラリーマン投資家にとって大きなメリットですね!

診断を希望する人は事前予約が必要です。希望者は前日までに電話かWebから予約しておきましょう。

(三軒茶屋支店の写真)

Web支店での相談

店舗に行けなくても、インターネットを使って相談することも可能です。

SKYPEなどのWEBビデオ通話システムを利用して投信の窓口のコンシェルジュのコンサルティングを受けることができるわけです。地方在住の人もこれを使えば投信の窓口を始めることができますね。

Web支店の利用時間も実店舗と同様で、窓口は土曜・日曜・祝日も営業しており、毎日10時~19時の間で投信診断を受けることができます。

診断を希望する人は事前予約が必要です。希望者は前日までに電話かWebから予約しておきましょう。

セミナー参加

投信の窓口の店舗内で、投資信託に関わる無料セミナーが開催されており、誰でも参加できるようです。

セミナーテーマは例えば、

「相次ぐ減配!~間違いだらけの投資信託選び~」や「第二の『リーマンショック』は来るのか!?今後の投資環境と投資戦略を語る 最新投資信託ストラテジー」といったものです。

とても興味深いですね!

投信の窓口に関する疑問

ここまで投信の窓口のサービス概要を見てきました。

他に類を見ないサービス内容で、非常に興味が沸いてきました。と同時に、3つほど疑問も浮かびました。

独自の投資分析システム「ファンド・ラボ」って何だ?

投信の窓口のコンシェルジュとの面談で使われる「ファンド・ラボ」というシステムはいったい何でしょうか?

投信の窓口オフィシャルサイトによると、以下の説明がありました。

「当社独自の投資信託分析システムになります。これまで単純比較が難しかった投資信託を客観的に評価・分析するシステムとなり、国内の投資信託※1、約4,500本※2を徹底比較することができます。」

この説明だけでは実態が分からないですね。

投信の窓口のお客さんであればファンド・ラボも利用可能なのか?といった疑問も残ります。(ファンド・ラボはあくまでコンシェルジュのみが利用可能?)

利益の源泉は何か?

投信の窓口って、利益をどこであげるのでしょうか?お客さんから対価を得なければ、企業サービスの運営は継続できません。

コンシェルジュへの相談は無料、店舗で開催のセミナーも無料、いったいどこでお金をもらうのでしょうか?

残念ながら投信の窓口のオフィシャルサイトにはこの疑問に関する説明は一切ありませんでした。

私の推測ですが、投信の窓口から申し込む他社投資信託には販売手数料をお客さんから得る、投信の窓口(高木証券)が販売元の投資信託は販売手数料 or 信託報酬をお客さんから得るような仕組みでは?と思いました。

高木証券って大丈夫か?

投信の窓口、ファンド・ラボに関して興味が高まってきたところで、ふと心配になるのが高木証券がお金を預けて安全な会社かどうかという点です。

サービス内容がどれだけ素晴らしくても、証券会社の経営が立ち行かなくなったら、投資家の資金にもリスクが及ぶ可能性があります。(信託保全はしているのでしょうが)

そこで高木証券について調べてみたところ、よからぬ情報がちらほら見受けられます。

レジデンシャルOne事件

レジデンシャルONE事件とは、髙木証券が販売した「髙木住居用不動産投資ファンド」、通称:レジデンシャルONEを勧められて購入したところ莫大な損失を被ったために、一般投資家が、髙木証券に対して損害賠償を請求した事件です。

事件の概要について少し触れてみます。

レジデンシャルONEは、平成15年6月から平成19年11月までの間、髙木証券が販売していました。

投資家募集から約2年が経った平成17年頃より不動産市況は下落に転じてしまい、レジデンシャルONEは元本割れを起こすようになりました。

しかもレジデンシャルONEは、実は不動産が1~2割下落するだけで出資金がほとんどなくなってしまうようなハイリスクな商品だったのです。(ハイリスクというか、損失を一般投資家に押し付けるようなスキーム)

たとえば、平成21年8月に償還されたファンドは、1口100万円の出資金が、3年後にはわずか4000円余りになってしまったそうです。つまりほとんどゼロです。

なぜ不動産価値1~2割下落=投資家の出資金がほとんどなくなったかというと、このファンドは髙木証券が一般投資家から集めた資金だけでは足りず銀行からも借入れており、ファンド償還の際には、銀行への返済が優先される仕組みだったためです。

つまり不動産価格が下がってしまうと、優先度の低い一般の投資家への償還金を後回しにするスキームだったわけです。その結果「1口100万円の出資金が3年後にはわずか4,000円余り」になるような事件が起きてしまったのです。

訴状によると、原告側は髙木証券の勧誘は元本消失リスクに関する説明が不十分であったと強く主張しています。

直近の決算が経常赤字

高木証券のオフィシャルサイトのIR情報のページで2015年4月~2016年3月決算を見たところ、営業赤字・経常赤字でした。

つまり本業で儲かっていないことを示しています。正直、心配になってきました。

投信の窓口への投資判断

私は超!少額で投資してみようかと思います。

過去に不動産ファンドで事件沙汰になっており、直近の決算が赤字の会社に対して、まともに投資しようとは思いません。

しかし投信の窓口やファンドラボには非常に興味深いので、サービス内容の調査という意味合いで少額投資してみようと考えています。


以上、本日はここまで。

テレビCMが気になったことがきっかけで今回「投信の窓口」について調査しましたが、概要は分かるようで、肝心のところの情報がないという状態でした。

実際にコンシェルジュと相談したり、低額で投信の窓口で投資を始めるなど調査の進展があれば、改めてブログでもご紹介したいと思います。

2016年7月18日月曜日

ヘリコプターマネーとは|話題のヘリコプターマネーの効果とリスク

最近、経済系のニュースを見ていて気になるキーワードがあります。

それはヘリコプターマネーです。

最近来日したFRBの元議長であるバーナンキ氏が支持する金融施策として有名であり、なぜか最近になって、アベノミクス×ヘリコプターマネーという文脈で語られることが多いようです。

ヘリコプターという単語から推測するに、お金をばらまくことというのは何となくイメージできますが、いったいどんな金融施策なのでしょうか?

ヘリコプターマネーとは

ヘリコプターマネーとは、さもヘリコプターからお金をばらまくように、政府や中央銀行が国民に現金を直接供給する施策です。その結果、国のマネーストックが増えることになります。

ヘリコプターマネーの賛同者曰く、国民に直接お金を渡せば、消費が増えて経済が活性化する一方、その国には通貨安とインフレが進み、デフレを克服出来るというものです。

ヘリコプターマネーという言葉は、もともと米国の経済学者、マネタリストであるミルトン・フリードマンが著書で用いた比喩と言われています。

そしてサブプライムローン、リーマンショックという超難題の金融危機をソフトランディングさせたと評価の高いベン・バーナンキ元FRB議長が強く支持したことで有名となりました。

量的緩和とヘリコプターマネーの違い

リーマンショック以降、世界各国の中央銀行が行ってきた量的緩和、日本で言うところのアベノミクスの異次元緩和とヘリコプターマネーは同じ金融施策のように聞こえてしまいます。

しかし実際は全く違う施策になります。

量的緩和とは

量的緩和は中央銀行が通貨(現金)を発行して民間銀行から国債を買い取り、民間銀行の金庫(日銀当座預金口座)に振り込む施策です。民間銀行は増えた残高を利用して、企業や個人に従来以上にお金を貸すことで通貨が世の中に流れ出します。

つまり企業や個人が借金をしてくれない限り、おカネは金庫に眠ったままで、まったく世の中に流れ出すことはなく、量的緩和の効果が出ないことになります。ですので、中央銀行は必死になって金利を下げることで、より多くの企業・個人にお金を借りてもらおうとしているのです。

ヘリコプターマネーと量的緩和の違いは?

一方、ヘリコプターマネーは政府の財政支出を中銀が補填し、それを財源として政府が財政政策を行います。例えば公共事業の業者にお金を支払ったり、年金や給付金として国民に支給します。

お分かりの通り量的緩和との決定的な違いは、銀行を介すことなくお金が世の中に流れ出すという点です。金利とは関係なく必ず世の中におカネが流れ出すため、日銀が最近導入したマイナス金利にする必要もないわけです。

また銀行を介すか否かの違いによって、この2つの金融施策はマネーの総量に大きな違いが生じます。

量的緩和で世の中にお金が増える場合お金はすべて「借金」となるため、いずれ返済されて消失してしまいます。マネーの総量が増えるのは一時的です。

一方でヘリコプターマネーのお金は返済する必要が無いので、発行されたお金が消えることはありません。マネーの総量は増えたままです。

まとめると、将来的に量的緩和は通貨収縮の可能性があり、ヘリコプターマネーは通貨収縮の可能性はありません。

ヘリコプターマネーのリスク

ヘリコプターマネーは確実に市場にお金を届けることができるため、量的緩和よりも強力なインフレ施策として働く可能性があります。

しかしヘリコプターマネーには、インフレが行き過ぎる、すなわち通過の価値を暴落させてハイパーインフレを引き起こすリスクも伴います。

ヘリコプターマネーのリスクを歴史から学んでみましょう。

第一次大戦後のドイツとヘリコプターマネー

時は第一次世界大戦の終戦後までさかのぼります。大戦の敗戦により、ドイツは天文学的な賠償金を背負わされました。そこで政府は国債を大量発行しドイツの中央銀行であるライヒスバンクに買い取らせるという手法を用いました。

国債を売って得たお金は賠償金や国家再建に直接投資されることになりました。中央銀行のバックアップのもと政府が直接市場にお金をばらまく、まさにヘリコプターマネーのような金融政策です。

しかし大きな問題が生じました。

お金を刷ることができる中央銀行が国債を書いとるわけですから、政府は無限の札束輪転機を手に入れたも同然です。逆に言えば、そんなに簡単に紙幣を増やすことができるドイツのお金は、外国から見れば価値が無いも同然ということになります。

その結果、ドイツは1923年にハイパーインフレに見舞われてしまいました。

ヘリコプターマネーを日本に導入する可能性は?

最近ニュースで日本にヘリコプターマネー導入か?と話題になっています。

ではその可能性はいかほどかというと、実は極めて低いように思います。

ヘリコプターマネーを実行するには中央銀行のおぜん立てで政府が財源を確保するわけですが、日本では法律で明確に「財政ファイナンス」が禁止されています。日本でヘリコプターマネーを実行するためには法律を変えるか超法規的措置を取らざるを得ず、導入にはハードルが高いわけです。

なお中央銀行による財政ファイナンスの禁止はわが国だけでなく先進諸国でも同様であるため、日本だけでそれを実施するわけにもいかないでしょう。


以上、本日はここまで。

今回ヘリコプターマネーのことを調べたことで、ここ1~2週間、私の胸につっかえてたモヤモヤがようやく晴れました。

それでは!

2016年7月17日日曜日

楽ラップ|ロボアドバイザー楽ラップの運用実績を公開(2016年7月)

7月2日に始まったばかりの楽ラップ by 楽天証券の運用実績について初投稿します。

楽ラップとは、先日の投稿でご紹介した通り楽天証券のロボアドバイザーサービスです。他社のロボアドバイザー同様に、投資家の嗜好に合わせてロボットが自動的にポートフォリオを組んでくれます。

私は楽ラップのリリース当日に申し込みをすまし、7月6日から楽ラップ向けインデックスファンドの買い付けが始まりました。もちろん私は買い付けに一切手を書ける必要もなく、楽ラップが勝手に買い付けてくれます。

そして今回の投稿では。運用開始からわずか10日あまりですが、どのようなポートフォリオでどんな実績を上げているか報告したいと思います。

楽天証券へログイン

楽ラップ_20160716_2

楽天証券にログインすると、上図のようなメニューバーが表示され、右端に楽ラップのボタンがあります。

楽ラップ資産の合計

楽ラップ_20160716_1

メニューボタンから楽ラップを押すと、まずは上図の通り資産の合計金額が表示されます。

おお!評価額は101,928円となっており、わずは2,000円弱ですがプラスで推移しているようです。

楽ラップのポートフォリオ

投資ファンド分類 配分金額 配分比率
国内株式 13,232 円 13%
外国株式 20,337 円 20%
国内債券 28,885 円 28%
外国債券 30,198 円 30%
REIT(リート) 6,182 円 6%
その他 0 円 0%
現金/MRF 3,094 円 3%

「楽ラップトップ」の資産合計額の下に、上表のような現在のポートフォリオが表示されています。保有するアセットの種類、配分率が把握できます。

楽ラップ開始前の診断の結果、私は「安定嗜好の投資家」と判断されたようですので、比較的安全資産と言われる国内・外国債券が60%弱を占め、残りは株式やREITといったリスク資産という構成になっています。

楽ラップの保有銘柄一覧

銘柄/ファンド名 評価額 評価損益
ステート・ストリート日本株式インデックス・オープン ¥13,232 +601 円
たわらノーロード 新興国株式<ラップ向け> ¥3,424 +284 円
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン ¥5,681 +455 円
ステート・ストリート先進国株式インデックス・オープン(為替ヘッジあり) ¥9,766 +354 円
ステート・ストリート新興国株式インデックス・オープン ¥1,466 +120 円
ステート・ストリート日本債券インデックス・オープン ¥28,885 -216 円
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン ¥5,211 +228 円
ステート・ストリート先進国債券インデックス・オープン(為替ヘッジあり) ¥21,819 -116 円
ステート・ストリート新興国債券インデックス・オープン ¥3,168 +178 円
たわらノーロード 国内リート<ラップ向け> ¥3,003 +5 円
たわらノーロード 先進国リート<ラップ向け> ¥3,179 +188 円
評価損益額合計   +2,081 円

「楽ラップトップ」のポートフォリオの下に、上表のような現在の保有銘柄一覧が表示されています。

Brexit後の荒れた相場の中でも大半のファンドの評価損益がプラス(+)となっているため、なかなか良いポートフォリオを組めているのではないかと思います。

楽ラップの取引明細

「楽ラップトップ」の中に「取引明細」というボタンがあり、これを押すと楽ラップに関わる全売買取引の履歴を見ることができます。

この取引明細が今回一番驚いた事なのですが、なんと開始からわずか10日で24件の取引がなされていました。

24件の内訳を見ると、楽ラップを始めたばかりということもあって初期買い付けが多くを占めていたのですが、意外にも解約取引が8件も含まれていました。つまり、わずか10日で資産の入れ替え取引を数多く行っていたのです。

これは本当に驚きの事実であり、楽ラップがいかにアグレッシブに最適なポートフォリオを見つけようと努力しているかを垣間見た気がしました。

私が別途投資しているロボアドバイザーのTHEOも取引明細を表示し、ポートフォリオの組み換えがどのように行われているか明らかにしてくれればいいのですが。お金のデザイン社さん、機能追加をぜひお願いします!

現時点では取引の透明性という点では楽ラップが優れていると言えるでしょう。


以上、本日はここまで。

楽ラップは7月2日にサービスを開始したばかりなので、それからわずか半月後にこのような実績報告をするのは早すぎるかな?と迷いました。

しかし、このブログのアクセスログを見ると「楽ラップ」をキーワードに数多くの人がアクセスしてきていて関心が高いようですので、あえて早めに情報発信してみました。

どこかでロボアドバイザーの楽ラップとTHEOを比較してみたいです。

それでは!

2016年7月15日金曜日

投資詐欺?|ラブホテルファンドの破たん、そして元幹部ら逮捕へ

前回の投稿ではワインファンドによる投資詐欺事件について書きました。

投資家から集めたお金でワインを買って高値で売り抜けるスキームのはずが、実体は新たに集まったお金を既存のファンドの配当金や償還金にまわすというポンジスキームが行われており、金融庁からお咎めを食らうとすぐに破たんしてしまったという事件でした。

ワインファンドの投稿を受け、最近起きた投資詐欺事件の中でこのブログで取り上げたことの無いものがあるか確認したところ、似たようなスキームで倒産したファンドがありました。

それはラブホテルファンドです。

いかにも儲かるような宣伝文句で多額の資金を集めたあげく倒産してしまいました。

ラブホテルファンドの運営会社

ラブホテルファンドは複数社がファンドを組成し、運営していた時期がありました。代表例としては、グローバル・ファイナンシャル・サポート社とイニシアスター証券が上げられます。

グローバル・ファイナンシャル・サポート社は2007年にラブホファンドを開始し、わずか3年後の2010年に崩壊しました。

グローバル・ファイナンシャル・サポート社が崩壊する前後にイニシアスター証券からラブホテルファンドの募集・運用が開始されましたが、結局2013年にイニシアスター証券が破たんしてしまいました。

ラブホテルファンドの概要

ラブホファンドの概要

ラブホテルファンドとは、その名のとおりラブホテルに投資するファンドのことです。

ラブホテルファンドの運用の多くはホテル運営による宿泊料:インカムゲインを得ることで成り立っています。

ラブホテルはという聞こえの悪さとは対称的にとても収益率の高いビジネスである!といううたい文句で、当初ラブホテルファンドも有望な投資信託として様々なメディアに取り上げられました。

収益率が高い理由ですが、通常のホテルとは違ってとても回転率がよいビジネスであることが上げられます。ラブホテルはご存知の通り、小一時間利用することが多く、宿泊する人たちはあまり多くありません。

またラブホテル業界というのはシェア1%以上を取っている大手が存在しない業界でもあり、外部からの参入が多くないために競合する相手が少ないため、高い収益を続けることができるようです。

GFSのホテルファンド破たん

2007年に募集が始まった「HOPEシリーズ」は年利8%という高配当を売り文句に、1口50万円で7200口、計36億円の出資を個人投資家から集めました。

最初の2年間は配当があったそうですが、運用期限直前の2010年8月、GFSから投資家に対し、運用期間を延長するか、1口50万円の出資に対し8万24円で償還を受けるかの選択を求める通知があったそうです。

つまり投資元本の16%しか償還できない状態になっていたのです。

GFS側は「物件の資産価値が約3分の1に下がったため」などと説明したそうですが、実態は、HOPEシリーズの対象物件が競売や差し押さえになっていたことが判明しました。

まだ運用期限を迎えていないファンドも、経済的事情を理由に出資者からの中途解約を一方的に停止するなどトラブルが相次いでいました。

金融庁からの指導もあったのちGFS社は清算となりました。

イニシアスター証券の破たん

GFS社のHOPEシリーズを引き継ぐ形でラブホテルファンドの運営を始めたイニシアスター証券ですが、こちらも結局2013年に破たんに追い込まれます。

イニシアスター証券はラブホテルファンド以外にもFX、モンゴル投資など幅広く業務を行っていたため、破たんには様々な要因が関与していたとは思います。

しかしイニシアスター証券については、昨年2015年になって当時の経営者:品野修三容疑者(54)氏を含む5人が逮捕されるという新たな展開がありました。

罪状は、会社の資産と分けて管理しなければならない顧客の金1億円余りを無断で取り崩した金融商品取引法違反の疑いというものでした。

金融商品取引法は、経営破綻などに備えた投資家保護の目的で、証券会社などに顧客の資産を信託銀行などで分別管理するよう義務づけています。

今回の容疑は、品野容疑者らが顧客から預かったお金や、信託銀行から取り崩したお金を運転資金や別の会社への貸し付けに流用していたといった内容です。

つまりラブホテルファンドで集められた投資資金は、本来の目的以外に流用されていた疑いがあるようで、この容疑が定かであれば投資詐欺事件ということになります。


以上、本日はここまで。

ラブホテルファンドは年利8%を売り文句に多くの資金を集めましたが、美味しい話には裏があるという言葉の典型例のように破たんしてしまいました。

GFS社の投資元本の大幅毀損は原因が分からなかったのですが、イニシアスター証券は資金流用の容疑がかかっており、これが真実ならば投資詐欺事件だったということになります。

この話を調べてちょっと不安になったのが、私も利用するソーシャルレンディング:maneoです。年利8%のファンドが当たり前のように募集されていて、まさかラブホファンドのような顛末にならないよな?と一抹の不安がよぎりました。

これからも最新の注意を払って投資していきたいと思います。

それでは!

2016年7月12日火曜日

ワイン投資ファンド破たん|ヴァンネット社のワインファンドは詐欺?

ワイン投資ファンドをご存知でしょうか?

私は、「ワイン投資ファンドの運営会社が破たん」というニュース記事でその存在を初めて知ったのですが、記事によると運営会社:ヴァンネット社が詐欺行為を働いていた模様です。

一投資家として最も許せないのは運営会社が投資家に嘘をつくこと、すなわち投資詐欺であると私は思っています。投資家の力量云々の前に負けることが決まっているなんて絶対許せないじゃないですか。

さて今回の投稿では、今後、ブログ読者や私自身がワイン投資ファンドのような詐欺に巻き込まれないようにするため、ワイン投資ファンド事件の詳細をリサーチしたいと思います。

ワイン投資ファンドとは

フランス産を中心とした高級ワインは値上がりが続いています。主な要因は、新興国の経済成長を背景に、高級ワインの流通量が増えてきていることが上げられます。またこうした需要増を見越して、投資目的でワインを大量購入する人も増えています。

ヴァンネット社はこうしたワインの需要増→価格上昇の流れに目を付け、広く個人投資家から資金を集めて、2001年からワインファンドを運用するビジネスを開始しました。スキームは下図の通りです。

ワインファンドスキーム図

(引用:格差脱出研究所)

上図の通り、ワインファンド運営会社内の目利きがワインを買いつけ、専用の保管庫でしばらく寝かせて高値で売却していくことで儲ける、というのが基本スキームです。

日本で唯一のワインファンドということで一部の投資家の間では人気となりました。また、内藤忍さんなど著名人もワインファンドを推奨するメッセージを発出していたため、かなりの資金が集まったそうです。

帝国データバンクの情報では、現時点で出資金が償還されていない出資者は523名も残っているそうです。未償還の出資金は約36億7372万円、つまり1名あたり700万円もの出資金が戻っていないことになります。

ヴァンネット社とは

ワインファンドの運営会社であるヴァンネット社は、当初、税理士の北田朝雪氏が代表取締役を務め運営されていました。

2001年4月~2014年6月の期間に、総数25本のワイン投資ファンドを組成し、延べ1989人の出資者が総額77億4600万円を投資していました。

現在の代表は酒販店出身の高橋淳氏が引き継いでいます。

ヴァンネット社への行政処分、そして破たんへ

2015年12月25日クリスマスというハッピーな日に事件は起きました。

関東財務局はヴァンネット社に対して、関東財務局長(金商)第1577号の登録を取り消す行政処分を行ったのです。その際に、以下の業務改善命令が下されました。

1)顧客に適切に説明し、問い合わせ等に対しても十分に対応すること。
2)会社財産を不当に費消しないこと。
3)運用財産について、顧客間の公平に配慮しつつ、管理を徹底するなど万全の措置を講じること。
4)上記の対応・実施状況について、完了までの間、書面により随時報告すること。

合わせて以下の指摘がありました。

ヴァンネット社から提出された報告書等によると、同社は、これまで複数のファンドの取得勧誘を行っているが、過去に償還を迎えたファンドにおいて、別のファンドの資金を流用することにより、実際の運用実績とは異なる高い運用利回りで償還金等を支払っていた。

同社は、こうした状況を認識しながら、新たなファンドの取得勧誘を行っていた。

つまるところ、ヴァンネット社のワイン投資ファンドの実態はこういうことです。

既存ファンドの利回りはマイナスになっていたわけで、配当金も払えないし、投資元本も返せない状態になっていました。そこで既存ファンドの定期的な配当金や、償還を迎えたファンドの償還金に対して、新たに組成したファンドで募ったお金を充当する行為を行っていました。

このような投資詐欺行為はポンジスキームや自転車操業と呼ばれており、過去にMRIインターナショナルや安愚楽牧場で行われていたやり口と似ています。

そして翌2016年3月7日、ヴァンネット社は破産手続きを開始しました。

ワイン投資ファンドを詐欺と見抜く方法はあったか?

ワイン投資を詐欺と見抜くチャンスはあったのでしょうか?

こうした商品はまっとうな投資商品との違いを外見的に見分けることは難しいと言えます。ホームページがしっかりしていて、雑誌や新聞などで派手に広告を打ったり、立派なセミナーイベントなどを開催しているからです。

さらにヴァンネット社のワインファンドは、著名な投資家である内藤忍氏のお墨付きもついていたわけで、騙される人がたくさんいてもおかしくないでしょう。安愚楽牧場の時も政治家が宣伝広告に利用されていたことも手伝って、多くの被害者を出しました。

そんな中で私の経験に基づくアドバイスを1つだけさせていただくと

会社の代表や役員を徹底的に調べ上げる

これが重要だと考えます。

まず投資すると決めたら、代表や役員の過去の経歴を調べまくります。

さらに主催のセミナーに参加して、代表や役員の話をよく聞く、よく質問することが重要です。その際に投資詐欺の臭いがする商品は以下の特徴があると思います。

●数字でなく感情に訴えかける言葉を多用する
●著名人のお墨付き的な話が出る
●元本の安全性をやたらと強調する
●運営が匿名組合や私募である

しっかり自分の足を使って情報収集し、自分の頭で客観的に考えることが大切です。それができない上にこのような商品に投資をするのであれば、捨てても諦めのつく程度の金額を投資すべきだと思います。

ヴァンネット社の不正に気付くチャンスはあったか?

ヴァンネット社の代表であった北田氏は、投資助言会社:株式会社コンサルティング・アルファの代表も務めていました。

このコンサルティング・アルファ社ですが、実は不正を働いて2014年に行政処分を受けていました。具体的には「無登録で海外ファンドに係る募集又は私募の取扱いを行っている状況」として、2014年8月から3か月の業務停止および業務改善命令という行政処分を受けていたようです。

「無登録で海外ファンドに掛る~」というのは、投資助言を語りながらも実質的に海外ファンドの斡旋を行いキックバックを貰っていた行為になります。このブログでもご紹介したことがある「いつかはゆかし」のアブラハムグループと同じようなスキームです。

不正な投資勧誘を行っていた会社の代表=ワインファンド運営会社の社長ということに気が付けば、少なくとも2014年8月以降でワインファンドに出会った人は投資を実行に移さなかったでしょう。既存の投資家も途中解約などの打ち手があったかもしれません。

繰り返しとなりますが、成熟していない投資商品は慎重に調べ、投資詐欺に巻き込まれることがないか?しっかり確認して投資をすることが大切です。

私も最近たくさんの新興投資商品にチャレンジしてます。ソーシャルレンディングのmaneo、ロボアドバイザーのTHEO、仮想通貨のbitFlyerとエターナルコイン。

これらに投資する際、企業の沿革や代表を含む役員の情報収集、説明会への参加など、徹底的に調べ上げたうえで投資するようにしています。(実はエターナルコインだけ雑な調査で、騙されても良いと思ってますが、5万円しか入れてないし(笑))


以上、本日はここまで。

ヴァンネット社のワインファンドは、投資家を欺く許せない行為でした。ファンドがうまくいってないなら、正直にそう言って欲しいものです。そうすれば、投資家は自分の見る目がなかったと諦めがつくというものです。

これからも投資詐欺行為には厳しく糾弾していきたいと思います。

それでは!

 

2016年7月10日日曜日

maneo|ソーシャルレンディングmaneoの運用実績(2016年7月)

ソーシャルレンディング投資として、私は業界老舗のmaneoを使っています。

maneoを使い始めた当初は30万円ほどでスタートしましたが、既に元本償還の実績も出たので、現在は50万円に元手を増やして運用しています。

今回の投稿では月例のmaneo投資実績報告を行います。

maneoから分配金の通知

7月7日の七夕の日にmaneoから投資案件の分配に関する通知メールが届きました。分配金通知の内容は下記の通りです。

A氏様

平素よりmaneoをご愛顧いただきありがとうございます。

投資していただいている案件の元利金の分配を行いましたので、
お知らせ申し上げます。

今回の分配金額は以下の通りです。

件数:5件
合計:1,873円

ローン毎の分配額は異動明細でご確認いただけます。
[URL]

今後ともよろしくお願い申し上げます。

ソーシャルレンディング|maneo をご利用いただきありがとうございます。

一カ月の分配金が1,873円というのは過去最高だと思います。

換算で22,476円と少額ではありますが、年間利回りにすれば500,000円の投資に対して年利4.4%となります。定期預金が0.2%くらいとすると、私のmaneoポートフォリオは22倍の利率になります。もちろんリスクの種類が異なっているので単純比較できるものではありませんが。

ミドルリスク・ミドルリターンの投資と考えて、割と美味しい投資かなと思ってます。

maneoマイページから投資実績を確認

ここからは、maneoのマイページにログインして投資の状況を確認していきます。

口座情報

maneo_20160709_1

貸出元本金額500,000円というのは現在投資実行中のファンドを指します。

その右に口座残高が10,964円とありますが、maneoの投資単位は万円となるため、下段右下の新規投資可能金額は10,000円となっています。

運用予定表

maneo_20160709_2

自分が保有するmaneoファンドの件数、貸付金額、借入期間といった情報の一覧が表示される画面です。

上図にはすべてのファンドが映っていませんが、私が保有するファンドは3つあり、金額にすると50万円を運用中です。

「正常」と記載の部分はファンドのステータスを示しています。ここが「遅延」や「期限の利益喪失」というステータスになることもあり、この表記になると貸出先企業に何か悪いことが起きていることを示し、投資家が損失を被る可能性がある状態となります。

幸いにも、過去・現在に渡って私が投資したmaneoファンドは常に「正常」の状態です。

運用予定表の明細情報

maneo_20160709_3

一つ上の項目でご紹介した運用予定表の「明細」ボタンをクリックすると、そのファンドの月別分配金予定表が出てきます。

上図は5月末に投資を実行した「【第2弾】成立ローン総額450億円突破記念ローンファンド10号 」の詳細であり、7月から分配金がスタートしました。

このファンドからは毎月770円ほどの分配金(税引き後)が入ってくる予定です。

運用実績

maneo_20160709_4

「運用実績」ボタンを押すと、これまでの運用実績のサマリーが表示されます。収益分配額(税引き前)が10,000円を突破し、着々と分配金を積み上げています。


以上、本日はここまで。

maneoの投資実績に関するご紹介でした。

6月は英国のEU離脱という1大事件があって、金融業界もかなり動揺を見せました。株価や為替相場が乱高下し、証券会社・FX運営会社・ロボアドバイザー運営会社から急落相場への注意喚起のメールがたくさん届きました。

しかしソーシャルレンディングのmaneoはというと変わらず淡々と運用されていて、堅調に募集案件も積みあがっているように見えます。

ただし気を付けておきたいのは、ソーシャルレンディングは株価やFXのようなバーチャルな指数ではなく実在する企業への出資なので、景気悪化があった場合、影響が及ぶタイミングが比較的遅いという点です。今後しばらくは、ファンド選定時の案件分析をいっそう厳しく行いたいと思います。

それでは!

2016年7月9日土曜日

IPO投資|2016年度IPO投資のパフォーマンスを検証

毎月1~2回の頻度でIPO予定と実績に関して投稿しています。

その投稿の中でもたびたび、IPO勝率は80%と高確率で勝てる!とか、初値が公募価格の2倍以上の価格を付けた!とか、景気の良い話ばかりしています。

本当にIPO投資は儲かるのか?儲かるならばいったいどれくらい儲かるものなのか?

そこで今回の投稿では、この2016年1月から6月末までに上場した銘柄を元に、IPOのパフォーマンス分析を行ってみたいと思います。

今回は純粋なIPOの株式銘柄のみで分析を行いたいため、REIT銘柄は除かせていただきたいと思います。(2016年のREIT新規上場は3銘柄)

2016年 IPO勝率

IPOの勝率とは、全IPO銘柄のうち初値が公募価格を上回った銘柄の割合を指します。つまり初値をつけた瞬間に売れば必ず儲かる(もしくは損をしない)IPO銘柄が全体のうち何割か?を表す指標です。

2016年度1月~6月のIPO勝率は、全IPO40銘柄のうち32銘柄が勝ちに該当するため、勝率80%ということになります。10回IPOの権利を得れば8回は儲かるため、非常に高確率で儲けを出すことができると言えます。

2016年 IPO収益分析

次に収益性の分析をいくつかの切り口で行いたいと思います。

2016年度IPOの収支

単2016年度IPO全銘柄の購入権を得ることができ、最低単元で購入したと仮定すると収支はいかほどになったのでしょうか?

計算してみると、何と5,252,900円のプラス!であったことが分かりました。IPOの権利を得て単純に最低限の単位で購入すれば500万円以上も儲かったわけです。

本当にすごいですね。

またIPO全銘柄の平均高騰率※を計算すると1.6倍でしたので、IPO投資すると元手の1.6倍で戻ってくることがわかります。

※平均高騰率:各銘柄の高騰率(初値/公募価格)の平均

収益力トップ3

全体では500万円以上も収益を上げることができたわけですが、個別の銘柄を見るとどうでしょうか?

収益金額が最も大きかったトップ3銘柄をご紹介したいと思います。

第三位 AWSホールディングス(東証マザーズ)
約+58万円

第二位 アトラエ(東証マザーズ)
約+73万円

第一位 グローバルウェイ(東証マザーズ)
約+110万円

100株持っただけで、この収益金額ですよ!1位のグローバルウェイに至っては100万円超えです。IPO抽選が当たった人が羨ましいです。

また収益分析で特徴的だったのが、トップ10全て東証マザーズ銘柄で占められている点です。新興市場がIPOに強いという定説が健在であることが確認できました。

高騰率トップ3

次に高騰率のトップ3を見てみたいと思います。高騰率とは初値÷公募価格で計算される指数で、収益の効率性を見ることができます。

第三位 AWSホールディングス(東証マザーズ)
約3.4倍

第二位 はてな(東証マザーズ)
約3.8倍

第一位 グローバルウェイ(東証マザーズ)
約4.7倍

1位グローバルウェイと3位のAWSホールディングスは収益分析と同様にトップ3にランクインです。唯一ランク外からはてなが入ってきました。(公募価格800円に対して初値が3,025円)

高騰絵率においても、トップ10は全て新興市場で、内訳は東証マザーズが9銘柄、JQスタンダードが1銘柄でした。

損失ワースト3

2016年IPOで公募価格割れをしてしまったのは40銘柄中8銘柄ありました。その中でもマイナス金額が大きいワースト3銘柄は以下の通りです。

ワースト三位 アカツキ(東証マザーズ)
約-1.6万円

ワースト二位 アイドママーケティングコミュニケーション(東証マザーズ)
約-2.1万円

ワースト一位 ユー・エム・シーエレクトロニクス(東証1部)
約-5.2万円

公募割れした8銘柄の市場の内訳ですが、東証1部が3銘柄、東証マザーズが4銘柄、JQスタンダードが1銘柄でした。

2016年 IPO事前評価分析

私が投稿するIPO予定表は、各銘柄に事前評価を付けています。この評価の正答率はいかほどでしょうか?

評価A銘柄

IPO数:6
勝率:100%

平均高騰率:2.9倍
平均損益:25.3万円

さすが評価A銘柄だけあって、非常に優秀な数字ですね。

評価B銘柄

IPO数:15
勝率:80%

平均高騰率:1.7倍
平均損益:19.9万円

評価B銘柄は勝率がやや下がりますが、以前高い高騰率と収益額をキープしています。

評価C銘柄

IPO数:17
勝率:70.6%

平均高騰率:1.23倍
平均損益:2.9万円

評価C銘柄は勝率70%まで下がり平均損益も3万円弱です。これを見ると評価C銘柄は一生懸命に努力するほど当選の価値がないかと思います。

評価D銘柄

IPO数:2
勝率:100%

平均高騰率:1.1倍
平均損益:0.5万円

D評価は勝率100%ではありますが、母数が2銘柄のみなので勝率はあてにならないでしょう。平均高騰率や平均損益は評価A~Dの中で最低なので、予想は当たっていると言えるでしょう。

事前評価分析のまとめ

評価D→Aになるにつれて勝率や高騰率も高くなっているので、事前評価はしっかりと当たっていることが分かりました。

評価A銘柄であれば平均損益が25万円とでっかく設けることができるため、SBI証券のチャレンジポイントは評価A銘柄にのみ使えば良いのでしょうね。


以上、本日はここまで。

IPO投資の魅力はこれまでも何度も語ってきましたが、こうやってちゃんと分析してみると、いっそうその思いが強くなりました。

グローバルウェイのようにたった100株で100万円以上の収益を上げることができる、夢のような話ですね。

まずはIPOの抽せんに当選せねば、、、。

それでは!

2016年7月8日金曜日

FX|外国為替の相場予想(2016年7月版)

先々月の5月から始めたFX・外国為替市場の予測ですが、この6月に相場予想に大きな影響を与える大事件が発生しました。

ご存知の通り6月下旬に起きた英国のEU離脱:Brexitですが、外国為替市場は大混乱で大きなリスクオフの動きが起きました。105円あたりをフラフラしていたドル円相場も、一気に99円台前半まで円高が急伸しました。

現状は何とか相場も落ちつき、100円~102円あたりを推移しています。

円を含む今後の外国為替市場は今後どのように動いていくでしょうか?円高基調が続くのか、再度円安に転換するのか?

それではFX、外国為替市場の予測を始めます。

対象の通貨ペア

無数の外国為替通貨ペアがある中で、相場予想をする通貨ペアを3つに絞っています。

選定のポイントは、日本から見てFXのメジャーな通貨ペアを予想すること、FXから世界経済の状況を見ていくこと、この2点を重要視して、米ドル・円・豪ドルの3通貨を対象としました。

FXの通貨ペアで表現すると、以下の通りです。

USD/JPY(米ドル/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)

USD/JPY 米ドル/円チャート

ドル円チャート_201607

(楽天証券(旧FXCM)のトレーディングステーションを使用)

上図はドル・円、USD/JPYの月足チャートを表示しています。月足に設定しているのは、株価予想でもそうですが中長期の相場の流れを読むためす。

上のテクニカルチャートは上段:ローソク足、下段:MACDに分けて表示しています。

上段:ローソク足

2016年2月に大きな陰線を作って以降、下落トレンドに入っていることが分かります。2016年1月の始値は1ドル120円でしたが、円高が進行して100円台に突入しており、わずか半年で20円も円高が進行していることになります。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜けるいわゆる「デッドクロス」が生じ、デッドクロスのトレンドが進行しています。

すなわち相場のトレンドは下落基調で進んでおり、今後、円高傾向が続くことを示唆しています。今時点で円安の動きを狙ってドル円のロングポジションを持つことは、自殺行為に等しいと私は見ています。

6月下旬のBrexit以降100円~105円でもみ合っていますが、いずれ100円台も下抜けて、次ののサポートライン(緑色ライン):95円~96円円前半をチャレンジする局面が出てくると予想します。

繰り返しますが、私はドル円(USD/JPY)が90円台に突入すると考えています。

AUD/JPY 豪ドル/円チャート

豪ドル円チャート_201607

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

AUD/JPYの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/JPYはUSD/JPYよりも一足早く2014年12月あたりから緩やかな下落トレンドに入ってました。2014年12月には1豪ドル100円あったのが、円高が進んで今や80円台を割れ始めました。

ファンダメンタルズ的には、オーストラリアの政策金利が1.75%と過去最低レベルに低く抑えられていることや原油を中心とした資源価格の下落が要因と考えられます。

原油価格はここ数カ月上昇に転じているため、やはり豪ドルにしては低金利が続いていることが円高へ進む要因と考えられます。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜ける「デッドクロス」が2014年12月に生じ、USD/JPYと比較すると角度が緩やかで、それに合わせて円高方向へダラダラと進んでいる状況です。

現在は80円前後でもみ合っていますが、上図の黄色サポートラインの79円をはっきりと下抜ければ、次の下値目途となるサポートライン(青色ライン):72円75銭~73円前半にチャレンジすることになるでしょう。

もし72円をはっきり下抜ければ、次の橙色サポートライン:65円、さらに65円を割れれば次の紫色サポートライン:55円が見えてきます。

豪ドル円の円高進行はどこまでいくか分かりませんが、進む時はドル円以上に速く下落します。今、豪ドル円のロングポジションを持つことはおすすめできません。

AUD/USD 豪ドル/米ドルチャート

豪ドル米ドルチャート_201607

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

最後にAUD/USDの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/USDは2016年1月あたりで底値をつけた可能性があります。

2016年2月以降は緩やかながら上昇に転じており、5月に大きな陰線をつけるもののしっかりと下げ止まり、6月に陽線が出ています。

またローソク足チャートの中に「W」文字の線を入れてますが、これはテクニカル分析において「Wボトム」と言われています。

Wボトムをつけると、一般的に相場は下落トレンドから上昇トレンドに転換すると言われてます。W文字の底辺2回で下値をしっかり確認したうえで、上昇へと転じる予兆を示唆します。

下段:MACD

赤色の短期線が青色の長期戦を下から上へ突き抜ける「ゴールデンクロス」が2016年2月に生じています。ゴールデンクロスは、相場トレンドが上昇に転換したことを示唆します。

先ほどローソク足チャートで「Wボトム」も確認しているので、MACDのゴールデンクロスとの合わせ技で、上昇トレンドが形成されていきそうな雰囲気を感じてます。

総括|FX、外国為替相場の予測

米ドル/円(USD/JPY) ↓下落
豪ドル/円(AUD/JPY) ↓下落
豪ドル/米ドル(AUD/USD) ↑上昇

相場予測の総括としては6月と変更ありません。

AUD/USDが上昇の兆候を見せているため、円高は進むものの、世界の相場はリスク嗜好にあるように見えます。もしかして日本株式だけ一人負け・・・??


以上、本日はここまで。

総括に書いた通り、円高と株安が進む日本を尻目に世界経済は投資がまだまだ活況のように見えます。しつこいようですが、急な円高進行に注意しましょうね。

それでは!

2016年7月7日木曜日

2016年株価予想|日経平均株価の行方を予想(2016年7月更新版)

6月の日経平均株価には大きな動きがありました。

ご存知の通り、英国のEU離脱(Brexit)に伴い円高の急伸、日経平均株価の大幅下落が起きたいのです。

5月31日には17,200円台で取引を終えた日経平均株価が、6月30日は15,000円台後半にまで下落、すなわち約1,300~1,500円の下落したことになります。

これまでの相場予想の投稿でも散々書いてきましたが、現状の日経株式の相場を表現するならば、「もみ合い相場」であり、株価が上下どっちに動いてもおかしくない状況です。しかしテクニカル分析をすると、リーマンショック時の日経平均株価の動きに酷似した状況であるため、今、日本株へ追加投資することはお勧めできないと主張してきました。

いよいよ日本株の暴落が始まるのか、それとも下落は一時的で持ち直しを見せるのか?気になる今後の相場の動きについて、テクニカル分析を行いたいと思います。

※この投稿は個人的見解です、投資は自己責任で行ってください。

前回の日経平均株価分析の振り返り

日経平均株価20160608

上図が前回の分析投稿時のテクニカル分析に使った図です。

上値の目途は、黄色→のレジスタンスラインとなります。株価にすると17,000円台中盤あたりにあると見ていました。

下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインは15,000円台中盤、赤色→のラインは14,000円前後に置いていました。

Brexit後のチャートはいったいどんな形を見せるのか?今後の日経平均株価の予想を始めます。

最新の日経平均株価分析のアップデート

日経平均株価チャート_20160706

上図が最新版のテクニカル分析です。

6月は動きが大きかったのですが、テクニカル分析的には明確なブレイクまで到達しなかったため、チャート的には前回予想から微修正を加えた程度です。

上値目途となる黄色→のレジスタンスラインは17,000円中盤にあります。

下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインに微修正を加え15,000円ちょうど付近、赤色→の二段目サポートラインが14,000円前後になると考えています。

現在の揉み合い相場が解消される条件は、17,000円台の中盤をはっきりと超える、もしくは直近安値の14,900円を大きく割るようなような動きがあった場合に、あらたなトレンドが生じるものと考られます。

新たなトレンドが発生したら、レジスタンスラインやサポートラインも引き直す必要がありますが、この6月はギリギリの線で止まったという感じです。

最新のMACD分析

日経平均株価_MACD20160706

最新7月6日時点の日経平均株価のMACDです。

MACDは相場のトレンドを分析する際に使うテクニカル指標です。上図は月足で設定しているため、1年~数年の長期の流れを読む際に私は参考にしています。

2015年の下旬に紫色の短期線が緑色の中長期線を大きく下抜けています。この大きく下抜ける現象をデッドクロスと呼び、上昇相場が下向きに転換することを示唆しています。

実際に2016年年初と比較すると現在の株価は約4,000円も値を下げており、MACDが示す通り下落相場にあると言って間違いないでしょう。

また、さらに懸念を強くするのが今回のデッドクロスの角度が急すぎる点です。2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時のMACDをご参照ください。(下図参照)

この急角度のMACDの下落が、日経平均株価がリーマンショック級にやばいのでは?と私が懸念してしまう最大の理由です。

日経平均MACD2

2007年後半にMACDの短期戦が中長期線から大きく下回る状態を作ると約1.5年もの間株価は下落し続け、最終的に日経平均株価は18,000円→7,000円と半値以上も値を下げました。

「相場は歴史に学べ」を信じるならば、今は日本株に投資すべきタイミングではないと思うわけです。

まとめ

2016年7月度の日経平均株価の分析結果をまとめると以下の通りとなります。

・現在の状態は2016年度初頭から変わらず揉み合い相場で、上にいっても下にいってもおかしくない状態である

・MACDの状況を踏まえると、長期(1年以上)で見れば下落傾向の相場と予測する

・直近の日経平均株価は、15,000円前半~17,000円中盤での上下を繰り返すが、Brexitとい大イベントを通過したので、そろそろ新たなトレンドが生じる可能性が高い

・現在のMACD指標は、2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショックの時と酷似していて、株価の急落を警戒


以上、本日はここまで。

私の日経平均株価の予想は2016年初から、いやもっと言うと昨年の夏場から変わらず下落方向だと考え、ブログにもそう書いてきました。今は日経平均株価が下落するのを待って投資チャンスを伺う時期と私は思っています。

あくまで個人的な見解ですので、自己判断で投資してください。

それでは!

2016年7月6日水曜日

8 Now!|エイト証券のロボアドバイザーの無料診断を試してみました

先日の投稿でエイト証券のロボアドバイザー:8 Now!についてご紹介しました。

私が知る限りでは、国内ロボアドバイザーにおいて手数料が最安値のサービスでした。(預かり運用資産の0.88%、他社は一般的に1%前後)

今回はエイト証券の8 Nowに申し込む前に無料診断を試してみましたので、その内容を投稿したいと思います。

8 Now!無料診断の開始

8 Now!のオフィシャルWebページから無料診断を開始します。「ポートフォリオを作成」ボタンを押すと、無料診断が開始されます。

8 Now!からの質問事項

8 Now_2

まず氏名とメールアドレスを入力し、次へ進みます。

8 Now_3

その後、上図のような質問が次々と出てきます。

質問数は合計で8問あります。

あ!この質問数は8 Now!とかけていたんですね。なるほど今気が付きました。

質問の概要は以下の通りです。

・8 Now!の運用予定期間
・投資資金の引き出し予定
・インフレと投資リスクに対する考え方
・リスク&リターンから好みのポートフォリオ
・投資目的
・マーケット急落に対する対応
・好みのファンドマネジャー
・リスクを負う覚悟

無料診断の結果

無料診断の結果、8 Now!のロボアドバイザーが私向けにポートフォリオを提示してくれました。

8 Now_11

まずは上図の商品別の資産配分です。

見てお分かりの通り、債券の比率が非常に高く、リスクを負わないポートフォリオになっていることが分かります。

先ほどの8つの質問に対して、比較的リスクを取る選択肢ばかりを選んだつもりだったのですが、8 Now!にはリスクを取らずに元本割れを回避するような嗜好だと判断されてしまったようです。

8 Now_12

次に地域別の資産配分率ですが、米国・カナダが大半を占めます。8 Now!の仕組みが米国上場のETFへ投資することになっているので、投資先地域が米国に偏るのは当然のことなのでしょう。

8 Now_13  最後に投資収支のシミュレーションが標示されます。

今回提示されたポートフォリオを過去5年に当てはめた場合の収支が表示されています。見事に右肩上がりの収益が出るチャートとなりました。

ただし過去5年は全世界的に株価上昇の期間にあたるため、どんなポートフォリオを組もうとも必ず収益を上げることができた期間だったと思います。

ここまでの診断結果を見て、8 Now!に申し込みたい!!と思ったならば、口座開設の手続きに進めることになっています。

私はエイト証券の前身であるユナイテッドワールド証券の口座を持っているので、新規に開設するのが良いのか、ユナイテッドワールド証券の口座を移管するのが良いのか、問い合わせてみようと思います。


以上、本日はここまで。

今回ご紹介した8 Now!の無料診断は5分程度で結果を見るところまでたどり着けますので、まずは無料診断をお試しいただくことをおすすめします。

無料診断の結果気に入るようであれば、運営会社のことをしっかり調べて不安を払拭したうえで申し込みをされると良いでしょう。

私は、エイト証券の財務状態など少し気になることもありますが、まずは少額で試してみようかと思っています。

それでは!

2016年7月4日月曜日

楽ラップ|楽天証券のロボアドバイザー楽ラップに申し込みました!

先日の投稿でご紹介した楽天証券のロボアドバイザー:楽ラップですが、ついに7月2日からサービス開始となりました。

さっそく申込み手続きを行いましたので、その内容を投稿します。

楽ラップの無料診断

まず楽ラップのオフィシャルページへアクセスします。

「無料診断」のボタンを押すと質問が始まります。それに答えることでロボアドバイザーによるポートフォリオが提案され、気に入れば、そのまま楽ラップへ申し込こむこともできます。

楽ラップの質問事項

とても簡単な質問が合計で16個出てきます。回答時間は1問に10秒もかからないと思うので、2分~3分くらいで回答できてしまうでしょう。質問内容をざっくり書くと以下のような内容です。

1、性別
2、年代
3、交流会に参加した際の行動
4、体調が悪い時
5、福袋の購入
6、スマホの新作
7、懸賞への参加
8、金融商品の下落
9、野菜の購入
10、好きな色
11、臨時収入を得た時の行動
12、金融商品への期待値
13、将来の所得
14、現在の仕事への不満
15、投資歴
16、自己資産の投資比率

楽ラップの診断結果は?

16問を答えると、私の投資家としての診断結果が出されました。

結果は、じゃん!

投資家タイプ

楽ラップ15

「あなたはリスクをとりたくないわけではありませんが、なるべく避けて通りたいタイイプのようです。」ってのは当たってますね。私は、多少の期待利回りを下げててでもリスクは限りなく0に絞りたいと考えてます。

一方で「結構心配性で、あたらしいものには手を出さない」は間違いですね。新し物好きなので、このブログ内でなんでもかんでもとりあえずやってみて、その感想を記事にしてますし。

想定リターン

楽ラップ17

1年後、3年後、5年後の想定リターン・リスクが表示されます。

このグラフ少し違和感ありますね。1年後がリターン27%/リスク24.8%に対して、5年後はリターン62.75%/14.79%となっており、リスクとリターンの差が大きすぎる気がします。

比較的好調だった直近5年の相場からはじき出すとこん                                                    な風になりそうですが、もしそのような算出方法だとすると、あまりにも良い時期を基準に計算してしまっているので、あまり参考になりませんね。

ポートフォリオ

楽ラップ16
楽ラップ18

診断結果に基づいたポートフォリオです。

安定志向と診断されたこともあって、国内債券と外国債券を合わせると50%くらいになります。同様に株式は国内・外国で40%、その他はREITや現金/MRFが選ばれました。

楽ラップ申し込み

楽ラップ19

最後に楽ラップへの申し込み画面が表示されます。

申込み金額のところに最低投資金額:10万円以上を入力します。金額を入れると、その下のポートフォリオも自動的に配分されます。あとは口座区分や手数料コースを選択して申し込みを完了させます。

手数料コースに「固定報酬型」と「成功報酬型」の2種類がありますが、今回私は固定報酬型を選びました。手数料コースについては先日の投稿をご参照ください。

申込みを行うと下図のような完了画面となります。

楽ラップ20


以上、本日はここまで。

ついに楽ラップで投資を始めました。ロボアドバイザーとしてはTHEO byお金のデザイン2番目となります。

楽ラップのパフォーマンスを純粋に楽しむのもよし、THEOとロボアドバイザーとしての性能を比較するのもよし、いろいろと可能性を感じています。今後も逐一報告します。

それでは!