6月24日(金)英国の国民投票の結果、EU離脱という金融市場に多大なる影響を与える決定がなされました。EU離脱に導いた責任を取り、英国の首相も辞任してしまいました。
国民投票の結果が知らされたのが日本時間のお昼過ぎでしたが、午後の日経平均株価は急落し、為替市場も円やドルといった安全通貨に買いが集まりました。
株式市場の混乱は日本だけに留まらず、ヨーロッパ、ニューヨークのほぼ全ての市場でマイナスをつけ、ダウ平均株価も600ポイント超もの下落となりました。
そして静かな週末を迎えたのですが、週明けの相場はどのような展開を見せるでしょうか?今後の株式や為替はどうなっていくのでしょうか?みなさんドキドキしてますよね?私もどんな展開が待っているのか、そして絶好の買い場がやってくるのではと思うとワクワクが止まりません(笑)
私なりに今後の相場を予想してみたいと思います。まず今回は日経平均株価について予想してみます。
※この予想はあくまで一個人の見解です。投資に際しては自己責任で行ってください。
相場は歴史から学ぶべし
こういった大きな出来事が生じた場合、相場の動きは常識が通用しないことが多く、予想も困難を極めます。
予想しづらい相場に対応する時の格言として「相場は歴史から学ぶべし」という言葉があります。「金持ち父さん、貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏の書籍の中でもたびたび登場する言葉です。
そこでここ10年内の大きな金融ショックである「サブプライムローン問題・リーマンショック」と「ギリシャショック」の2つのケースをとりあげてみたいと思います。
リーマンショックのケース
2007年8月 サブプライムローン問題が明るみになります。上の吹き出しの「BPNパリバショックが」該当します。
2007年9月~12月 ダウ平均株価は少し下げる気配を見せますが、しばらく様子見の状態が続きます。
2008年1月~8月 株価は揉み合いを続けますが、徐々にサブプライムローン問題が明るみになっていったことで米国景気を支えていた住宅販売が落ち込み、住宅価格が下落、住宅ローンを返済できない人が多数出てきます。
そして上の吹き出しにもありますが2008年9月リーマンブラザーズ破たんにより、株価は一気に下落。パニック相場が続きます。
2009年1月~3月 米国の企業の巨額赤字決算が続きますが、日経平均株価はある程度落ち着きを取り戻し、徐々に上昇を始めることになりました。
下落を始める前、2007年6月に直近高値をつけているため、実に2008年末までの1年半もの間下落の大波がやってきたことになります。
ギリシャショックのケース
ギリシャショックの時はどうだったかと言うと、リーマンショックの時とは随分違う動きを見せます。
2009年10月にギリシャ政権交代により大幅な財政赤字が発覚発覚します。その翌年2010年4月にギリシャの財政赤字を13.6%に下方修正され、財政危機が明るみになります。日経平均株価も若干反応し、直前の上昇幅から下げ戻す動きをしています。
2011年7月にギリシャの格付けが3段階引き下げられ「Ca」となり、ほぼデフォルト国家に認定されてしまいました。日経平均株価も敏感に反応し、かなりの下げ幅を付けますが、株価の下げも一過性のものですぐに下げ止まります。
2011年10月にギリシャの財政赤字削減目標が未達となる見通しを発表します。2012年5月にギリシャ議会総選挙が行われ、連立交渉がまとまらずに再選挙となりEU離脱が懸念されます。しかし結果的に最後は何とか踏みとどまりました。
上記の通りギリシャショック関連の主要イベントは2009年後半から2011年後半にかけての2年間です。この間、日経平均株価が大きく下げる場面もありましたが、直近安値は割ることなく下げ止まりました。
リーマンショックとギリシャショックの日本株式への影響の違い
リーマンショックとギリシャショックの日本株式への影響には明確な違いがありました。
リーマンショックは1年半もの間、断続的に下げ続け、結果的に直近高値の60%以上も下げてしまいました。
一方でギリシャショックはというと、イベントが起きるたびに日経平均株価も下げはするのですが、長続きせずに直近安値を割り込むことなくリバウンドして上昇に転じるというパターンを繰り返しました。
つまりリーマンショックは日本株式への影響が大きかった例、ギリシャショックは日本株式への影響が小さかった例と言えます。
では今回の英国EU離脱はどちらのケースに当てはまるのか?というと、結果的に離脱に向かう可能性が極めて高いわけですから、リーマンショック級かどうかは分かりませんが、少なくともギリシャショックより悪影響を及ぼすリスクは大きいでしょう。
また以下の点も日本株式へ悪影響を及ぼすのに作用すると見ています。
負の連鎖リスク
英国のEU離脱により、他の国でもEU離脱の国民投票を求める声が高まっているようです。またスコットランドの反EU離脱派が英国からの独立を要求する動きが出てきたそうです。
もし負の連鎖が現実的になった場合、世界経済の動揺はより大きなものになっていくでしょう。
株価の値下げ幅の余地
リーマンショックが明るみになった2007年は直前が通称:不動産プチバブル後だったため、それに連れて株価も直近高値を更新していました。そこから金融危機ですから、株価が上がっていた分だけ下がり余地が大きかったとも言えます。
一方でギリシャショックは、リーマンショック後のどん底で8,000円台~9,000円台を彷徨っていたため、多少下げても下げの余地が小さかったとも言えます。
では今回はというと、説明するまでもなく前者のリーマンショック前の状況と似ているわけで、日本株価の値下げの余地が大きいと言えます。
株価のトレンド
株価のトレンドはというと、上の図で取り上げた通りリーマンショック時は下落傾向にあったため、敏感に金融事故へ反応して株価も下げてしまったのでしょう。
一方でギリシャショック時は上昇傾向にあったため、一時的に大きな株価の下げが生じても持ち直すパワーがありました。
では今回はというと、説明するまでもなく明らかに日本株が下落トレンドにある中でのEU離脱です。トレンドがより強くなるのでは?と警戒してしまいます。
今後の日本の株式相場予想
前置きが長くなりましたが、今後の日本の株式相場の予想です。
下図が日経平均株価を月足で見た最新のテクニカルチャートです。
みなさんはこのチャートを見てどう思いますか?私はテクニカル分析が見事に効いている素晴らしいチャートだと感動しました!
どういうことかと言うと、今回の英国EU離脱のニュースが飛び込んだ後に付けた最安値は14,864円でした。そしてこれ以前の直近最安値は2016年1月の14,865円でした。
その差なんと1円!!
なんて美しいチャートなんだと本当に感動して、週末一人で騒いでました。
これだけ美しいチャートならば予想も簡単で14,865円を大きく割り込む(200~300円程度でしょうか)ことがあれば、下落トレンドは新たなステージに突入します。上図でいうところの「サポートライン2」が示す13,900円を目指して突き進むでしょう。
そして私は、よっぽどのどんでん返しがなければ、日本の株価は新たなステージに突入する可能性が高いと考えてます。(例えば国民投票のやり直しとか、EU離脱やめた!とか)
その理由は、今回のEU離脱が日本株の下落トレンド中に起きている出来事だったため、大きな流れは避けられないと考えるためです。
以上、本日はここまで。
今回の投稿は珍しく3,000文字を超えてしまいました。やっぱり興奮してしまったが故にいろいろと書いてしまいますね。長文・乱文たいへん失礼しました。
それでは!
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