先月から「ネットネット株」投資に関する定例の投稿を始めました。
ネットネット株とは、“バリュー投資の父”として知られる米国の有名投資家ベンジャミン・グレアムが提唱するバリュー投資法です。
実際にネットネット株投資法を使った日本人投資家:かぶ1000さんは、40万円の元手を2億5,000万円にまで増やしたというとんでもない逸話もあるほどです。
ぜひわたしも日本株式銘柄から「ネットネット株」の法則に合致する割安銘柄を見つけたいと考え、毎月調査した結果を投稿したいと考えてます。
それでは、2016年11月のネットネット株探しを始めます!
バリュー投資法:ネットネット株とは
まずネットネット株をおさらいするところから始めます。
ネットネット株は、ベンジャミン・グレアムというアメリカの経済学者が提唱した株式銘柄の選び方になります。
ベンジャミン・グレアムは「バリュー投資の父」とも呼ばれ、今や世界最高の投資家の1人として知られるウォーレン・バフェットの育ての親としても有名です。
グレアム氏が言うところの「ネットネット株」とは、現金などの流動資産から負債総額を引いた額の3分の2が時価総額よりも多い銘柄を指します。
ネットネット株=(流動資産-総負債)×66.7%>時価総額
この式が意味するのは、企業が所有する資産に対して株価が大きく下回っているということです。
つまり、株価下落リスクが低く安全域が大きい銘柄であると言えます。
ネットネット株の現代版アレンジ
グレアムが提唱するネットネット株のアレンジ版として、日本の個人投資家「かぶ1000」さんがさらに厳しく基準を設けたネットネット株投資法があります。
「正味流動資産に在庫評価額を入れず、有価証券を含んだ額から貸倒引当金や負債合計を引いた額が、時価総額よりも多ければ割安とみなす」という応用です。
私が計算する基準は、グレアム氏ではなく「かぶ1000」さんの判断基準に基づきネットネット株を探したいと思います。
日本株式でネットネット株をリサーチ(2016年11月)
日本株といっても大量に株式銘柄があるので、当てずっぽうにネットネット株を探しまわってもラチが明きません。
そこで割安株を示す指数を検索条件に使って、スクリーニングを掛ける事にしました。
検索ツールとして、楽天証券のマイページから使用できるスーパーサーチという機能を用いました。
スクリーニング条件
PBR:1倍以下
PER:15倍以下
予想配当利回り:3%以上
割安株と無関係な配当利回りも加えてますが、投資するとなったら重要な判断基準になるので、高配当であることも条件に加えました。
スクリーニング結果
上記のスクリーニング条件で検索した結果、大型株で1銘柄、中小型株で14銘柄ほど抽出されました。
配当利回りの高い順に並べ、上からネットネット株の計算を進めてみました。
【先月計算した以下の株式銘柄は除く】
- 日産自動車
- 三井住友FG
- 伊藤忠商事
- 三社電機製作所
- 合同製鉄
- イワキポンプ
- コニカミノルタ
- 住友重機械
| 旭ダイヤモンド工業 | フジ住宅 | 奥村組 | ワキタ | フルサト工業 | |
| 流動資産 | |||||
| 現金及び預金 | 12,598 | 872 | 15,353 | 18,887 | 10,958 |
| 受取手形、売掛金及び完成工事未収入金 | 11,528 | 87 | 113,190 | 22,666 | 23,680 |
| (流動資産の)貸倒引当金 | -286 | -28 | -1,665 | -63 | -30 |
| その他資産 | |||||
| 投資有価証券 | 10,993 | 473 | 66,250 | 5,895 | 2,767 |
| (その他資産の)貸倒引当金 | -1,065 | -4 | -2,192 | -120 | -110 |
| 流動負債 | |||||
| 流動負債合計 | -5,730 | -24,253 | -104,840 | -14,482 | -21,645 |
| 判定 | |||||
| 正味流動資産 | 28,038 | -22,853 | 86,096 | 32,783 | 15,620 |
| 時価総額 | 44,687 | 25,271 | 143,160 | 47,860 | 22,765 |
| 最終判定 | × | × | × | × | × |
配当利回りが高い方から5銘柄ネットネット株の計算をしたところ、残念ながら全滅でした
フルサト工業が唯一惜しかったかな?という感じです。
また計算にあたって「フジ住宅」の販売用不動産を「売掛金及び完成工事未収金」に含めるかどうか迷いました。高い確率で現金化できますしね。
しかし不動産価格は時期によって上下変動するし、本当に販売できるか否か不透明なため、いったんは外しました。
今後も販売用不動産を流動資産の計算に含まないとすると、不動産業はネットネット株になる確率は極めて低いでしょう。
以上、本日はここまで。
今はトランプ相場真っただ中であらゆる株式銘柄が上昇しているので、ネットネット株に該当する銘柄は少ないんでしょうね。
これからも地道に探していきます。
それでは!
0 件のコメント:
コメントを投稿