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2017年7月9日日曜日

投資信託|シャープレシオで低リスク・高リターン銘柄を見つけよう!

リスク・リターンの関係から、コスパの良い投資信託を見つけるための指標:シャープレシオについてご紹介したいと思います。

ローリスク・ハイリターンを探す指標?

投資信託を選ぶときには収益率(リターン)ばかりが気になりますが、同時にリスクについても考慮に入れておく必要があります。

金融におけるリスクとは、単純に翻訳した「危険」という意味ではなく、値動きのブレ幅を示す言葉です。

利益・損失の両方が大きくなる可能性があれば、リスクは高いことになります。

投資信託の投資家にとって理想的なのは、期待収益率が高くリスクが小さい投資信託を買うことでしょう。

しかし、世の中そんな都合の良い投資信託はなく、平均収益率が高ければリスクも高いのが一般的です。

そうすると投資家はローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンを必ず受け入れる必要があるのでしょうか?

実はシャープレシオを使えば、リスクの割に平均収益率が高い投資信託を見つけることが可能となります。

シャープレシオとは?

シャープレシオとは過去の平均収益率をリスク(値幅)で割った値で、シャープレシオの値が高いほど、少ないリスクで高い収益率を過去に得てきたことを示します。

シャープレシオの計算式

具体的な計算式は以下の通りです。

【シャープレシオの計算式】

平均収益率(%)÷リスク(%) 

計算が苦手だな~・・・なんて不安に思う方に朗報です。

多くのネット証券会社で、投資信託ごとに平均収益率、リスク、シャープレシオは公開されていますので、自分で計算する必要はありません。


(図引用:楽天証券マイページのとある投信の情報)

シャープレシオの計算例

2つの投資信託を例にあげて、シャープレシオについて詳細を確認してみましょう。

  • 投信A:平均収益率10%/年、リスク20%
  • 投信B:平均収益率3%/年、リスク10%

上記の例を図に表すと、下図の通りです。

投信Aのシャープレシオ

投信Aのシャープレシオは、10%÷20%=0.5です。

また統計学上、平均収益率にリスクを加味した範囲、すなわちー10%から+30%の範囲内におさまる確率は約67%と言われています。

投信Aに投資する場合の心構えとしては、最悪-10%の含み損になることを覚悟のうえ平均収益率+10%を目指し、運良ければ+30%になるチャンスもある、ということになります。

投信Bのシャープレシオ

投信Bのシャープレシオは、3%÷10%=0.3です。

統計学上では平均収益率にリスクを加味した範囲、すなわちー7%から+13%の範囲内におさまる確率は約67%と言われています。

投信Bに投資する場合の心構えとしては、最悪-7%の含み損になることを覚悟のうえ平均収益率+3%を目指し、運良ければ+13%になるチャンスもある、ということになります。

投信A, Bのシャープレシオの例から言えること

投信Aと投信Bのシャープレシオは「投信A 0.5 > 投信B 0.3」となるため、シャープレシオのパフォーマンスは投信Aの方が高いと言えます。

しかし、みんなが投信Aに投資すべきか?と言うと、そうとも言い切れません。

例えば含み損の最大値の観点で考えると、「投信A -10% < 投信B -7%」となり、より安全性を重視したい人は投信Bを選んだ方が良いかもしれません。

投信A, Bの例から言えることは、リスク・リターンを考える場合、効率の良さを知る指標としてシャープレシオは重要ですが、実際に何%の損を受け入れることを覚悟すべきか、絶対値でも検証が必要ということです。

シャープレシオを使う場合の注意点

最後に、シャープレシオを使う場合の注意点をいくつかご紹介します。

同分類の投資商品でシャープレシオの比較を行うべし

リスクが大きければ平均収益率も大きいというのが投資の鉄則で、債券はリスクも平均収益率も小さく、株式は共に大きい傾向にあります。

また投資先が国内か海外かによってもリスクと平均収益率の傾向は異なります。

そのため、シャープレシオは同分類の投資商品で比較することが大切と言うことができます。

例えば、「国内株式の投資信託の中でシャープレシオを比べる」、「海外債券の投資信託の中でシャープレシオを比べる」といった具合です。

シャープレシオはあくまで過去データである

シャープレシオはパフォーマンスの高い投信を示す指標ですが、決して万能なわけではありません。

特にシャープレシオの計算で使われる数値は過去の実績であり、将来を予想するものではないことに注意が必要です。

当然、投資信託の収益率は年によって大きく変動しますので、収益率が高かった投信(シャープレシオが高かった投信)が、翌年は急落なんてこともありえます。

あくまで過去データとして参考程度にすべきですし、なるべく長期間のシャープレシオの推移を見た方がよいでしょう。


以上、本日はここまで。

シャープレシオで比較しながら投資信託をリサーチすれば、同一分類内で低リスク・高リターンな投信を見つけることができるかもしれませんね!

シャープレシオで投資信託ランキングなんて作ってみたくなりました。

それでは!

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2016年7月9日土曜日

IPO投資|2016年度IPO投資のパフォーマンスを検証

毎月1~2回の頻度でIPO予定と実績に関して投稿しています。

その投稿の中でもたびたび、IPO勝率は80%と高確率で勝てる!とか、初値が公募価格の2倍以上の価格を付けた!とか、景気の良い話ばかりしています。

本当にIPO投資は儲かるのか?儲かるならばいったいどれくらい儲かるものなのか?

そこで今回の投稿では、この2016年1月から6月末までに上場した銘柄を元に、IPOのパフォーマンス分析を行ってみたいと思います。

今回は純粋なIPOの株式銘柄のみで分析を行いたいため、REIT銘柄は除かせていただきたいと思います。(2016年のREIT新規上場は3銘柄)

2016年 IPO勝率

IPOの勝率とは、全IPO銘柄のうち初値が公募価格を上回った銘柄の割合を指します。つまり初値をつけた瞬間に売れば必ず儲かる(もしくは損をしない)IPO銘柄が全体のうち何割か?を表す指標です。

2016年度1月~6月のIPO勝率は、全IPO40銘柄のうち32銘柄が勝ちに該当するため、勝率80%ということになります。10回IPOの権利を得れば8回は儲かるため、非常に高確率で儲けを出すことができると言えます。

2016年 IPO収益分析

次に収益性の分析をいくつかの切り口で行いたいと思います。

2016年度IPOの収支

単2016年度IPO全銘柄の購入権を得ることができ、最低単元で購入したと仮定すると収支はいかほどになったのでしょうか?

計算してみると、何と5,252,900円のプラス!であったことが分かりました。IPOの権利を得て単純に最低限の単位で購入すれば500万円以上も儲かったわけです。

本当にすごいですね。

またIPO全銘柄の平均高騰率※を計算すると1.6倍でしたので、IPO投資すると元手の1.6倍で戻ってくることがわかります。

※平均高騰率:各銘柄の高騰率(初値/公募価格)の平均

収益力トップ3

全体では500万円以上も収益を上げることができたわけですが、個別の銘柄を見るとどうでしょうか?

収益金額が最も大きかったトップ3銘柄をご紹介したいと思います。

第三位 AWSホールディングス(東証マザーズ)
約+58万円

第二位 アトラエ(東証マザーズ)
約+73万円

第一位 グローバルウェイ(東証マザーズ)
約+110万円

100株持っただけで、この収益金額ですよ!1位のグローバルウェイに至っては100万円超えです。IPO抽選が当たった人が羨ましいです。

また収益分析で特徴的だったのが、トップ10全て東証マザーズ銘柄で占められている点です。新興市場がIPOに強いという定説が健在であることが確認できました。

高騰率トップ3

次に高騰率のトップ3を見てみたいと思います。高騰率とは初値÷公募価格で計算される指数で、収益の効率性を見ることができます。

第三位 AWSホールディングス(東証マザーズ)
約3.4倍

第二位 はてな(東証マザーズ)
約3.8倍

第一位 グローバルウェイ(東証マザーズ)
約4.7倍

1位グローバルウェイと3位のAWSホールディングスは収益分析と同様にトップ3にランクインです。唯一ランク外からはてなが入ってきました。(公募価格800円に対して初値が3,025円)

高騰絵率においても、トップ10は全て新興市場で、内訳は東証マザーズが9銘柄、JQスタンダードが1銘柄でした。

損失ワースト3

2016年IPOで公募価格割れをしてしまったのは40銘柄中8銘柄ありました。その中でもマイナス金額が大きいワースト3銘柄は以下の通りです。

ワースト三位 アカツキ(東証マザーズ)
約-1.6万円

ワースト二位 アイドママーケティングコミュニケーション(東証マザーズ)
約-2.1万円

ワースト一位 ユー・エム・シーエレクトロニクス(東証1部)
約-5.2万円

公募割れした8銘柄の市場の内訳ですが、東証1部が3銘柄、東証マザーズが4銘柄、JQスタンダードが1銘柄でした。

2016年 IPO事前評価分析

私が投稿するIPO予定表は、各銘柄に事前評価を付けています。この評価の正答率はいかほどでしょうか?

評価A銘柄

IPO数:6
勝率:100%

平均高騰率:2.9倍
平均損益:25.3万円

さすが評価A銘柄だけあって、非常に優秀な数字ですね。

評価B銘柄

IPO数:15
勝率:80%

平均高騰率:1.7倍
平均損益:19.9万円

評価B銘柄は勝率がやや下がりますが、以前高い高騰率と収益額をキープしています。

評価C銘柄

IPO数:17
勝率:70.6%

平均高騰率:1.23倍
平均損益:2.9万円

評価C銘柄は勝率70%まで下がり平均損益も3万円弱です。これを見ると評価C銘柄は一生懸命に努力するほど当選の価値がないかと思います。

評価D銘柄

IPO数:2
勝率:100%

平均高騰率:1.1倍
平均損益:0.5万円

D評価は勝率100%ではありますが、母数が2銘柄のみなので勝率はあてにならないでしょう。平均高騰率や平均損益は評価A~Dの中で最低なので、予想は当たっていると言えるでしょう。

事前評価分析のまとめ

評価D→Aになるにつれて勝率や高騰率も高くなっているので、事前評価はしっかりと当たっていることが分かりました。

評価A銘柄であれば平均損益が25万円とでっかく設けることができるため、SBI証券のチャレンジポイントは評価A銘柄にのみ使えば良いのでしょうね。


以上、本日はここまで。

IPO投資の魅力はこれまでも何度も語ってきましたが、こうやってちゃんと分析してみると、いっそうその思いが強くなりました。

グローバルウェイのようにたった100株で100万円以上の収益を上げることができる、夢のような話ですね。

まずはIPOの抽せんに当選せねば、、、。

それでは!