2016年8月11日木曜日

ミャンマー投資|ETFや投資信託でミャンマーへの投資機会を探してみた

久しぶりにミャンマー投資について投稿します。

ミャンマー国旗

昨年2015年12月にミャンマー初の証券取引所であるヤンゴン取引所がオープンになりました。

やっとミャンマーの株式が買える!と思ったらそう簡単な話ではなく、しばらくは外国人投資家による口座開設や株式購入はできないようです。

つまり株式売買を行うインフラはできたけど、個人投資家がミャンマー株を売買できる日はまだ遠いということです。

私は投資先としてミャンマーという国に興味があり、今すぐにでも投資したいと思っています。

ミャンマーの証券取引所を通じて株式購入という正攻法がダメならば、何かしらミャンマーへ投資する方法が無いのか?について調べてみました。

投資対象としてのミャンマーの魅力

まずミャンマーという国の魅力について、改めて整理します。

近年、ミャンマーは軍事政権からの脱却、そして民主化改革が進んでいます。それに伴い2010年から2013年にかけて、外国からミャンマーへの直接投資額は2倍以上に増加し、東南アジア地域で最も投資額の多い国の1つとなりました。

一方で直接投資の急速な伸びにもかかわらず、ミャンマーの一人当たりGDPは、周辺のAsean諸国(タイやベトナムなど)の3分の1から半分程度に留まっています。

この現象はある意味GDPの伸びしろを示唆しており、ミャンマーが今後大幅に成長する可能性を感じています。

ミャンマー投資1

ミャンマー株式への投資方法

冒頭に書いた通り、ヤンゴン証券取引所を通じて外国人は株式を売買することができません。そこで、何らかの手段でミャンマーに投資できるように投資商品を探してみました。

ミャンマー関連の株式

まずは個別銘柄への株式投資についてです。

ミャンマー関連企業へ投資する方法としては、シンガポールに上場しているミャンマー企業に投資する、ミャンマーで事業を行う外国企業に投資するという2つの方法があります。

この2つの方法に該当するシンガポール上場のミャンマー関連銘柄を整理したのが下表です。

ミャンマー投資シンガポール上場銘柄一覧

この表で着目すべきは右から2列目「ミャンマーの占める地理区分別収益」です。地理区分別収益率が高いほどミャンマー国内でのビジネス比率が高いことを示しています。

見てお分かりの通り、上位2社以外は10%を下回っていますので、ミャンマー関連銘柄としては対象外と考えた方が良いでしょう。

上位2社にあたるYOMA STRATEGIC社とINTERRA RESOURCE社は50%以上のミャンマードメスティック企業です。

この2社の直近株価はどうなっているでしょうか?

YOMA STRATEGIC

ミャンマー投資_YOMA

直近1年の株価推移です。

めっちゃ上がってますね、ざっくり1年で倍でしょうか。

世界的に見れば、ここ1年の株価は下落基調のはずなので、そんな環境下での安定した上昇です。

YOMA社は建設関連の会社なので、経済発展の伸びしろがあるミャンマーでは今後の有望株であると私は見ています。

INTERRA RESOURCE

ミャンマー投資_INTERRA

同じく直近1年の株価推移です。

激しく乱高下しながら、かなり下がっているようです、、、。

INTERRA RESOURCE社はエネルギー関連企業であるため、最近の原油価格の下落などの影響を受けているのかもしれません。

ミャンマー関連の投資信託

ミャンマー関連の投資信託はなかなか見つからなかったのですが、一つだけ間接的にミャンマーへの投資機会となる商品がありました。

それはSBI証券で取り扱っているハーベスト アジア フロンティア株式ファンドです。

ハーベスト アジア フロンティア株式ファンドはアジアのフロンティア地域に投資を行っており、ミャンマー関連株式も投資対象の一つとなっています。

下図の通り順調に価格上昇しているファンドで、直近3年は+90%を超えるほどのパフォーマンスをあげています。

ミャンマー投資_ハーベストアジアフロンティアファンド

ハーベスト アジア フロンティア株式ファンドのパフォーマンスは良い一方で、諸費用が高い点はネックといえます。購入時の手数料が3.24%、維持費用にあたる信託報酬が年間1.44%もかかってしまい、数ある投資信託の中でも高い分類に入ります。

ミャンマー関連のETF

ミャンマー関連の投資信託が諸費用が高かったのを受けて、一般的に費用を低く抑えることができるETF探しました。

残念ながら該当なしでした。

結局、現実的な投資先は・・・

今回ミャンマー関連の株式・投資信託・ETFの調査を受けて、やっぱり現実的投資先はシンガポール上場の個別株への投資かなと私は思いました。

ETFは該当なしのため論外として、投資信託は手数料が高く、購入した時点で1年間に5%もの手数料を支払っていることになるのは大変なネックだと感じました。

現時点ではYOMA STRATEGIC社やINTERRA RESOURCE社の個別株が有力だと思います。特にYOMAは今後のミャンマーのインフラ整備に関係する株式銘柄なので、本気で投資しようかと思っています。


本日はここまで。

ミャンマーへの注目度が高まるなか、なんだかんだ言っても個人投資家への門戸が開かれるのはまだ先の話のようですね。

ひとまずYOMA社にでも投資して、様子を見守ろうかなと思います。

それでは!

2016年8月9日火曜日

FX|外国為替の相場予想(2016年8月版)

毎月上旬に行っている相場予想シリーズ

前回投稿の日経平均株価予想に続いて、FXの相場予想を行います。

前回の投稿では、6月下旬に起きた英国のEU離脱:Brexitの話題で持ちきりでした。

特に世界的な経済不安への懸念から、安全資産と目される日本の「円」が買われて円高が急進行。その結果、105円あたりをフラフラしていたドル円相場も、一気に99円台前半まで円高が急伸しました。

7月以降の外国為替市場はどのように動いたのか?そして今後の相場はどのように動いていくでしょうか?

円高トレンドが続くのか、それとも円安に転換していくのか?

それではFX外国為替市場の予測を始めます。

予想対象の通貨ペアを再確認

無数の外国為替通貨ペアがある中で、私の月例報告では通貨ペアを3つに絞って予想を行っています。

通過ペアの選定ポイントはというと

1,日本から見てFXのメジャーな通貨ペアを予想すること
2,FXから世界経済の状況をうらなうこと

この2点を重要視して、米ドル・円・豪ドルの3通貨を対象としました。

FXの通貨ペアで表現すると、以下の通りです。

USD/JPY(米ドル/円)
AUD/JPY(豪ドル/円)
AUD/USD(豪ドル/米ドル)

※もし「この通貨ペアの分析をやってほしい!」という要望があればお気軽にご連絡ください。可能な範囲で対応しようと思います。(連絡はこの投稿へのコメント投稿で結構です)

USD/JPY 米ドル/円チャート

ドル円チャート_201608

(楽天証券のトレーディングステーション(旧FXCM社)を使用)

上図はドル・円(USD/JPY)の月足チャートによるテクニカル分析です。月足に設定し、中長期の相場の流れを分析しています。

テクニカル指標として使っているのは、上段:ローソク足、下段:MACDです。

上段:ローソク足

2016年2月に大きな陰線を作り、その後は下落トレンドまっしぐらという感じです。

2016年初旬は1ドル120円あたりでしたが、8月8日現在でドル円は100円~105円をフラフラしており、わずか半年で15円以上も円高が進んでしまいました。

下段:MACD

MACDは実際のドル円相場よりも一足早い2015年9月に動きを見せていました。

2015年9月に赤色の短期線が青色の長期戦を上から下へ突き抜けるいわゆる「デッドクロス」が生じ、円高へのトレンド転換を示唆するシグナルが生じました。

2015年9月以降、ドル円は円高傾向が続いており、2016年8月においても円高基調に変化は見られません。今、円安の動きを狙ってドル円のロングポジションを持つことは、自殺行為に等しいと私は見ています。

7月も100円~105円でもみ合っていますが、いずれ100円台も下抜けて、次のサポートライン(緑色ライン):95円~96円円前半をチャレンジする局面が出てくると予想します。

ちなみに上値の目途であるレジスタンスライン(黄色ライン)は105円50銭あたりにあると見ています。(前回予想より若干高く修正しました)

AUD/JPY 豪ドル/円チャート

豪ドル円チャート_201608

(FXCMのトレーディングステーションを使用)

AUD/JPYの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/JPYは2014年12月あたりから超長期な下落トレンドに入ってました。

その結果、2014年12月に1豪ドル100円だったのが、2016年8月には80円台を割って70円台に突入しました。

ファンダメンタルズ的な変化としては、8月にオーストラリア中央銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げることを発表しました。その結果、オーストラリア政策金利は1.5%と過去最低レベルに到達しています。

豪ドルにしては低金利が続いていることが円高へ進む大きな要因と考えられます。

下段:MACD

こちらもUSD/JPY同様にMACDの「デッドクロス」が2014年12月に生じ、そこから下落トレンドが続いている状況です。

一方でUSD/JPYよりもAUD/JPYの方がMACDデッドクロスの角度が緩やかなため、それに合わせるかのようにダラダラとした円高進行が続いている状況です。

現状はもみ合い相場になっています。

上図の通り、上値の目途:サポートライン(黄色ライン)は82円付近、下値の目途:サポートライン(青色ライン)は73円付近にあります。

よって、しばらくは73円~82円の揉み合い相場が続くかもしれませんが、確実に下落圧力が強いので、サポートラインの73円をブレイクして次のステージに進むかもしれません。

もし73円をはっきり下抜ければ、次の橙色サポートライン:65円、さらに65円を割れれば次の紫色サポートライン:55円が見えてきます。

参考までに直近で紫色まで進んだのは、リーマンショックが起きた2008年10月でした。

AUD/USD 豪ドル/米ドルチャート

豪ドル米ドルチャート_201608  (FXCMのトレーディングステーションを使用)

最後にAUD/USDの月足チャートです。

上段:ローソク足

AUD/USDは2016年1月あたりで底値をつけた可能性が高いと見ており、今後は上昇相場に移行すると思われます。

ローソク足チャートの中に「W」文字の線を入れてますが、これはテクニカル分析において「Wボトム」と言われており、相場のトレンドが上昇に転じる時に出るサインです。

現在のAUD/USDチャートはW文字の底辺2回で下値をしっかり確認し、上昇へと転じる動きのように私には見えます。

下段:MACD

AUD/USDのMACDチャートはUSD/JPYとは逆で、2016年2月頃に赤色の短期線が青色の長期戦を下から上へ突き抜ける「ゴールデンクロス」が生じています。ゴールデンクロスは、相場トレンドが上昇に転換するサインです。

ローソク足チャートで「Wボトム」、MACDのゴールデンクロスとの組み合わせを考慮すると、AUD/USDは典型的な上昇トレンドの始まりのように見えます。

総括!FX、外国為替相場の予測

米ドル/円(USD/JPY) ↓下落
豪ドル/円(AUD/JPY) ↓下落
豪ドル/米ドル(AUD/USD) ↑上昇

※先月と変更なし

このFX、外国為替相場から世界経済をうらなうならば、AUD/USDが上昇の兆候を見せているため、円高は進むものの、世界の相場はリスク選好にあるようです。

最近、円高進行=日本株式の下落という流れがだけ強いので、世界的には株高なのに日経平均株価だけ一人負け・・・なんて最悪な事象も起きるかも?


以上、本日はここまで。

それでは!

2016年8月8日月曜日

2016年株価予想|日経平均株価の行方を予想(2016年8月更新版)

定例となりました日経平均株価の予想について投稿します。

前回7月の初旬の投稿では、もっぱら話題はBrexit:英国のEU離脱でした。

6月下旬に行われた英国の国民投票の結果、EU離脱が賛成多数となったことを受け、日経平均株価が1,000円も急落、15,000円台まで下がってしまいました。

私はこれまでの相場予想の投稿でも書いてきた通り、日経平均株価の今後にネガティブな印象を持っています。いよいよ日本株の暴落が始まるのか、それとも下落傾向が留まり持ち直しを見せるのか?いつもワクワクしながら相場予想の投稿をしています。

それでは、気になる今後の日経平均株価の動きについて、テクニカル分析を行いたいと思います。

※この投稿は個人的見解です、投資は自己責任で行ってください。

前回の日経平均株価分析の振り返り

日経平均株価チャート_20160706

上図が前回の分析投稿時のテクニカル分析の結果です。

上値の目途は、黄色→のレジスタンスラインとなります。株価にすると17,000円台中盤(17,600円)あたりにあると見ていました。

下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインは15,000円台ちょうど付近、赤色→の二段目サポートラインは14,000円前後に置いていました。

前回のおさらいは以上です。それでは今後の日経平均株価の予想を始めます。

最新の日経平均株価分析のアップデート

日経平均株価20160807

上図が最新版のテクニカル分析です。

7月も6月同様に上下動の激しい相場環境だったと思います。6月下旬に生じたBrexit騒動の反動で、相場が上か下か迷うような動きに見えました。

テクニカル分析的には、6月の英国国民投票より前の揉み合い相場に戻ってしまったようで、今月は前回予想から全く変更ありません。

上値目途となる黄色→のレジスタンスラインは17,000円中盤にあります。

下値目途となるサポートラインですが、青色→の一段目サポートラインが15,000円ちょうど付近、赤色→の二段目サポートラインが14,000円前後になると考えています。

現在の揉み合い相場が解消されるためには、17,000円台の中盤をはっきりと超える、もしくは直近安値の14,900円を割る動きが必要です。

最新のMACD分析

日経平均株価_MACD20160807

最新8月7日時点の日経平均株価のMACDです。

相場のトレンド分析に多用されるテクニカル指標:MACDを上図は月足で設定しています。

2015年の下旬に紫色の短期線が緑色の中長期線を上から下に突き抜けるデッドクロスが生じました。デッドクロスは相場が下向きに転換することを示唆しており、今もデッドクロスの延長線上にいます。

サブプライムローン問題との類似性

今回のMACDデッドクロスの角度はとても急ですが、実は2007~2008年に起きたサブプライムローン問題~リーマンショックの時のMACDと非常に似ています。(下図2007年~2008年頃のMACD参照)

日経平均MACD2

2007年~2008年はジェットコースター並みのMACDの急下落とともに日経平均株価も半分以下になりました。

「相場は歴史に学べ」を信じるならば、今は日本株に投資すべきタイミングではないと思うわけです。

まとめ

2016年8月度の日経平均株価の分析結果をまとめると以下の通りとなります。

・Brexit騒動も一段落して、現状は2016年度初頭からの揉み合い相場に戻ってしまった

・MACDの状況を踏まえると、中長期(1年以上)で見れば下落傾向の相場と予測する

・テクニカル指標:MACDは、現状と2007年~2008年のサブプライムローン問題~リーマンショック時との類似点があるため、株価の急落を警戒


以上、本日はここまで。

6月に大荒れの相場になり、このまま日経平均株価は急落か?と思っていたのですが、落ち着きを取り戻しました。

しかし今後も予断を許さぬ不安定な相場が想定されるため、日本株は購入せずに注意深く見守っていきます。

それでは!

2016年8月6日土曜日

太陽光発電ファンド|倒産増加の太陽光発電と投資ファンドへの影響

日本経済新聞を読んでいたら、気になる記事が目に入ってきました。

東京商工リサーチは2日、2016年1~6月の太陽光発電関連企業の倒産件数が前年同期比で24.0%増の31件だったと発表した。

2000年以降でみると上半期ベースで過去最多になった。

政府による再生可能エネルギーの買い取り価格の引き下げを受け、経営が悪化する企業が増えている。

太陽光発電の関連事業を行う企業の倒産件数が増えているというニュース記事です。

いつもは投資の話題ばっかり書いている私が、なぜ太陽光発電の記事を気にしたかと言うと、太陽光事業のことはどうでも良くて、私は太陽光発電投資ファンドのことを気にしています。

ということで、今回は太陽光発電関連企業の倒産が太陽光発電ファンドへ悪影響を及ぼすのか否か、悪影響があるならどんなことが起きうるのか、調査したいと思います。

倒産続出!太陽光発電関連の事業者

日本経済新聞の記事によると、2016年前半だけで倒産件数が31件だったとのことですが、これがいったいどれほど多いのか?

2000年以降の同調査において上半期ベースで過去最多であり、過去最多だった15年の54件も単純計算では上回る勢いとなっています。

また、2016年上半期の太陽光発電関連の倒産企業の負債総額は前年同期比18.6%増の176億3200万円で、金額ベースで見ても過去最高を遥かに上回るペースで推移しています。

太陽光発電の倒産件数推移

(引用:itmedia)

倒産件数増加の要因

太陽光発電事業者の倒産件数増加の最大の要因は、電気の買い取り価格が年々下がっていることがあげられます。

固定買い取り価格の下落

(引用:solar-japan)

電気買い取り価格の下落は発電事業者の投資回収を難しくしており、且つ現実性を欠いた事業計画で一部企業が参入した結果、業績の見込み違いから倒産するケースが多いようです。

倒産しているのは主に中小企業ですが、大手企業でも太陽光発電事業が不振に陥っているケースが目立つようです。

太陽光発電パネルの材料を製造するトクヤマは経営が立ち行かなくなり、2016年5月に企業再生ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズの支援を受けることになりました。

シャープや京セラといった超大手の太陽光発電パネルメーカーも事業収益が低下しているほどなので、太陽光発電事業の原則により太陽光設備の企業にも悪影響が出始めています。

太陽光発電事業者の倒産とファンドへの影響

上記のような倒産増加を受け、太陽光発電ファンドへの影響がいくつか考えられます。

太陽光発電ファンドの新規参入の停滞、利回り低下

今回の倒産増加は、固定買い取り価格の段階的な低下を受けたことが大きな要因です。

固定価格が下がるということは、最初から太陽光発電事業の収益が悪いことがある程度想定できるようになるため、新たな事業参入は減ってきます。

同様に太陽光発電ファンドを新規で組成する事業者も減るでしょうし、仮にファンドを組成したとしても、買い取り価格の低下による利回り低下は避けられないでしょう。

既存の太陽光ファンドのリスクは増加する?

既存の太陽光ファンドはというと、単体で見ればリスクの増加は小さいと言えます。なぜなら太陽光発電の買い取り価格はファンド組成時に決定しており、その価格が将来にわたって保証されているためです。

しかし太陽光ファンド運営事業者の全体で見ればリスクは増加するものと考えられます。なぜなら、上記に書いた通り新規ファンドを組成しにくい環境下になっているため、将来の収益が見込めなくなってくるためです。

以前のように新規ファンドを一定の間隔で組成できなければ、太陽光ファンド運営事業者の経営が苦しくなり、倒産するリスクが高まると言えるでしょう。

太陽光ファンド運営者倒産の投資家に与える影響

仮に太陽光ファンド運営事業者が倒産した場合、既存の太陽光ファンドへの影響はどうでしょうか?特に投資家の資金はどうなってしまうのか気になりますよね。

倒産隔離スキーム

一般的には、投資家から集めた資金は「倒産隔離」という資産保全スキームを使っているため、安全と考えられます。

「倒産隔離」スキームとは、太陽光ファンドの募集取扱者、運営者等の財務悪化がファンド母体に影響を及ぼすことがないように、企業の運営とファンドの運営を別管理するスキームです。

まとめると、現在起きている太陽光関連事業者の倒産件数増加が既存の太陽光発電ファンドに与える影響は小さいと考えても良いでしょう。(新規ファンドは利回り低下が懸念される)

太陽光発電ファンドの本当のリスク

最後に太陽光発電ファンドに内在する本当のリスクをいくつかまとめてみます。

ファンド運営事業者の詐欺行為

ファンド詐欺

ファンドを運営するのはあくまでも民間企業や民間団体であり、大半が新規参入の中小規模の組織です。

基本的にはファンドで出資されたお金は、太陽光発電所の運営以外に使われることはないはずですが、運営事業者が新規参入や中小企業という特性があることから、お金を管理する仕組みに私は懸念を持ってしまいます。

投資家資金を別用途に流用するファンド運営事業者はいないのでしょうか?

自然災害

太陽光発電と自然災害

日本は地震、台風、洪水などのリスクをモロに受けやすい、いわば自然災害大国です。

ある程度の自然災害には保険がおりるにしても、再建中期間の収益は0になるため、利回りの悪化、最悪はマイナス利回りになる可能性もあります。

また保険請求できる範囲外の自然災害もあるかもしれません。

上記のようなリスクを許容したうえで、なお太陽光発電ファンドに投資価値があるのか、熟考する必要があるでしょう。


以上、本日はここまで。

太陽光発電事業者の倒産が与える太陽光発電ファンドへの影響は、意外にも小さいというのが私の見解です。

それよりも、元々このファンドに内在するリスクの方がよっぽど気にする必要があるようです。最近投資詐欺の話も増えてますし、事業者を慎重に見極める必要がありますね。

それでは!

2016年8月4日木曜日

定期預金|金利比較で見るお得な定期預金とは?

今回の投稿では定期預金について書きたいと思います。

定期預金って、いわゆる預金商品ですので投資商品と違ってとても地味ですよね。

そんな地味な商品特性もあってこのブログでは取り上げたことがなかったのですが、よくよく調べると定期預金も商品によって金利や特徴に差があって、意外に面白いものです。

積極的に株式等のリスク商品に投資している人でも、全財産の数割は現金や預金で持つ必要があるわけで、その現金・預金の効率的運用先として定期預金を活用する価値があるはずです。そして活用する際は、できる限り効率的にお金を増やせる定期預金が良いですよね。

といことで、効率的にお金を増やせる定期預金を求めて調査してみました。

定期預金とは?

定期預金

多くの方がご存知かもしれませんが、定期預金とは何か?から話を始めたいと思います。

定期預金=金利の高い預金

定期預金とは、普通預金より金利が高い預金商品です。いわば定期預金はお金を貯めるための預金と言えますが、デメリットとしては普通預金とは違い預けてから一定期間は引き出せません。

ただし、どうしてもお金が必要になった時は中途解約をすることもできます。その際は、満期時に受け取れたはずの高い金利がほとんど無くなってしまうという特徴があります。

中途解約で金利は無くなりますが元本は戻ってくるので、普通預金の金利がほぼ0の現在においては、とりあえず定期預金に入れておく方が賢明だと思います。

定期預金の預け入れ期間

定期預金の預入れ期間は銀行・商品によって様々です。

多くの金融機関では最短で1ヶ月に始まり、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、最長10年という定期預金もあります。一般的に期間が長くなるほど金利が高くなる傾向にあります。

利用者は預け入れの期間と金利のバランスを見て、自由に商品選択することができます。

マイナス金利下の定期預金の金利

ご存知の通り、日本はデフレと低金利が長年続いており、今年から政策金利はマイナスに突入しました。

定期預金も近年は年利1%にも満たない商品ばかりだったのですが、マイナス金利の影響を受けて、まずます金利低下に拍車がかかっています。

定期預金の推移

(定期預金の金利の推移)

最近このブログで紹介しているようなロボアドバイザーやソーシャルレンディングのような数%~数十%と比べると寂しい限りです。

一方で定期預金はあくまで預金ですので、投資商品に見られるようなリスクも無くて元本保証されており、金利の恩恵も必ず受けることができます。

つまり普通預金、タンス預金するくらいなら銀行の定期預金に入れておけば良いわけですね。

定期預金の金利比較ランキング

ここからが本題です。

効率的にお金を増やせる定期預金、すなわちどの金融機関の定期預金が金利が高いのか?ランキング形式でまとめてみました。

ランキングに登場する金融機関を見て思うのは、やはり地方銀行やネット銀行がリスクを取って頑張っているということです。

特に1年もの第一位の静岡銀行は0.22%、メガバンクが軒並み0.01%くらいであることから20倍以上の高金利を設定しています。

そして1年もの、3年物、5年もので安定して上位に登場するオリックス銀行も注目の金融機関ですね。

【定期預金比較の前提条件】

預入金額:300万円以上(300万円未満でもランキングは大きく変わらず)
預入期間:1年、3年、5年で分けて記載
調査時期:2016年7月

1年もの

順位 金融機関 金利
1 静岡銀行 0.22%
2 あおぞら銀行
インターネット支店
0.20%
3 オリックス銀行 0.15%
4 住信SBI
ネット銀行
0.15%
5 関西アーバン銀行 0.15%

3年もの

順位 金融機関 金利
1 オリックス銀行 0.17%
2 あおぞら銀行
インターネット支店
0.15%
3 関西アーバン銀行 0.15%
4 静岡銀行 0.11%
5 イオン銀行 0.10%

5年もの

順位 金融機関 金利
1 オリックス銀行 0.17%
2 あおぞら銀行
インターネット支店
0.15%
3 関西アーバン銀行 0.15%
4 静岡銀行 0.11%
5 イオン銀行 0.10%

ランキング番外編

実は、1年もの定期預金で1位の静岡銀行の0.22%を上回る0.40%の金融機関があります。

それは東京スター銀行です。

しかし今回のランキングには東京スター銀行を入れませんでした。その理由は、定期預金が高金利になるために多くの条件をクリアする必要があるためです。

条件詳細はこちらのスター銀行のページをご参照いただきたいのですが、例えばスター銀行の口座残高1,000万円以上とか、スター銀行の投資信託口座の開設などが上げられます。

とにかくこれらの条件を満たすハードルや手続きの煩雑さから、東京スター銀行をメインバンクとする人以外に向かないため、ランキングから外しました。東京スター銀行のハードユーザーには美味しい話かもしれません。

東京スター銀行の定期預金

(上図:東京スター銀行の定期金利の仕組み)


以上、本日はここまで。

ご紹介した通り定期預金の金利は最大でも0.22%と非常に低く、100万円預けても年間で2,200円しか金利はつきませんが、セーフティーネットの範囲内(現状1,000万円以内)であれば元本と金利が保証されたノーリスクの安全資産です。

あくまで金利の高い銀行預金として、手元に置いておきたい現金や預金の代わりに活用してみてはいかがでしょうか。

それでは!

 

2016年8月2日火曜日

海外FX|リディアリッチに見る海外FXの投資詐欺リスク

また我々投資家にとってショッキングなニュース記事が飛び込んできました。

国際的な投資詐欺で日本人が被害か。海外FX、8億円超被害。投資金引き出せず全額を失う。被害者団体、リディアリッチ被害者の会がまとめる。(2016年7月31日 ロイター通信)

海外でのFX口座開設を斡旋する業者が多数ありますが、その一部の業者が投資家から集めた資金の出金に応じないケースが増えており、トラブルに発展するケースが増えているそうです。

そこで今回の投稿では投資詐欺事件が多発している海外FXについて、また、ロイター通信が伝えているリディアリッチについて書きたいと思います。

リディアリッチ(Lidyarich)の被害

リディアリッチとは

リディアリッチは、海外の証券会社による運用を前提にした外国為替証拠金取引(FX)への投資商品を扱っていました。

日本では実現できないハイレバレッジ、そしてFXの自動売買といった点を売りに多くの日本人投資家から資金を集めていました。(日本の証券会社によるFXレバレッジは規制によって上限25倍)

リディアリッチは、ニュージランドで設立された法人ですが、代表には「Hiroyuki HONDA」という日本人らしき名前で登記されています。

リディアリッチ

日本人がなぜわざわざニュージーランドで会社設立して日本人投資家向けに営業を行っているか?というと、ニュージーランドの金融規制が非常にユルいことを狙っての設立と考えられます。

「ニュージーランド居住者向けに営業しなければ、金融サービスを提供しようが勝手にどうぞ」という法律であるため、資本金さえあれば誰でも金融企業を設立できてしまうそうです。

リディアリッチの被害の実体

リディアリッチ被害者の会

ロイター通信によると、被害が31都道府県の県民約80人から寄せられており、合計約8億3千万円にのぼると被害者団体「リディアリッチ被害者の会」のまとめで分かったと伝えられています。

 

リディアリッチ被害者の会は、公式ホームページ上で犯行の手口について以下のように伝えています。

FXの自動売買システムを売りつける

海外の架空証券会社に多額の投資資金を送金させる
(送金先は中国・香港・フィリピン・シンガポールなど)

架空証券会社では被害者個人のアカウントがあり、
そこで投資が順調であることを見せる。

投資が順調であることを盾にして、さらなる増資を促す。
売り文句は『○○さんだけには、もっと儲けてほしい』

自動売買システムを止めて出金をしようとすると、
『未決済の取引があるから』という理由で出金させない。

こうしたトラブルがネットで広がり、集客・集金が不可能になると架空証券会社で数日の内に『未決済の取引』が大損失を産んだ
として、被害者のアカウントの口座残高がゼロに『溶かされる』。

しばらくして、詐欺会社と連絡が取れなくなる。

並行して別会社名で準備が進んでおり、そこで新しく詐欺活動、
被害・犠牲者数は拡大していく。

(リディアリッチ被害者の会から引用)

ポイントは、別会社で再び活動をしている点が上げられます。

現在、リディアリッチという名前で日本での営業活動は行っていないようですが、その後継と目されるi-Accountを中心に被害金額が集まっているそうです。

i-account

そしてさらに厄介なことが、i-Account以外にも多数の関連会社が営業活動を行っている点です。

リディアリッチ系の海外FX業者一覧

リディアリッチやi-Accountと関係があると見られている海外FX事業者は以下の通りです。

●Blue Ocean Forex (ブルーオーシャンフォレックス http://ift.tt/2aeVn30)
●Century FOREX (センチュリーフォレックス www.centuryforex.net)
●FOX FOREX (フォックスフォレックス foxforex-jp.com)
●FXIM (エフエックスIM fx-im.com)
●iTrader FX (アイトレーダーエフエックス www.itrader-fx.com)
●MXT FX (MXTエフエックス www.mxtfx.net)
●RealMaterial FX (リアルマテリアルエフエックス http://ift.tt/2aZtNEh)
●SEVEN FX (セブンエフエックス seven-fx.com)
●SONIC FX (ソニックエフエックス sonicfx.hk)
●THINKS CO.,LTD (シンク証券 thinksfx.com)
●Trade Forex (トレードフォレックス www.t-forexx.com)
●UlutiaFX (ウルティアエフエックス www.ulutiafx.com)
●V.B.I (http://ift.tt/2aeVagl)

(Yahoo知恵袋のado1066aet2さんの投稿を引用)

上記業者がリディアリッチと関係があると指摘されている根拠は、送金スキームに使うサービスが同じ点が上げられています。100%正しい情報ではないかもしれませんが、上記海外FXは注意が必要と考えられます。

投資家の資金は戻ってくる?

リディアリッチのように海外FXでトラブルにあった場合、投資資金の回収は極めて困難と考えられます。理由は以下の通りです。

信託保全が無い

日本の証券会社やFX運営会社は投資家から預かった資金を守るために、信託銀行などと提携して信託保全というスキームを使います。

信託保全があれば証券会社が倒産しても、投資家の資金は信託銀行が保証してくれる、言わば投資の世界における保険機能です。

日本国内の証券会社であれば大半は信託保全が確保されていますが、海外証券会社、FX口座となると信託保全のない企業が多数あります。リディアリッチについても信託保全のスキーム

日本の警察が動きづらい

リディアリッチはニュージーランドの法人で、銀行口座も中国や香港などにあるそうです。つまり実態は全て外国にあるということで、日本の警察に被害を訴えても被害届を受理してもらえない、もしくは捜査が進まないと言う状況です。

そもそも警察にとっては投資失敗なのか詐欺なのかの判断が難しいのでしょうし。

もし被害者の中にニュージーランド在住の人も含まれていたなら、現地警察も動いてくれるのでしょうが。。。

あえて日本人投資家にターゲットを絞っているのも悪意を感じざるを得ません。

過去の実績が回収不可能を物語る

日本から海外に送金させることが成功した詐欺事件は、ほとんど解決不可能のようで、それは過去の事例が物語っています。

はっきり申し上げて、リディアリッチのような海外FXでの投資資金トラブルに会うと、完全にアウト!投資資金は戻ってこないと言えるでしょう。

なぜ海外FXの被害者は広がる一方なのか?

そもそも、無名な業者を経由して海外のFX口座にお金を設ける行為自体バカげていると思いませんか?ちょっと考えれば、投資詐欺に会うリスクや、そのリスクが顕在化した時に解決できなくなるのでは?と思うでしょう。

それでも被害者は後をたたないのは何故でしょうか?

私はインターネット経由のアフィリエイトビジネスが原因の一つであると考えます。

海外FXには口座開設や入金に高額なアフィリエイト報酬が設定されており、新規会員の資金の一部をキックバックとして受け取れるものがあります。

アフィリエイターの中には広告宣伝のプロ(詐欺師)もいるので、その巧妙な宣伝に多くの人が騙されていることが、被害の拡大に一役をかっていると考えられます。


以上、本日はここまで。

投資詐欺系の投稿をすると、ついつい熱くなって文章量が多くなります。

私自身、FX投資を通じて特にテクニカル分析やファンダメンタルズ分析の多くを学び、そのおかげで投資の勝率を上げることができたと思っています。

FX・外国為替は世界のあらゆる通貨に投資できる魅力的な投資商品ですので、このような詐欺事件で汚して欲しくないと心底思います。

それでは!

2016年8月1日月曜日

仮想通貨|ビットコインとエターナルコインの運用実績報告(2016年8月)

2つの仮想通貨投資:ビットコインとエターナルコインの月次の運用実績報告をします。

ビットコインは言わずもがなの世界最大規模の仮想通貨。そしてもう一方のエターナルコインは2015年1月に開始したばかりの純国産の新興仮想通貨です。

今回は、第四回目の月次運用状況報告となります。それでは始めます。

ビットコイン|bitFlyer

私は国内大手のビットコイン取引所:bitFlyerで口座を開設して取引しています。

bitFlyerはQUICK、三菱UFJキャピタル、GMOなどの有名企業から出資を受けて財務基盤が盤石なので、比較的安心なビットコイン取引所です。

bitFlyerにログインしてマイページから運用状況を確認しました。

bitFlyerの資産状況画面

bitFlyer_20160730_2

ビットコイン資産:134,321円(前月比-5,190円
日本円資産:802円
アカウント残高:135,123円

出資額:100,000円
差引損益:+35,123円(+35.1%)

前月比で-5,190円と資産を減らしてしまいましたが、開始時点からは35,000円(35%)ほどのプラスを確保しています。

直近1カ月のビットコイン価格のチャートは下グラフの通りです。

bitFlyer_20160730_1

7月3日には直近高値の1ビットコイン72,900円をつけましたが、そこから下落基調にあるようです。

エターナルコイン|エターナルライブ

次にエターナルコインの運用状況も確認してみましょう。

エターナルコインを取引できるのは国内唯一の取引所であるエターナルライブのみとなります。(韓国等、海外には他にもいくつか取引所がある)

エターナルライブの口座情報

エターナルコイン残高はい、いつものが出ました。

見てお分かりの通り、エターナルライブの取引画面は自分の保有資産の現在価値を一目でわからない作りなのです!

せめてエターナルコインの現在レートと、自分が保有するエターナルコイン数と掛け合わせた評価額だけでも表示してくれればいいのに、といつも思います。

エターナルライブの取引画面は自分の保有資産の現在価値を一目でわからない作りなのです!

すごいですね、電卓がないと自分の資産が把握できないんですよ。どう考えたっておかしいでしょ(笑)

毎月このブログで愚痴ってます(笑)

エターナルライブの現在残高の計算

上記の愚痴りの通り、エターナルライブには資産を円換算で把握できる画面が無いので、エターナルコイン→円の価値を手計算で算出します。

まずはエターナルコインの売値を調べます。 下図の通り、売りレートは950円/1エターナルコインとなっています。

私が購入した時は600円前後だったので、かなり値上がりしている印象を受けます。

エターナルコイン_20160730_1

<計算式>

JPY:67円(日本円の持ち分)
XEC:79(エターナルコインの持ち分)

売レート:950円(7/30 10:00頃)
XEC→円換算:75,050円
合計残高:75,117円

出資額:50,000円
差引損益:+ 25,117円(+50.2%)

おお!ついにキャピタルゲインがプラス50%の大台を超えました!!エターナルコインすごいですね。

ついでにエターナルコインも直近1カ月のチャートをみてみましょう。

エターナルコイン_20160730_2

7月上旬は1エターナルコインあたり800円まで値を崩す場面もありましたが、7月中旬以降は順調に上昇を続け、7月末には900円台まで戻しました。

1エターナルコイン1,000円の大台も見えてきました!


以上、本日はここまで。

仮想通貨投資は順調にプラス金額で推移しています。それもプラス35%とプラス50%という驚異的なハイパフォーマンスを記録しています。

仮想通貨は新しい仕組みで流動性も高くないため、いつかは2倍~3倍に価値が高騰する日がくるのでは?と期待して待ってます。

それでは!