2017年1月4日水曜日

竹田和平|和製ウォーレンバフェットの株式投資法でスクリーニングした結果

前回の投稿では、和製ウォーレンバフェットこと竹田和平さんの株式投資手法についてご紹介しました。

竹田さんの投資法は、高配当×バリュー投資に加えて、「応援したくなる企業」という独特の感性を加えたものでした。

今回は現在の株式市場で竹田さんの株式投資手法でスクリーニングをかけると、どのような企業が投資対象として上がってくるのか検証したいと思います。

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竹田さんの株式選定基準のおさらい

スクリーニングをかける前に、まず竹田さんの株式選定基準をおさらいしましょう。

  1. PER:業界平均以下
  2. PBR:1倍以下
  3. 配当性向:30%以上
  4. 自己資本比率:50%以上
  5. 差別化、成長性、応援したくなるような事業内容

まずは2~4の基準でスクリーニングをかけ、上がってきた株式銘柄に対して1と5の条件をあてはめてみることにします。

スクリーニング第一弾

以下の条件で日本株式全体にスクリーニングをかけます。

  • PBR:1倍以下
  • 配当利回り:3%以上(配当性向の指標を取れなかったため)
  • 自己資本比率:50%以上
コード 銘柄名 市場 現在値 レーティング PER
(倍)
PBR
(倍)
配当利回り(%) 自己資本
比率(%)
1518 三井松島産業 東1 1290 5 11.82 0.54 3.1 59.48
1723 日本電技 JQ 2000 4 9.03 0.95 3.45 59.12
1833 奥村組 東1 658 4 15.21 0.91 3.8 53.73
6257 藤商事 JQ 1300 3.5 25.64 0.63 4.23 84.8
6417 SANKYO 東1 3775 3.5 29.78 0.88 3.97 84.12
8125 ワキタ 東1 975 4 11.17 0.6 3.08 77.17
8219 青山商事 東1 4070 4 18.66 0.93 4.05 58.58

スクリーニングの結果、上表の通り7銘柄が抽出されました。

どれもよさげな感じがしますが、PERを使ってスクリーニング第二弾を行います。

スクリーニング第二弾

以下の条件でスクリーニング第一弾の結果抽出された7銘柄に対してスクリーニング第二弾をかけます。

  • PER:業界平均以下
銘柄名 業種 PER
(倍)
PER
(業種平均)
業種平均
以下
三井松島産業 鉱業 11.82 10.1 ●
日本電技 建設業 9.03 19.02 ●
奥村組 建設業 15.21 19.02 ●
藤商事 機械 25.64 14.45
SANKYO 機械 29.78 14.45
ワキタ 卸売行 11.17 11.41 ●
青山商事 小売業 18.66 21.44 ●

上表の通り、合格基準となるPERの業種平均以下となったのは7銘柄中5銘柄でした。

次のスクリーニングは5銘柄だけで行います。

スクリーニング第三弾

最後の条件である「差別化、成長性、応援したくなるような事業内容」でスクリーニングをかけてみます。

まずは成長性という観点で考えてみたいと思います。

会社四季報の情報をもとに、2017年決算(予定)、及び2018年決算(予定)の売上高と経常収益を下表の通り整理してみました。

銘柄名 2017年
決算予定
2018年
決算予定
三井松島産業 減収減益
▼▼
増収増益
△△
日本電技 増収増益
△△
増収増益
△△
奥村組 増収増益
△△
増収増益
△△
ワキタ 減収減益
▼▼
増収増益
△△
青山商事 増収増益
△△
増収増益
△△

上表の通り、2期連続で増収増益が見込まれるのは5銘柄中3銘柄となります。

  • 日本電技
  • 奥村組
  • 青山商事

最後にこれらの3銘柄の事業内容から、「差別化、応援したくなる」かを判断したいと思います。

銘柄名 事業内容
(四季報より)
評価
日本電技 ビル空調計装工事の大手。工場搬送ライン用などの自動制御システムも展開。 ○
奥村組 関西系中堅ゼネコン。免震技術やトンネル施工技術に定評。堅実経営を標榜 ○
青山商事 紳士服業界首位、郊外型紳士服専門店チェーンの草分け。カジュアルやセレクトショップも展開 ○

事業内容や各社の強みを見る限り、どの会社も応援したくなるような内容で、甲乙つけがたいな~というのが正直な感想です。

どうしましょうか?

全部に投資するか、この中でも特に好きになれそうな企業に絞るか、判断すれば良いかなと思います。

一方で悩ましいのは、トランプ相場の恩恵で、日経平均株価が短期的に上がり過ぎている感じがある点です。

上がり過ぎと考えるのか、適正水準で推移していると考えるか難しいところではあります。

このように投資タイミングに迷うならば、投資資金を複数回に分けて時間の分散投資を行うのが良いかもしれません。


以上、本日はここまで。

今回は、和製ウォーレンバフェットこと竹田和平さんの株式投資手法を参考に、日本株式をスクリーニングした結果について書きました。

スクリーニングの結果、あっという間に3銘柄まで絞り込まれてしまいました。

竹田さんはさらにここから「応援したくなるか?」という点で厳選していたため、実際は「投資したい該当銘柄なし」ということもあったんでしょうね。

それでは!

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