先々月の5月から始めたFX・外国為替市場の予測ですが、この6月に相場予想に大きな影響を与える大事件が発生しました。
ご存知の通り6月下旬に起きた英国のEU離脱:Brexitですが、外国為替市場は大混乱で大きなリスクオフの動きが起きました。105円あたりをフラフラしていたドル円相場も、一気に99円台前半まで円高が急伸しました。
現状は何とか相場も落ちつき、100円~102円あたりを推移しています。
円を含む今後の外国為替市場は今後どのように動いていくでしょうか?円高基調が続くのか、再度円安に転換するのか?
それではFX、外国為替市場の予測を始めます。
対象の通貨ペア
無数の外国為替通貨ペアがある中で、相場予想をする通貨ペアを3つに絞っています。
選定のポイントは、日本から見てFXのメジャーな通貨ペアを予想すること、FXから世界経済の状況を見ていくこと、この2点を重要視して、米ドル・円・豪ドルの3通貨を対象としました。
FXの通貨ペアで表現すると、以下の通りです。
USD/JPY(米ドル/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)
USD/JPY 米ドル/円チャート
(楽天証券(旧FXCM)のトレーディングステーションを使用)
上図はドル・円、USD/JPYの月足チャートを表示しています。月足に設定しているのは、株価予想でもそうですが中長期の相場の流れを読むためす。
上のテクニカルチャートは上段:ローソク足、下段:MACDに分けて表示しています。
上段:ローソク足
2016年2月に大きな陰線を作って以降、下落トレンドに入っていることが分かります。2016年1月の始値は1ドル120円でしたが、円高が進行して100円台に突入しており、わずか半年で20円も円高が進行していることになります。
下段:MACD
赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜けるいわゆる「デッドクロス」が生じ、デッドクロスのトレンドが進行しています。
すなわち相場のトレンドは下落基調で進んでおり、今後、円高傾向が続くことを示唆しています。今時点で円安の動きを狙ってドル円のロングポジションを持つことは、自殺行為に等しいと私は見ています。
6月下旬のBrexit以降100円~105円でもみ合っていますが、いずれ100円台も下抜けて、次ののサポートライン(緑色ライン):95円~96円円前半をチャレンジする局面が出てくると予想します。
繰り返しますが、私はドル円(USD/JPY)が90円台に突入すると考えています。
AUD/JPY 豪ドル/円チャート
(FXCMのトレーディングステーションを使用)
AUD/JPYの月足チャートです。
上段:ローソク足
AUD/JPYはUSD/JPYよりも一足早く2014年12月あたりから緩やかな下落トレンドに入ってました。2014年12月には1豪ドル100円あったのが、円高が進んで今や80円台を割れ始めました。
ファンダメンタルズ的には、オーストラリアの政策金利が1.75%と過去最低レベルに低く抑えられていることや原油を中心とした資源価格の下落が要因と考えられます。
原油価格はここ数カ月上昇に転じているため、やはり豪ドルにしては低金利が続いていることが円高へ進む要因と考えられます。
下段:MACD
赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜ける「デッドクロス」が2014年12月に生じ、USD/JPYと比較すると角度が緩やかで、それに合わせて円高方向へダラダラと進んでいる状況です。
現在は80円前後でもみ合っていますが、上図の黄色サポートラインの79円をはっきりと下抜ければ、次の下値目途となるサポートライン(青色ライン):72円75銭~73円前半にチャレンジすることになるでしょう。
もし72円をはっきり下抜ければ、次の橙色サポートライン:65円、さらに65円を割れれば次の紫色サポートライン:55円が見えてきます。
豪ドル円の円高進行はどこまでいくか分かりませんが、進む時はドル円以上に速く下落します。今、豪ドル円のロングポジションを持つことはおすすめできません。
AUD/USD 豪ドル/米ドルチャート
(FXCMのトレーディングステーションを使用)
最後にAUD/USDの月足チャートです。
上段:ローソク足
AUD/USDは2016年1月あたりで底値をつけた可能性があります。
2016年2月以降は緩やかながら上昇に転じており、5月に大きな陰線をつけるもののしっかりと下げ止まり、6月に陽線が出ています。
またローソク足チャートの中に「W」文字の線を入れてますが、これはテクニカル分析において「Wボトム」と言われています。
Wボトムをつけると、一般的に相場は下落トレンドから上昇トレンドに転換すると言われてます。W文字の底辺2回で下値をしっかり確認したうえで、上昇へと転じる予兆を示唆します。
下段:MACD
赤色の短期線が青色の長期戦を下から上へ突き抜ける「ゴールデンクロス」が2016年2月に生じています。ゴールデンクロスは、相場トレンドが上昇に転換したことを示唆します。
先ほどローソク足チャートで「Wボトム」も確認しているので、MACDのゴールデンクロスとの合わせ技で、上昇トレンドが形成されていきそうな雰囲気を感じてます。
総括|FX、外国為替相場の予測
米ドル/円(USD/JPY) ↓下落
豪ドル/円(AUD/JPY) ↓下落
豪ドル/米ドル(AUD/USD) ↑上昇
相場予測の総括としては6月と変更ありません。
AUD/USDが上昇の兆候を見せているため、円高は進むものの、世界の相場はリスク嗜好にあるように見えます。もしかして日本株式だけ一人負け・・・??
以上、本日はここまで。
総括に書いた通り、円高と株安が進む日本を尻目に世界経済は投資がまだまだ活況のように見えます。しつこいようですが、急な円高進行に注意しましょうね。
それでは!
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