2016年12月15日木曜日

クラウドクレジット|カメルーン中小企業支援ファンドで遅延発生!投資資金は返ってくるの?

わたしも投資しているソーシャルレンディング:Crowdcredit(クラウドクレジット)で返済遅延に関するプレスリリースが出ました。

クラウドクレジットは海外中心にバリエーション豊かな融資を実行しており、伊藤忠商事が資本参画するほど、注目のソーシャルレンディング会社です。

そんなクラウドクレジットが、このたび返済遅延という悪いニュースを発表したのです。

いったい何がおきているのでしょうか?

crowdcredit

ソーシャルレンディングCrowdcredit

遅延案件:カメルーン中小企業支援プロジェクトとは?

今回、返済遅延が発表されたファンについて見ていきましょう。

ファンド概要

  • ファンド名:【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号
  • 期待利回り:11.3%
  • 運用期間:2016年4月~11月末まで(約7か月)
  • 分配方法:満期一括
  • 通貨:円建て(ただし為替ヘッジあり)
  • 担保:自動車タイヤを実質的に担保としている。

スキーム(仕組み)

一言でいえばカメルーン中小企業への融資ですが、実際はかなり複雑な仕組みとなっています。

1、まずクラウドクレジットが投資家から資金を集めます。

2、集まった投資家資金はクラウドクレジット社のエストニア子会社に対して貸付けを行います。

3、エストニア子会社はこの借入金を原資として、カメルーン内の提携企業Ovamba Cameroon Solutions Sarl(以下、Ovamba社)グループのモーリシャス法人であるPan Africa Investment Funding Limited PCC.へ貸付けます。

4、Pan Africa Investment Funding Limited PCC. はカメルーン国内の中小事業者に対する与信行為を行うOvamba社に対し、債券回収から得る経済的利益、及びリスクを買い取ります

5、Ovamba社が最終融資先であるカメルーン内の資金需要の開拓、回収業務を行います。Ovamba社の回収したお金が最終的に投資家へ分配金として還元されます。

【資金の流れ】

日本の投資家→クラウドクレジット→エストニア企業→Pan Africa Investment Funding Limited PCC.→Ovamva→カメルーンの中小企業

(引用:クラウドクレジット社 http://ift.tt/2gN8l9W

返済遅延について

カメルーン中小企業支援ファンドの返済遅延について、その概要と投資家に与える影響を見てみましょう。

詳細まで知りたい方はクラウドクレジット社のプレスリリースをご参照ください。

(引用:Crowdcredit http://ift.tt/2hPXU38

返済遅延の概要

本件は11月25日に満額返済予定だったのですが、日本の投資家資金をもとにOvamba社が融資した4社のカメルーン中小企業のうち1社に返済遅延が生じたというのが遅延のポイントです。

つまり4件のうち3件は期限通りに返済されたようです。

それでは返済遅延が生じた1社の占有率ですが、融資総額の34.6%を占めるようです。

元本の3分の1が返済されていないということなので、かなりのインパクトがあります。

投資家に与える影響

カメルーン中小企業支援ファンドの返済日は11月25日だったので、遅延分の返済がなされていないことが最も大きな影響でしょう。

次に考えられる影響として、遅延分の投資資金が返済されないことがあげられます。

貸倒れの状態なので、遅延している融資先企業からいかにすみやかに回収できるかが鍵です。

投資資金は返ってくるのか?

返済遅延が生じた融資先1社から回収できる見込みはあるのでしょうか?

結論は「回収できる見込みだが、断言はできない」となります。

プレスリリースによると、融資にあたって担保を取っており、その評価額は融資額に対して116.7%と算出されています。

それら担保資産を売却・現金化ができるのが2017年5月と発表されています。

つまりクラウドクレジット社としては、返済日は遅れつつも全額回収できるのでは?と見込んでいるようです。

ただし評価額通りに担保資産を売却できるか未知数ですし、いつまでに現金化できるのかという点が不透明でもあるため、予断は許さない状況でしょう。

(引用:Crowdcredit http://ift.tt/2hPXU38

延滞期間中も金利はつくのか?

結論は「Yes」です。

延滞期間中も未返済の金額に対して貸付金利はつくようです。

投資家にしてみたら、当初予定以上の分配金を得る可能性があることになります。

(引用:Crowdcredit http://ift.tt/2gNasdM

他のカメルーン中小企業支援ファンドはどうなのか?

今回はカメルーン中小企業支援ファンド1号で返済遅延が生じましたが、同ファンドは3号まで発行されているため、カメルーンファンド2号・3号への影響が心配になります。

今回遅延が生じた融資先が含まれるのは1号ファンドのみであり、その点では他のファンドへ直接影響することはないそうです。

でも1号ファンドで4社中1社が返済遅延を起こしたんですから、他のファンドで別の融資先が・・・なんてリスクは否めないでしょうね。

(引用:Crowdcredit http://ift.tt/2gNasdM

他のクラウドクレジット組成ファンドの状況は?

実はクラウドクレジットのファンドで返済遅延が起きたのはこれが初めてではありません。

先日、クラウドクレジットの全ファンドの運用状況を解説した記事を書きましたので、他のファンドの状況はそちらをご参照ください。


以上、本日はここまで。

今回はクラウドクレジットのカメルーン中小企業支援ファンドの返済遅延について書きました。

私が投資したペルー債務者ファンドの方は大丈夫かしら。。。

それでは!

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